函館
2021.11.03
2021.11.02
函館帰省 写真日記 その3【函館寸景】
函館帰省 写真日記 その2 【墓参り】
両親は函館旭ヶ丘の家の共同墓地に眠っています。
旭ヶ丘の家は長年母がお世話になったカトリック系の老人施設。
母がまだ元気なうちは有料老人ホームに入居していました。
その後介護度が上がり特別養護老人ホームに移りました。
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この間に札幌のカトリック月寒教会に葬られていた父の遺骨を旭ヶ丘の家に移動しました。
母が亡くなったら父と一緒に旭ヶ丘の家に葬ってほしいとの強い希望があったためです。
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コロナが蔓延し、内地から北海道へ長く行くことができませんでした。
そのため母の三回忌もできずにいました。
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コロナは少しずつ快方に向かいつつあるこのタイミングで思い切って帰函することに。
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2021.08.09
Martin古池の歌謡ショー 夏の陣 for 旭が丘の家 動画収録
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函館の特養・旭が丘の家で長年やってきた「Martin古池の歌謡ショー」が途絶えて早3年になる。
入居していた母が亡くなりばたばたするうちに1年がたち、コロナ騒動が始まった。
施設はコロナ対策で現在にいたるまで外部との接触を制限している。
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昨年末、入居者の皆さんへのクリスマスプレゼントと動画収録した。旭が丘の家では大型ディスプレイに写し出し、入居者の皆さんに楽しんでいただいたとのことだった。
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半年ぶりに「夏の陣」をおーるどタイムで収録した。
今回はテーマを二つもうけることにした。
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ひとつは「夏の歌」アラカルト。
昭和30~40年代にヒットしたおなじみの歌謡曲を数曲。
それに加えて唱歌をふたつ(「浜辺の歌」、「椰子の実」)
この夏の歌シリーズは玲子さんと宮川さんにハンマーダルシマーでご協力いただいた。
新発見があった。
「恋の季節」のイントロパートやハーモニーパートを宮川さんにハンマーダルシマーでつけてもらった。これがイイ!
童謡・唱歌はもちろんだが、昭和の流行歌ともハンマーダルシマーの親和性が高い。
今後コラボレーションの機会が増えそうだ。
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もうひとつのテーマは「三橋美智也 選集」。
昭和30年代前半は「三橋に始まり三橋に終わる」と言われた時代。
特養の入居者の皆さんにとっては青春時代や子育て時代の流行歌だ。
僕にとっては幼少期のころ。ラジオから流れる三橋美智也を聞くともなく聞いていた。
加えて三橋美智也は函館とは馴染みが深い。隣街の上磯町(現・北斗市)出身で函館にも暮らしていたそうだ。
歌謡ショー後半は文字通り「三橋に始まり三橋に終わる」をトレースした。
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ご老人たちの表情が見えず、リアクションのない中での演奏はやはり難しかった。
それでも前回のクリスマスプレゼント収録よりは肩の力が入らずにやれたような気がする。
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先ほど旭が丘の家の担当・ルカさんに電話をした。
函館市内でもコロナの感染者が増え気味だそうだ。
施設内でご老人たちに直接歌えるのはまだまだ先になるようだ。
それまでは動画収録版の「Martin古池の歌謡ショー」を時折お届けするしかないな。
今度会える日まで皆さん元気でいて欲しい。そう祈るばかりだ。
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動画:「Martin古池の歌謡ショー 夏の陣 2021」For 旭が丘の家
https://youtu.be/SxIfC4dOyJE
2021.07.07
今宵はたなばたさん
今年もあいにくの曇り空。
織り姫さんと彦星さんは雲の向こうで逢瀬を楽しんでるんだろうね。
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函館に古くから伝わる風習
「ろうそくもらい」
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七夕の夕暮れ時、子供たちは浴衣に三尺をしめ、
手に手にちょうちんや手製のカンテラを提げて練り歩く。
徐々に暗くなりあたりは闇の世界に変わっていく。
ろうそくの明かりがぼんやりと浮かび上がる。
子供たちは一軒ごとに玄関先で代々歌い継がれてきた歌を口にする
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たけぇにたんざく
たなばたまつり
おおいはいやよ(大いに祝おう)
ろうそく一本ちょうだいな
くれなきゃかっちゃぐぞ!
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家の中からオバサンが出てきてろうそくを配ってくれる。
子供の一団は次の家の玄関先に立ち、同じことをくりかえす。
認められた数少ない「夜遊び」に、子供たちはわくわくドキドキする。
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「たなばたさん」の妖しげなこの体験、
いくつになっても消えることなく心に残っている。
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最近は事情が大分変わり、ろうそくではなくお菓子が配られるようになった。
保護者同伴があたりまえになり子供たちだけの「妖しげな体験」という感じではない。
60年前の子供としては少々淋しいのが正直な気持ち。
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でも、たなばたさんのこの風習が今でも大切に残されていることはうれしい。
そしてこの先もずっと残していって欲しいと願うばかりだ。
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2004年に投稿した函館の七夕さんの思い出
2021.02.02
北国の人情
【北国の人情】
もう7年も前の話。
雪の函館の市電の中で目にした光景が忘れられない。
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市場に向かう電車の中で。
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外は大雪。
乗り込んできたじいさん。
頭から肩から雪がつもって真っ白。
軽くほろって三人がけの椅子の真ん中に座る。
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隣に座ってた婆さんがすかさず、肩に残ってた雪をほろってやる。
それを見た右となりの女子高生が婆さんを真似て反対の肩をほろってやる。
おずおずと。
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悪いねと礼をいうじいさん。
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むろん三人は知らないもの同士。
この町にはこういう人情がまだまだ残っている。
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婆さんの長靴には滑り止めに縄が巻かれていた。
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【いとこの故・エンタとのやりとり】
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この投稿を巡ってエンタとのやりとりを残します。
この1年後の2月23日。
古池エンタ幸介は星になりました。
もうすでに体調もおもわしくなく、帰りたくとも函館には帰れない状態でした。それを思うと胸が痛みます。
文字通り「僕の星まで」行ってしまったエンタに捧げます。
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コイケ エンタ
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いつ頃からだろう?
函館へ帰って何日か過ごして、余韻を持ったまま東京へ戻り自宅へ帰る途中、
山手線に乗り換える時等にホームや電車内で「物凄い違和感!」を持つようになったのは。
「うわっ!人間が全然違う!」「なんだこのピリピリした居心地の悪さは?」なんてね。
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でも自分の居場所はここなんだよな~。ここで頑張るしか無いんだよね~と自宅の在る高円寺へ。(この街は少しだけヌルい!)
東京でも多少の人情みたいなものと出くわした過去の記憶は有るし、今もそれは皆無じゃないけど、
北海道のそれと比べてみると、やっぱり当たり前と濃さが違う。
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なんであんなにも人と人の間の垣根が無いんだろう?(← 善し悪しは付きまとうけど)都会に居ると、時代が流れたのか?
はたまた自分が変わったのか?
と廻ります。
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古池 雅彦
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エンちゃん。その感じ、わかるなぁ。
もちろん函館の人にだってへなまずるいのや、どうもこうもなんないのがいるはずだけどね。
全般に受ける印象はなんともいえぬあったかさだよね。
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若い頃、それが重たくて逃げるように東京に来たってのもあるんだけど、今となるとやっぱりイイね。イェーイ!
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コイケ エンタ
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今では「たまに帰るだけのヨソ者」になっちゃって、自分にとてはふる里でも、実際は旅行者(やって来て帰っていく人)みたいな、(自分の普段・日常には)無いものねだりな視点になっちゃうからね~。
そこでずっと暮らして居る人は、こじれちゃってると凄いのも解ったうえでの話しだよね。
...まぁ、それはともかく。親不孝息子としては、今はメチャクチャに帰りたい気分!
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古池 雅彦
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「ヨソモンのブルース」って歌、昔つくりました。
故郷であって暮らしの場ではない。おいらここではヨソモンさ。みたいな歌。
親不孝息子って点では人後に落ちない僕です。
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故郷を半分捨てるような気持ちで飛び出して…。
過去とのつながりを意識的に断ち切った時代もありました。
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だからこそなおさら今、函館が大切で…。
より以前の記事一覧
- 旭が丘の家 無観客ビデオライブの上映会 2020.12.23
- 洗濯ばば 2020.10.12
- 「いが、いがぁ~」 2020.10.12
- カトリック元町教会の鐘声 2020.10.12
- 秋 函館 元町 2020.10.12
- 【函館氷(五稜郭氷)】 2020.08.10
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