映画・テレビ

2017.01.14

レッドサン

「レッドサン」

映画館で観たのは45年ほど大昔。
高校2年生の時だった。

その時はブロンソンの渋さと、三船のカッコ良さにしびれた。
利害の違う二人。
生き方の違う二人が対立をはらみながら協力しあう。
やがて互いを認めあい、生じる友情めいた感情。
しびれた。

あらためて見直し当時は分からなかったものが見えてくる。

忠義のために生きる武士もいずれその生き場所を失っていく。
己の力のみを頼りに生きるガンマンもいずれ・・・

滅びゆくものへの哀隣の情と美学。
「レッドサン」の底流にはそんなものが流れているような気がする。

高校生の僕はうまく言い表せなかったが、「滅びゆくものへの美学」に感じるものがあったんだと思う。

今あらためてそう思う。

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2012.01.20

【メモ】 NHKドラマ 「とんび」

録画しておいたドラマを観る。
前後編合わせて4時間。
見がいのあるドラマだった。

幼い頃父親に捨てられた男が家庭を持ち、子をなす。
昭和36年のことだ。
時は高度経済成長が始まり、所得倍増計画が喧伝された頃。
広島の港町が舞台。

父の姿を知らぬ男はとまいどいながらも、全身全霊で家族を愛し守る。
ところがその子が3歳の時事故で母親を死なせてしまう。

ここから父子の物語が始まる。

母のない家庭の中で様々な問題に直面しながら、子供は成長していく。
そこには父親との葛藤があり、周囲の人たちの救いがある。

やがて東京に出て行く息子。
万感の思いで見送る父。

10年後、花嫁を連れて帰ってきた息子。
相手は再婚の子持ち。
父に一緒に東京で暮らすように説得する息子。


ワシは東京へは行かん。
ワシがこの町におらんと、おまえらが逃げてくる場所がなかろうが。
人間はケツまくって逃げる場所がないといかんのよ。
つらいことがあったら思い出せ。
最後の最後に帰れる場所があれば、元気も出るじゃろ。
錦を飾らんでもいい。
立派な人間にならんでもいい。
帰れる場所、ここがおまえらの故郷じゃ。

【主題歌】 

箒川を渡って

太陽は昇り オレは出番を待ってる
くだらない悪口を言いながら
箒川を渡って 知らない街へ行くんだ
心をあの場所に残したまま
箒川を渡って もう一度夢を見にいくよ
オレ
によく似た顔を思いながら


この手の話に弱い。

「北の国から」で故郷を後に東京へ出て行く純。見送る五郎。
あのシーンとかぶる。

そして自分が故郷を出てきた時のシーンと重なる。

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2009.01.18

1秒で人は変われる 映画 「107+1 天国はつくるもの」

お笑い芸人だった軌保博光氏が監督を務めたドキュメンタリー映画を観てきた

軌保博光氏のことはまったく知らなかった

彼がなぜ「てんつくマン」と名乗っているかも当然知らない

映画を観るまで、まったく何もわからない状態だった

すべては やるか やらないか  
あきらめるか あきらめないか

このキャッチになにかひっかるものがあったのみだった

映画はてんつくマンこと軌保氏が数人の若者たちと何かを変えようとして沖縄に渡るところから始まる

楽園・沖縄はけっして美しいだけの島ではなかった

街中に捨てられたゴミ

山中に不法投棄された粗大ゴミの山

てんつくマンたち若者はこれらの現実に直面する

自ら行動にうつすことで住民にもゴミ拾いに参加するよう呼びかけ始める

「ゴミレンジャー」のコスチュームに身をつつみ、まず子供たちに訴える

子供たちが変われば、母親も変わると考えてのことだ

さらには役所とかけあい、山中に捨てられた大量の粗大ゴミを片付けようとする

しかし、なかなかことは思うように進まない

不法投棄されたゴミの山を回収しても、それを処理する能力が追いつかない

役所としては「ありがた迷惑」な話なのだ

しかし、彼らの熱意がやがて住民や役所にも伝わりひとつの流れになっていく

てんつくマンたちは同時進行で別の行動も起こしていた

貧困にあえぐアフガニスタンのキャンプ村に暮らす子供たちに手編みのマフラーを送ろうという計画だ

ごく普通の女の子が責任者になり、「虹のマフラー」づくりを呼びかける

最初はまったく相手にされなかった

しかし、粘り強く呼びかけを続けていく中で少しずつマフラーを編む人が増えていく

1メートルほどの虹色のマフラーをつなげ、やがて何百メートルもの長さになる

まさに日本とアフガンとの虹の架け橋だ

てんつくマンはこのマフラーをアフガニスタンのキャンプ村に届けた

しかし、生活苦にあえぐ彼らに善意は届かない

手作りマフラーにこめられた「思い」よりも、「モノ」を求める彼らはマフラーを奪い合うことになる

てんつくマンの必死の説明、必死の説得で自体は収集し、最後はマフラーとともに「思い」も届けられ…

てんつくマンと若者たちはこういう経験を通して、
自らの身体を使い行動に移すことが少しずつ何かを変えていくことにつながると確信していく

それにはまず自分を変えなければならない

そう思った彼らは沖縄から鹿児島まで500キロを
手漕ぎの舟で渡る計画を立てる

もちろんまったくの素人

あるのは気持ちと若い肉体だけ

教えを請い、協力を求められた沖縄のその道のプロたちは首をかしげた

しかし海について学び、身体を鍛え、壊れかけた船を修復し、さらにはボートのレースで好成績を残した若者たちの熱意に少しずつその気になっていく

周囲の本気の協力やサポートを得、この計画は現実のものになった

20人ほどの若者たちはひたすらこぎ続ける

島から島へ漕ぎ渡り、何日もかけて海を渡っていく

当然さまざまなトラブルとも直面する

最大のトラブルは「海を甘く見た」ことによる人為的ミス

それは自分たちの甘さでもあった

そんな状態ではこれ以上の協力はできないと言い放つその道のプロ

厳しい現実に自問自答する若者たち

そしてやがて意を固める

自分を変えるしかない

1秒あれば自分を変えられる

気持ちもあらたにふたたび鹿児島をめざす舟

ひたすらこぎ続ける若者たち

やがて遠くにゴールの鹿児島の浜辺が見えてくる

てんつくマンと若者たちの挑戦は今も続いている

一人ひとりの若者たちが、沖縄で小さな挑戦をはじめ、やがてそれはアフガニスタンや他の地域にも広がっている

彼らの自分を変えようとする思いはやがて周囲を巻き込み

小さな挑戦はすこしずつその輪を広げ、今では世界規模にまでなっているようだ

2時間半に及ぶ長い映画だった

てんつくマンと若者たちの数年間の活動の断面を切り取ったドキュメンタリー

僕は彼らの活動が実を結びつつあることよりも、「夢」を追いかけてあきらめない彼らの姿勢にこそ価値があると感じていた

たぶん、ドキュメンタリーには表れない挫折や失敗はたくさんあったと思う

心が折れ「夢」をあきらめかけたこともあったと思う

それでもそのたびにふたたび挑戦し続けているのだと思う

「夢」をあきらめない人間になりたい

人間は1秒で変われる

良くも悪くも

この1秒を大切にすることが「夢」をあきらめない極意のような気がする

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2009.01.15

観にいきませんか? 映画「107+1~天国はつくるもの」

Img_2

1月18日(日) 越谷中央市民会館

①開場  9:30  上映 10:00
②開場 13:30  上映 14:00

入場料 当日 1200円  前売り 1000円




てんつくマン(軌保博光あらため)監督のドキュメンタリー映画です

芸人からスタートした監督が描いた

「天国をつくろうとしたド素人たちの真実の物語」


正直言って映画の内容はまったく分かりません

でも既成のレールに乗らずに、生きるという「心意気」の匂いを感じています


 「すべてはやるか やらないか  あきらめるか あきらめないか」

このキャッチにそそられます


ちょっとしたつながりからこの映画に誘われました
せっかくですから、皆さんもご一緒しませんか?

おもしろいかどうか
感じるものがあるかどうか

それは見てみなければ分かりません

でも、僕の直感は

 これは見たほうがいいぜ

そう、自分にささやいています


もし、ご一緒される方がいらっしゃいましたら
コメントをお願いいたします

今なら前売りチケットが手配できます



⇒てんつくマン

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2008.08.10

解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI

解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI


NHKで放映したこの番組を観て、激しく心が揺れている

長崎に落とされた原爆の「効果」を記録する任務をおびたカメラマン

原爆の現実をまのあたりにして、彼は軍規を破ってプライベートで子供たちの写真を撮影した

その数、三十枚

そのうちの一枚があまりに衝撃的だった


首の折れ曲がった幼い弟を背負い、唇を噛み締めて焼き場の順番を待つ少年

唇には血がにじんでいた

カメラマンの名はジョー・オダネル
昨年85歳で白血病(!)のため亡くなったそうだ

軍人であると同時に、一人の人間として原爆の過ちを実感し、さいなまれてきたオダネルさん
それでも、アメリカの国民感情=ナショナリズムの前に何十年もの間、写真を封印し沈黙を守ってきた

20年前にその封印を解いて世に原爆投下の過ちを解いてきたオダネルさんの半生もまた感嘆に値する



でも、心が激しくゆすぶられたのはそのこと以上に、この1枚の写真だ


今から34年前の今日
二十歳の僕は広島を経由して、長崎の地に立っていた

浦上天主堂の前に立ちここから500メートルのところに投下された原爆のことを思っていた

二十歳の若い正義感はアメリカの罪を思うと同時に、日本の中国大陸でやってきたことの罪を思っていた



幼い弟のなきがらを背負った少年がその後生き延びりことができたのかどうかは分からない

1枚の写真が、戦争によって多くの命を奪ってきたにとどまらず、生まれてくるはずだった命すら闇に葬ってきたってことを思わずにはいられない




僕の父は人間魚雷「回天」の訓練兵だったという
海の特攻隊員だ
当時の戦局からして訓練兵であったとしても出撃命令は容赦なく下ったはずだ

もしも、もしも
8月15日に戦争が終わっていなければ、僕は今ここにいなかったかもしれない

父はジョー・オダネルとほとんど同年だ




日中戦争のさなか青島(チンタオ)で父の兄は戦死した
(彼のことを僕たちは兵隊おじちゃんと呼んでいる)
もし、頭に銃撃を受けなければ函館に残してきた恋人との間に子供が生まれていたかもしれない
僕にイトコがまだいたかもしれない

(この恋人は兵隊おじちゃんに操を立てたのか、生涯独身で生き抜いた。僕の手元にはおじの戦死後、僕の父と彼女との間で交わされたたくさんの手紙が残っている)


同じように、生まれてくるはずの命がどれだけ日の陽を見ることができなかったことか




今書いてることがすべて「タラレバ」だってことは充分承知している

それでもなお、あの1枚の写真が目の中に焼きついて離れない
そしてまた、無意味な「タラレバ」をくりかえさずにはいられない




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2007.04.27

ロッキー・ザ・ファイナル その2

はい!
みなさん、おまたせしました

ロッキー・ザ・ファイナル

コンピュータゲームで現役世界チャンピオンと、
還暦を前にした元チャンプ、ロッキーが対戦して
ロッキーが勝ってしまうところまでお話しましたよね

それがまあ、みなさん
これが、全米中で大反響を呼びましたね

往年のチャンピオン、ロッキーはアメリカ国民に愛されていたんですね

ところが、現役チャンピオンは強すぎて挑戦者も寄り付かない
あまりの強さに、国民にはかえって反感をかってるんです
そりゃそうですよね
秒殺が売りのチャンピオンですから、あっという間に試合を終わらせてしまいます
観客からすると、面白くないってワケです

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ロッキー!!ザ・ファイル

はいっ!
みなさんこんにちは
ロッキーのおそらくは最終版を観てきました

ロッキーといえばイタリア系のアメリカ人が、自分の拳でのし上がり…
まあ、なんと二度にわたって世界チャンピオンにのぼりつめる…
典型的なアメリカンドリームでしたよね

あれから30年の月日が流れロッキーはどうしてるんでしょうね

はい
ロッキーは小さなレストランを経営してましたね
そこでお客さんに請われるままにチャンピオンだった頃の試合の話をしながら暮らしてました

エイドリアンは?
彼女はもうナくなってましたね
ロッキーはエイドリアンの思い出と一緒にほそぼそ暮らしてました

息子は?
まあ、あの可愛らしかったロバートも立派に成長してビジネスマンの卵になってました
でも可哀想に彼はあまりに偉大なお父さんと較べられて、いつも苦しんでますね

エイドリアンのお兄さんは?
すっかり年をとりましたね
倉庫の管理人に雇われ細々暮らしてました

ロッキーファミリーはみな幸せとはいえない暮らしでしたね
現状を受け入れながらも、内心満たされない思いを抱えて暮らしていました

そんな時おかしなゲームがテレビで放送されましたね

あまりに強すぎて挑戦者もいないヘビー級チャンピオンと、
昔の英雄ロッキーが戦うコンピューターゲームですね
そしてまあなんとロッキーが勝ってしまうんですね

ハイ、みなさん
続きはまた後で
楽しみにお待ちくださいね
それではひとまず
さよなら、さよなら、
さよなら…

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2007.03.08

はまってます「華麗なる一族」

今週に入り毎晩「華麗なる一族」を観ています
毎日二話ずつ

一月から始まった連ドラをパソコンに撮りためてあったヤツ
一月二月は毎日曜日はコンサートの練習だったんで観れなかったんです
コンサートも終わり、やっと次に進める心境になったんで…
手始めに華麗なる一族でも観るべか
なんて軽い気持ちでね

ところが、これがはまった!

さすが山崎豊子先生
銀行の頭取一族のおどろおどろしさを舞台にして、親子の確執を描いてますね

それにしても木村拓也ていいですね演技が自然で嘘くささを感じさせない
多分主人公哲平をよく理解し、なりきってるんでしょうね

武士の一分でもそうでしたが
キムタクが役者としてここまで化けるとは思いませんでした

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2006.12.22

終わっちゃった… ドクター・コトー診療所

魂を揺さぶられる感動ってんではないけど

心にしみいるいいドラマでしたね

出演者一人一人がはまり役でしたよね

ほかの誰にも換えがきかない配役だったと思います

というか、それぞれの役者がドラマの進行と共に配役に投影され、育っていった印象でした

もちろん役者さんの努力なんでしょうけど

ドラマを観ている側も自分の心の中で育てていったんだと思いますよ

いいドラマってそういうところがあるような気がします

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2006.11.29

遥かなる約束  「ひまわり」と「A Long And Winding Road」

全編に流れる「ひまわり」のテーマソング
このメロディにこれほど胸をしめつけらるとは思いもしませんでした

「遥かなる約束」とソフィア・ローレンの「ひまわり」が重なってしまい・・・

時も同じ、第二次世界大戦
舞台も同じ、同盟国のイタリアとロシア(旧ソ連)
愛し合う男と女を引き裂く戦争。
長い間会うことすらできず、時を費やす二人
そして再会・・・

ともに、戦争に翻弄される男と女の壮絶かつ壮大な人生ドラマです

ひまわりのテーマが主人公のヤサブロウと久子そしてクラウディアの関係を暗示しているように感じました

   (ストーリーは公式サイトをご覧ください)

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