清津峡
2024.11.01
2023.11.01
第17回 Live in 清津峡
2023.10.09
第17回 Live in 清津峡 前夜祭
2023.03.20
【ご案内】 「歌い初めライブ 2023」
2016.10.07
2016.10.06
第12回 Live in 清津峡 2016
無事に12回目を終え、ひとまわりした「Live in 清津峡」。
いろんなことのあったこの音楽会。
長かったような、短かったような12年。(土砂崩れで中断があったから13年だ)
特別の感慨があった。...
参加者の歌声を聴きながら、頭をよぎっていたのもの。
それは出演者がたったの2人、お客さんもたった4人で始めた第1回目のライブのこと。
あの頃まだお元気で硬派な歌をバリバリ歌っていた中村先生は今病に伏しているという。
40代後半でイキの良かった僕も気がつけばとうに還暦を過ぎてしまった。
足腰の衰え方はこの先あと何年清津の山道を歩けるか、ちょっと不安を感じている。
とはいえ12年目という節目を迎えられたことは本当にうれしい。
中学生だった若い衆が見事な青年に育ったことがうれしい。
彼らはこれからの「Live in 清津峡」を担ってくれるだろう。
毎回この音楽会を楽しみにし、集まる仲間たちがうれしい。
音楽を愛し、キャンプを楽しむ彼らに支えられてここまで来られたLive in 清津峡。
足腰が立つうちは通い続けなきゃな。
そんな思いを新たにした今回のLive in 清津峡だった。
ランプの灯りを頼りに歌う。周りは漆黒の闇。
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星は夜空に光るものなら
酒は情けを交わすもの...
花は野原に咲くものなら
愛する人には出会うもの
ワンカップ ワンカップ
ワンカップ大関
https://www.youtube.com/watch?v=QBIKTqVhNqw&list=PL50CkNDX0G8qTlh9oyFX1aJ-6OG4bc73E&index=4
台風や大雨による土砂崩れで再起不能と思われたキャンプ場。
1年の中断を挟んで再びみんな集まり、清津峡ライブ復活。
以来毎回歌っている「彗星」
https://www.youtube.com/watch?v=yi5o2x8EApo
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年に1度のワンタイム・バンドJACK ROEGUNS。
歌うはお約束ソング「ありのままに」。
今年は社会人1年生・空子ちゃんが特別参加。
おっさん連中の毒気の中に一輪の可憐な花が咲いた。
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2016.05.09
お前らはコミックバンドか! JACK ROUGUNGS!
https://www.youtube.com/watch?v=QKfuTnMzFe8&index=3&list=PL50CkNDX0G8qTlh9oyFX1aJ-6OG4bc73E
PCが不調で1年ほどDVDが焼けなかった。
やっと回復し、撮りためた動画を少しずつ整理しDVDに焼き始めている。
そんな中でお気に入りの1曲は「ありのままに」。(take-z:作、歌)
昨年の「第11回 Live in 清津峡」でそろい踏みしたJACK ROUGUNGSで演ったヤツだ。
楽しかったなぁ。
コミックバンドか!
と、笑われた。
でもそれはオーディエンスがノセまくってくれたがゆえに、自然に生まれたパフォーマンス。
やろうと思っても、もう同じことはできないだろうなあ。
ライブはジャスト・ワンタイム・オンリーだぜっ。
イエーイ!
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2015.05.05
清津峡 春の陣 2 静かなるひととき
キャンプ前半、清津峡には静かな時間が流れていた。
時が止まっているかのように感じることがここではしばしばある。
まさにそんな感じだった。
明るいうちからちびりちびり。
ギタをつま弾き、なれしたしんだ歌を口ずさむ。
小さな焚き火をつつきながら友とぼそぼそ語り合う。
とってもすきなひととき。
「優しい時間」とでもいうのだろうか。
何者にも代えがたいひととき。
キャンプ飯は楽しみのひとつ。
一人旅の時は簡単にさっと済ませるのが常だった。
この10年、仲間たちとともにキャンプをするようになってからはだいぶ凝るようになった。
家族できていた頃のようにいろいろ手をいれ工夫している。
とはいってもしょせん山料理の延長。たいしたものは作らない。
なにしろ清津峡は体に背負えるものしか持ってこられない。
中には大きなザックにギターをくくりつけ、肩からでかいクーラーボックスをぶら下げて来る豪の者もいるけれどね。
僕のやり方はその時居合わせた仲間たちが持ち寄った食材で何ができるか考えて作る。
自分も食材はあれこれ持っていくけれど、友の持ってきたものも遠慮なく使わせてもらっている。
できあがったものをみんなでつつきながら食べるメシがうまいのは、味そのものよりも自然の空気というスパイスが効いているためだろう。
夜の帳が降り、あたりが闇に包まれる。
空気も冷え込んでくるころ、あちこちで盛大に焚き火が始まる。
闇の中に妖しく揺れる炎は美しい。
夕飯を終え、のんびりしたあと片手に酒瓶、片手にギターを持ち管理棟の前テーブルにふらふらと遊びに行く。
まるで蝶や蛾が灯りに集まるように、テーブルに揺れるランプの灯りに集まっていく。
飲みながら、歌いながら、しゃべりながら始まる宴。
30年前から変わらぬ光景。
それ以前から管理棟前の宴はお約束だった。
先代管理人・清津の仙人は時々毒舌を吐きながらみんなのおしゃべりを見守っていた。
この宴にギターや歌を持ち込んだのは僕だった。
仙人のクラシックギターを借りて歌ったのが最初だった。
最初はお客さんのおしゃべりの合間に歌うという感じだった。
何年か経ち、歌の集いのように変わりそれが「丑三つライブ」につながっていった。
テーブルを囲むキャンプ客だけではなく、闇の中のテントやバンガローからリクエストの声がかかるようになり、すっかり定着した。
仙人が亡くなり、息子のアキラッチが跡を継いでからも「丑三つライブ」は続いた。
この「丑三つライブ」がやがて「Live in 清津峡」につながり、現在のように音楽キャンプのようになっていく。それについてはまたの機会に。
キャンプ場の朝はすがすがしい。
ちょっとひんやりした空気。
木々の間を朝の光が差し込む。
僕の好きな時間だ。
今日はにぎやかな仲間たちが集まってくるはずだ。
ドンチャン騒ぎの前のひと時の静寂はいいもんだ。
静かなるひとときに身をまかせたキャンプ前半だった。
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清津峡 2015年 春の陣 変わり果てた景色
第2東名高速の予備工事が始まった。
清津峡キャンプ場への降り口に立ち、あまりの変貌ぶりに息をのむ。
山の斜面にやぐらが組まれ、その上にそびえ立つ重機。
ゴールデンウィークのため作業はしてはいなかった。
でも普段の道路工事の様子は容易に想像できる。
これから高速本道のトンネルを掘るための予備道路が作られ、5年後には第2東名のトンネルは完成する予定とか。
降り口からは鉄パイプで仮設階段が組まれ谷に向かってのびている。
かなりの急傾斜で、幅も人一人が通れる程度しかない。
不安定な山の斜面に急設された階段ゆえ、一段降りるたびにきしんだ音をたてながら揺れる。
荷物、ましてギターを持って階段を下りていくことに不安を感じながら数十メートルを降り立った。
見上げる。
あまりの無残な姿に声も出ない。
山の斜面に群生していた木々はすっかり切り刈り取られ、丸裸になっていた。
なにもここまでしなくたって…。
怒りともあきらめともつかぬイヤぁな気持ちになる。
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「緑のタイムトンネル」
僕たちはここをそう呼んでいた。
木々が群生し、鬱蒼と生い茂った山の斜面につけられた踏み跡が谷底のキャンプ場まで続いていた。
踏み跡道はまるでトンネルのようだった。
僕たちは日常のあれこれを背負いながらこの「緑のタイムトンネル」を下った。
うさや憂いや煩わしさをひとつひとつぬぐいさり、脱ぎ捨てながらキャンプ場に降り立った。
ガスも電気も何もない清津峡キャンプ場で数日を過ごす。
ゆったり流れる時間に身をゆだねつつ。
戻り道、再び「緑のタイムトンネル」を喘ぎながら登る。
一歩登るたびに、日常の暮らしへの新たな覚悟を刻みこむ。
「緑のタイムトンネル」は日常と非日常をつなぐ、大切な時間・空間だった。
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「緑のタイムトンネル」は数年前のたびかさなる大雨と台風で一度は失われた。
キャンプ場管理人・アキアラッチの(そして清津峡ファンの切なる願いと応援で)気の遠くなるような復旧作業が続けられ、再び道はつながった。
「緑のタイムトンネル」は失われたが、木々の成長とともにいずれは新たなトンネルは徐々にできていくはずだった。
僕はトンネルが再びかたちづくられるまで、体力、気力を維持しながら清津峡に通い続ける覚悟を固めていた。
第2東名の工事が近いことは知っていたが、工事が終われば「タイムトンネル」は10年先くらいには復活するだろうと願っていた。
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鉄パイプの階段を下り切り、ふりかえり、見上げる。
丸裸にされた斜面とその上にそびえるやぐらとクレーン車。
まるで旧約聖書の中にある「バベルの塔」のように思えてならなかった。
人は己の力を過信・盲信し、神を超えようと巨大な「バベルの塔」の建設を始める。
神は空高く伸びていく塔に雨、風、雷をもってその全てを破壊しつくした。
この話が僕にはとても暗示的に思えてならない。
再び長雨や台風が直撃した時、丸裸にされた山の斜面は持ちこたえることができるのだろうか。
数年前の土砂崩れも破壊的だったが、生い茂る木々のおかげで土砂崩れはキャンプ場の上でかろうじて止まった。
丸裸にされた斜面が崩れた時どんなことになるのか。
杞憂で終わることを祈るばかりだ。
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僕が清津峡に通える残された時間。
それはけっして長くはない。
第2東名の完成は5年後だそうだ。
高速道路は山の中のトンネルを走るそうだが、今建設が始まったトンネル掘りの工事用道路はそのまま放置されるだろう。
樹木が育つのに10年。
「緑のタイムトンネル」が部分的せよ復活するのにさらに10年。
合わせて20年!
その頃僕は80歳を超えている。
はたして生きているかどうかもあやしい。
よしんば生きていたとして山道を昇り降りする体力、筋力、気力が残っているかどうか。
暗澹たる気分になる。
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それでも清津峡キャンプ場は健在。
それが救い。
清津峡キャンプ場はこの30年の僕の足跡の中で欠くことのできぬ大切なもだった。そのことを今ほど強く感じたことはなかった。
60歳を過ぎた今、1回1回の清津峡通いがとてもとても貴重なものに思える。
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2014.10.17
今週末は「第10回 Live in 清津峡」
台風直撃のため2週間延期されたけれど、今年もなんとか開催できそうです。
そして今回は記念すべき10年目の「Live in 清津峡」
最初は出演者2人、オーデイェンス数人で始まった音楽会でした。
年を重ねるごとにだんだん盛大になりました。
ありがたいことです。
1回目のライブの様子
この音楽会のいいところがいくつかあります。
まず自然とたわむれながら音楽を楽しむことができること。
生身の体と生の楽器音って案外強力なもんです。
広いキャンプ場のどこにても声や音は届けられるんですから。
次に出演者はプロミュージシャンやベテランも初心者も、子供でも同じステージに立てること。
音楽は上手いとか下手とかということだけではないと感じさせてくれます。
「音を楽しむ」という音楽の原点を感じられることが最大のいいところかもしれません。
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10年目を迎える「Live in 清津峡」を前にしてふと昔を思い出していました。
2004年夏。
「第1回 Live in 清津峡」が開催される前年の夏、僕はこんな文章を書いていました。
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ゆったりした時間を過ごし、夜のとばりがおりるころ
管理棟前のテーブルをステージにしてギターを弾き始める。
たきびの灯りとランプがスポットライトのアコースティックライブだ。
徐々にテーブルのまわりに人が集まり始める。
お客さんはその時来ていた人たち。
(時々鹿やムササビも参加する)
前宣伝は一切なし。
酒を酌み交わしながらのライブ。
構成も選曲もへったくれもない。
なりゆきまかせ、風まかせ。
時に飛び入りがあったり、一緒に歌うということもある。佳境にはっいてくるとあっちのテント、こっちのバンガローからリクエストが飛び交う。
何しろ暗い。闇に向って歌うようなものだ。
でも闇の中からしっかり反応が返ってくる。ライブは深夜まで続く。
体力が尽きる頃集まってくれた人も徐々に自分のねぐらへ戻り始め、
たき火の火が消えるようにライブも終わる。http://martinkoike.cocolog-nifty.com/blog/2004/08/post_7.html
(全文はこちらをクリックしてくださいな)
それまではこんなミニライブを(ミニといっても数時間に及んでいましたが)10年くらいやっていました。
「ウシミツライブ」と称してね。
今では管理棟前に集まって演奏することはごく普通の光景。
この音楽会を続けてきて一番嬉しいことはもしかしたらそういうことかもしれません。
一人で歌うことの満足感と孤独感。
たくさんの人達と時間を分け合って歌うことの欲求不満と連帯感。
どちらがいいかといったら迷わず後者を選びます。
それもいきなりこうなったわけではなく、少しずつ積み上がってきたからこそ価値があるんだろうなと思う次第です。
「一人の百歩より、百人の一歩」というわけです。
みんなで一歩ずつ歩みを重ねてきた10年という時の重さを感じます。
「第10回 Live in 清津峡」を
単に音楽が好きで好きでたまらなかったガキの頃に戻って満喫しようと思います。
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より以前の記事一覧
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- 9度目の秋 「Live in 清津峡 2013」 2013.10.10
- 第9回 Live in 清津峡 2013 前夜祭 2013.10.08
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- とぎれた糸がつながった 「第8回 Live in 清津峡」 2012.10.10
- まちにまったこの日がやってきた 2012.10.06
- 樅の木はたおれた 台風の爪跡が痛々しい清津峡キャンプ場 2011.09.28
- 【緊急のお知らせ】 今年の「Live in 清津峡」を中止させていただきます 2011.09.22
- 【シリーズ・清津峡メモ】 Live in 清津峡 2010.10.07
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- 【シリーズ・清津峡メモ】 縁の下の力持ち 2010.10.07
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- 清津峡 2009夏 「タイムトンネル」 2009.08.17
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- 清津峡 ウシミツライブ 2008.08.20
- 新緑の清津峡 響くブルーリッジギター 2008.05.07
- 第4回 Live in 清津峡 2007.10.08
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- 清津峡 2006 夏 ライブ・アンダー・ザ・ランプ 2006.08.16
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- 第2回 Live in 清津峡 2005.10.05
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- 虫の声の中 「Live in 清津峡」前夜祭 2005.10.03
- ★訂正★ Live In 清津峡 日程 2005.09.14
- お知らせ 「第2回 Live In 清津峡」 2005.09.12
- 今年の夏は一人旅 清津峡キャンプ 2005.08.17
- 清津峡コンサート フォトアルバム 2004.10.28
- 第1回 清津峡コンサート 2004.10.18
- たき火をかこんでコンサート 2004.10.17
- 清津峡ミニライブ 2004.08.14
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