函館
2024.11.01
「ライブ 函館夜会」の準備をしていてふと思い出した「函館ステップ」という歌。
子供の頃良く耳にしたメロディ。
「青い海 函館の~」のメロディは身体にすり込まれている。
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調べてみたら作詞は高橋掬太郎。作曲は飯田三郎。そして歌は瀬川伸。
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高橋掬太郎は根室出身。函館日日新聞の記者時代に「酒は涙か溜息か」で作詞家デビューしている。
飯田三郎も根室出身の音楽家。根室商業学校の先輩高橋掬太郎と組んで「ここに幸あれ」(大津美子)などをヒットさせている。
このコンビで書いたのが「函館ステップ」。
歌の瀬川伸は函館蓬莱町出身の歌手。そして瀬川瑛子の父親。
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昭和38年の作品とのこと。
軍歌調の曲調なのでもっと古い歌かと思っていた。
昭和38年というと右肩上がりの高度経済成長時代。
翌39年は東京オリンピックの年だ。
歌詞の中に景気の良かった時代が織り込まれている。
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行こうか大門 もどろうか銀座
まねくネオンの 赤と青
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函館の繁華街が大門に移ったとはいえ、いまだに今でいう西部地区の宝莱町から十字街あたりを銀座通りと称して大して賑わっていた。
歴史ある繁華街の銀座から新興繁華街の大門に千鳥足で遠征する酔客が浮かんでくる。(多分僕の父親世代のサラリーマンだろう)
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「ライブ・函館夜会」では歌わないが、翌週の函館「旭が丘の家コンサート」では歌ってみようかと思う。
実は5年ほど前に特養入居者の方から「函館ステップ」のリクエストを受けていた。
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「とにかくこの歌が好きで好きでたまんないのさ」
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とのことだった。
僕の母親の幼なじみと言うことなので御年98歳くらい。
お元気でいられるといいのだが。
https://youtu.be/Q1ltzy15VB4
2021.11.03
2021.11.02
函館帰省 写真日記 その3【函館寸景】
函館帰省 写真日記 その2 【墓参り】
両親は函館旭ヶ丘の家の共同墓地に眠っています。
旭ヶ丘の家は長年母がお世話になったカトリック系の老人施設。
母がまだ元気なうちは有料老人ホームに入居していました。
その後介護度が上がり特別養護老人ホームに移りました。
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この間に札幌のカトリック月寒教会に葬られていた父の遺骨を旭ヶ丘の家に移動しました。
母が亡くなったら父と一緒に旭ヶ丘の家に葬ってほしいとの強い希望があったためです。
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コロナが蔓延し、内地から北海道へ長く行くことができませんでした。
そのため母の三回忌もできずにいました。
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コロナは少しずつ快方に向かいつつあるこのタイミングで思い切って帰函することに。
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2021.08.09
Martin古池の歌謡ショー 夏の陣 for 旭が丘の家 動画収録
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函館の特養・旭が丘の家で長年やってきた「Martin古池の歌謡ショー」が途絶えて早3年になる。
入居していた母が亡くなりばたばたするうちに1年がたち、コロナ騒動が始まった。
施設はコロナ対策で現在にいたるまで外部との接触を制限している。
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昨年末、入居者の皆さんへのクリスマスプレゼントと動画収録した。旭が丘の家では大型ディスプレイに写し出し、入居者の皆さんに楽しんでいただいたとのことだった。
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半年ぶりに「夏の陣」をおーるどタイムで収録した。
今回はテーマを二つもうけることにした。
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ひとつは「夏の歌」アラカルト。
昭和30~40年代にヒットしたおなじみの歌謡曲を数曲。
それに加えて唱歌をふたつ(「浜辺の歌」、「椰子の実」)
この夏の歌シリーズは玲子さんと宮川さんにハンマーダルシマーでご協力いただいた。
新発見があった。
「恋の季節」のイントロパートやハーモニーパートを宮川さんにハンマーダルシマーでつけてもらった。これがイイ!
童謡・唱歌はもちろんだが、昭和の流行歌ともハンマーダルシマーの親和性が高い。
今後コラボレーションの機会が増えそうだ。
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もうひとつのテーマは「三橋美智也 選集」。
昭和30年代前半は「三橋に始まり三橋に終わる」と言われた時代。
特養の入居者の皆さんにとっては青春時代や子育て時代の流行歌だ。
僕にとっては幼少期のころ。ラジオから流れる三橋美智也を聞くともなく聞いていた。
加えて三橋美智也は函館とは馴染みが深い。隣街の上磯町(現・北斗市)出身で函館にも暮らしていたそうだ。
歌謡ショー後半は文字通り「三橋に始まり三橋に終わる」をトレースした。
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ご老人たちの表情が見えず、リアクションのない中での演奏はやはり難しかった。
それでも前回のクリスマスプレゼント収録よりは肩の力が入らずにやれたような気がする。
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先ほど旭が丘の家の担当・ルカさんに電話をした。
函館市内でもコロナの感染者が増え気味だそうだ。
施設内でご老人たちに直接歌えるのはまだまだ先になるようだ。
それまでは動画収録版の「Martin古池の歌謡ショー」を時折お届けするしかないな。
今度会える日まで皆さん元気でいて欲しい。そう祈るばかりだ。
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動画:「Martin古池の歌謡ショー 夏の陣 2021」For 旭が丘の家
https://youtu.be/SxIfC4dOyJE
2021.07.07
今宵はたなばたさん
今年もあいにくの曇り空。
織り姫さんと彦星さんは雲の向こうで逢瀬を楽しんでるんだろうね。
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函館に古くから伝わる風習
「ろうそくもらい」
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七夕の夕暮れ時、子供たちは浴衣に三尺をしめ、
手に手にちょうちんや手製のカンテラを提げて練り歩く。
徐々に暗くなりあたりは闇の世界に変わっていく。
ろうそくの明かりがぼんやりと浮かび上がる。
子供たちは一軒ごとに玄関先で代々歌い継がれてきた歌を口にする
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たけぇにたんざく
たなばたまつり
おおいはいやよ(大いに祝おう)
ろうそく一本ちょうだいな
くれなきゃかっちゃぐぞ!
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家の中からオバサンが出てきてろうそくを配ってくれる。
子供の一団は次の家の玄関先に立ち、同じことをくりかえす。
認められた数少ない「夜遊び」に、子供たちはわくわくドキドキする。
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「たなばたさん」の妖しげなこの体験、
いくつになっても消えることなく心に残っている。
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最近は事情が大分変わり、ろうそくではなくお菓子が配られるようになった。
保護者同伴があたりまえになり子供たちだけの「妖しげな体験」という感じではない。
60年前の子供としては少々淋しいのが正直な気持ち。
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でも、たなばたさんのこの風習が今でも大切に残されていることはうれしい。
そしてこの先もずっと残していって欲しいと願うばかりだ。
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2004年に投稿した函館の七夕さんの思い出
より以前の記事一覧
- 北国の人情 2021.02.02
- 旭が丘の家 無観客ビデオライブの上映会 2020.12.23
- 洗濯ばば 2020.10.12
- 「いが、いがぁ~」 2020.10.12
- カトリック元町教会の鐘声 2020.10.12
- 秋 函館 元町 2020.10.12
- 【函館氷(五稜郭氷)】 2020.08.10
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