さんすまいるコンサート
2023.02.21
2021.12.07
さんすまいる歌声音楽会
2021.04.11
4ヶ月ぶり 「さんすまいる歌声音楽会」
(自分もすでにその仲間入りをしているのですが・・・)
(「朧月夜」~「花」)
(「港が見える丘」~「十九の春」~「北国の春」~「さざんかの宿」~「アンコ椿は恋の花」)
(「好きになった人」~「涙の連絡船」)
(「長崎は今日も雨だった」~「潮来傘」)
リフレーンをえんえんとくりかえし、絶好調のうちに終幕。
2020.12.14
【がっつり!「さんすまいる歌声音楽会」】
2020.10.17
さんすまいる歌声音楽会 秋
デイサービスでの歌声音楽会でした。2ヶ月毎(偶数月)の開催なので季節の移り変わりがドラスティック。
前回は真夏のど真ん中、「夏の歌大特集」でした。
打って変わって今回はこの秋一番の冷え冷えした一日。
「秋の歌大特集」で臨みます。
変化があっておもしろい反面、けっこう準備が大変。
みんなで歌うことが主眼の音楽会だから、歌いつけた歌でも参加される方々のキーやテンポを考慮してアレンジし直します。
原曲の雰囲気を残しながら、できるだけシンプルに。
1時間枠の中での歌とおしゃべり。奏れるのはせいぜい10曲程度です。
でも何を歌うのかを決めるのは僕ではなく参加される
皆さん。選択肢を作るため(広げすぎないため?)30曲くらいは用意します。
大半は歌われることなく終わるんですが、それでもこの下準備はけっこう楽しいものです。
そんな中で今回皆さんに選ばれた栄えある歌たちです。
・リンゴ村から~夕焼けとんび(三橋美智也)
・与作~函館の女(北島三郎)
・ふるさと~千曲川(五木ひろし)
・学生時代(ペギー葉山)
・里の秋~紅葉~旅愁(童謡・唱歌)
これにリクエストが加わります。
・涙の操(殿様キングス)→女の道(ぴんからトリオ)
・高原列車は行く(岡本敦郎)
そしてエンディングテーマ「上を向いて歩こう」(坂本九)。
それにしても皆さん三橋美智也さんがお好きなご様子。目の輝きが違う。
歌うのは好きだけど不得手で、普段は小声で口ずさんでいるだけの方がいらっしゃいます。
その方が「リンゴ村」が始まった途端に目がキラキラ!調子っぱずれだけど大声で歌い出します。
他の方々もそれに合わせるかのようにボルテージが上がり、一気にヒートアップ!
その流れで「夕焼けとんび」の大合唱へ。
昭和30年代始めの歌です。
皆さん80代前半のお年頃。思春期~青春期の多感な頃にラジオから流れる三橋節に胸を熱くしてたんでしょうね。
ここで僕の仕掛けがひとつ入ります。
北島三郎さんの「与作」へ。
三橋美智也さんは上磯出身。北島三郎さんは知内(しりうち)出身。
お二人とも函館近郊の出。
話は千代の富士(渡島福島出身)にまで飛び火し、函館湾沿岸の産業・観光案内に。
もちろん〆は「函館の女」。
いやんや、今回も おもしょがったなぁ。(面白かったの北海道弁)
帰りしな、皆さんが手をキラキラキラッと回しながら見送ってくれます。
「おいおい、ここは保育所ですかい!」
そうお応えしてデイサービス・さんすまいるを後にしました。
次回は12月14日(月)。
季節は冬。
冬の歌を準備しなきゃね。
2020.08.10
ライブ勘 さんすまいる歌声音楽会
昨日デイサービス「さんすまいる」で歌声音楽会を開催することができた。
この音楽会は2014年から隔月で続けてきたので40回以上もやっている勘定になる。
参加されるご老人たちともすっかり打ち解けあっており、阿吽の呼吸で音楽会を進めてきた。
だのに今まで感じたことのない不安が。
不安は前日から頭をもたげ始めた。歌い出す直前まで落ち着かない気分が続いていた。
唄を歌うこと自体には不安はない。
でも参加者ひとりひとりの発する「信号」を敏感に受け止めることができるか。
即座に対応することができるのか。
それを何らかの形にすることができるのか。
これが不安の正体だった。
ご多分に漏れず、コロナ禍の故に予定されていたライブは半分以上がいまだ「自粛」状態。
毎週ライブを重ねることが長年の生活パターンだった。
ひとつのライブはもちろん本番。
本番でありながら前週のライブのおさらいだったり、次のライブの準備だったりもした。
それを積み重ねながら「歌の精度」を高めるだけではなく、お客さまとキャッチボールをくり返す感覚を磨いてきた。
これを「ライブ勘」というのだと思う。
4ヶ月にわたるライブ自粛期間の影響で「ライブの連鎖」はズタズタになってしまった。
結果「ライブ勘」に自信がもてなくなり、漠とした不安にとらわれてしまったのだろう。
おかげさまで「さんすまいる歌声音楽会」は「不安感」も杞憂に終わり大いににぎわった。
歌い始めると同時にスイッチがバチンと入り、
普段にもまして頻繁で濃密なキャッチボールになった。
僕以上にご老人たちが生歌音楽会に飢えていたご様子。
つまりはご老人たちの熱気に煽られ、僕はすっかりノセていただいた。
2週間後に「おーるどたいむ de ライブ」を予定している。
それまでは1本もライブがない。
今までなら市場やお好み焼き屋さんでライブがあり、そこで歌や「ライブ勘」をたたき上げることができた。
それができない以上、本番で如何に早くライブに入り込めるかが鍵になるだろう。
「ライブの連鎖」がとぎれてしまった「コロナ時代のライブ」の試金石になりそうだ。
2020.07.06
「歌声井戸端音楽会」をふたつ。
コロナの影響でこの数ヶ月ライブやコンサートができない状況が続いている。
「やりたくてもやれない」という外的要因が実情。
でも気持ちだけは後ろ向きにさせたくないので自らの意思で「自粛」を決めてきた。
「自粛はすれども萎縮はするな」
そんな思いで活動再開に向けての準備だけは進めてきた。
準備というのは演奏するための体作りと、ひとつひとつの歌に対する理解を深めイメージをふくらませるようなことだ。
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そんな中で土曜、日曜と「歌声音楽会」をふたつ開催することができた。
「さんすまいる歌声音楽会」と「喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会」だ。
いずれも隔月で開催してきた歌声音楽会。
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「さんすまいる歌声音楽会」はデイサービスで人生の先輩方と一緒に歌っている。
前回4月は中止したので参加者の方々と再会するのは5ヶ月ぶりだ。
皆さんお待ちかねという空気がビンビン伝わってくる。
今回は初めて参加される方がお二方いらっしゃったので、その方々が音楽会にすんなり入り込めるように気を配る。
選曲は昭和30年代~40年代前半の歌謡曲が多くなる。
おひとかたは1曲ごとにコメントを入れてくださる。
「いい歌だわねぇ」
と満面の笑み。
もうおひとかたはマスクの上から覗いた目に絶えずスマイル。
常連の皆様もまた久しぶりの音楽会にうれしそう。いつものごとく昔ばなしに花が咲く。
デイサービスや特養での定期的な音楽会はいつも人生のあれこれを感じさせてもらえる。
歌をきっかけにそれぞれの人生の歩みが見えかくれする。
新しく来られる方もいれば、前回お元気そうだった方の姿が見えないこともある。
風邪を召されたか、体調がおもわしくないか、それとも・・・。
5ヶ月のブランクにいろいろ思わされる音楽会だった。
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翌日の「喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会」も常連の多くは人生の先輩方。
選曲は昭和40年代の歌が多くなる。
今回は事前にお題をふたつ頂戴していた。
ひとつは雨の歌。そしてもうひとつはロカビリーやオールデイズだ。
デイサービスの皆さんより若干お若いだけだがそれでも選曲は微妙に変わる。
(これが特養での「歌謡ショー」となると、自分の親の世代がお客さま。さらに変わり昭和20年~30年代の歌が中心となる)
お題=テーマに沿って歌い進めるが、時折(いや頻繁にだ)脱線や道草・寄り道をくり返す。
まるで井戸端会議のようなおしゃべりはとどまるところを知らない。そしてこれがまたおもしろい。
水先案内人の役割はこの道草談義や突然のリクエストを多いに盛り上げること。そしてそこから再びお題に自然に導いていくことだ。
JUNEさんのお客さまはみなそのへんの塩梅を心得ていらして、水を向ける僕にごくごく自然に乗っかってくださる。
今回も雨の歌やロカビリーを軸にシャンソンからグループサウンズ、演歌にいたるまで多彩な音楽会になった。
あっという間に2時間(いやこれにアディショナルタイムがさらに30分か)は過ぎ去った。
次回は新たなお題を頂戴した。永六輔と中村八大コンビの名曲を歌いたいとのことだった。
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今月は月末に「みんなで歌おう・弾こうフォークソング@おーるどたいむ」が予定されている。
こちらは同年代の方々との歌声井戸端音楽会。
昭和40年代~50年代のフォークソング、グループサウンズ、流行歌などがメインになる。
7月の音楽会はこの3本だけだ。
残念ながら自分で企画する通常の「わがままライブ」はできない。
でも世の中がコロナ、コロナでせちがらい昨今。
お客さまと一緒に歌い、語りあう「井戸端音楽会」こそがいいのかなとも思ったりする。
2020.02.15
【さんすまいる歌声音楽会】
昨日に引き続き、本日も歌声音楽会。
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こちらはデイサービスで2か月ごとにやっている。
参加される方は地元のご老人たち。70代後半~80代半ばの方々。
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何年も続けていると、少しずつ顔ぶれが変わってくる。
元気そうにしていたの方が2か月のうちに特養に行かれたとか、亡くなられたということもないではない。
そして新しい方も少しずつ参加され、参加者たちは入れ替わっていく。
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今日もお二方のなじみの姿は見えなかった。
その一方、新しい方がおひとりいらした。
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こういう参加者の入れ替わりは複雑な心境になる。
できることならばずっとこの先何年も一緒に歌いたいと願うが、そうもいかないのがつらい。
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今日は30分くらいを都はるみさんの歌特集として振り分けた。
歌っているとあるおじさんが涙をためて一言。
泣けてくるなぁ
他のご老人たちはいっせいに声をかけ、からかう。
件のおじさんは笑い飛ばされ、照れ笑い。
そんなやりとりがとても微笑ましい。
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同じ時代を生きてきた同志のような感覚なんだろうな。
お互い気遣いながらも、湿っぽくしない。
そんな「老人の智恵」がうらやましかった。
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オレもこんな年の取り方をしたいなと感じた本日のさんすまいる歌声音楽会だった。
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次回は4月18日。
季節は春だな。
芽吹きのころだな。
あ、オレの誕生日と重なった。
じいちゃん・ばあちゃんたちに祝ってもらおうか(笑)
2019.04.20
「花と伯父さん」 さんすまいる歌声音楽会にて
「さんすまいる歌声音楽会」
今回が31回目。6年目に入った記念のサプライズで花束を頂戴する。
いやいや、うれしいもんだねぇ。
参加されるご老人たちも皆さん元気。うれしいもんだねぇ。
音楽会はいつものようにおしゃべり花盛り。僕はご老人たちの掌の上でころころ転がされっぱなし。
あっというまに1時間は過ぎ去り、今回も延長戦。
この5年、さんすまいる歌声音楽会で学んできたことがある。
ご老人たちから歌声を引き出すには自分の歌声もギターの音量も適度に抑えるべきだってこと。
ご老人の歌いやすいキーで、歌声に寄り添うように自分も歌う。自分の出す音は大きすぎても小さすぎてもいけない。
「水先案内人」の役割はそんなものだと思う。
いかにして皆様に気持ちよく、楽しく歌ってもらえるか。そのための伴奏であり、先導であり、パフォーマンスであるべき。
聴いていただく音楽会と一緒に歌う音楽会の違い。そしてその勘どころをここで学ばせてもらっている。
ギターケースに花束をさして自転車にまたがる僕にご老人たちが一言。
「花とにいちゃんだね」。
「いやいや一昨日から僕も高齢者の仲間入り。せいぜい『花と伯父さん』だよ。」
(一昨日、4月18日に65歳になったばかりなのでした)
2018.08.04
「さんすまいる熟年歌声音楽会」
「さんすまいる熟年歌声音楽会」
真っ赤な太陽照りつける土曜の午前中。デイサービス「さんすまいる」。
いつものご老人たちは待ちかまえていた。
僕は今日やる歌の歌集を作っていたため、いつもより少し遅めの到着。
「暑さにやられて、今日はお休みするのかと思ったよ」
と、じいちゃん・ばあちゃんたちに迎えられる。
いや、まったく元気なご老人たちだ。
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最初の30分は夏の流行歌特集。
真赤な太陽~恋のバカンス~恋の季節~お嫁においで~夜空の星~蒼い星くず~夜空を仰いで。
一気に駆け抜ける。
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昭和40年代の流行歌だ。このころボクは思春期。ご老人たちは青春時代真っただ中。みなさん歌詞をほとんどそらんじている。(もちろんボクもだ)
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次の30分は夏にまつわる唱歌を集めた。
ボクが童謡・唱歌をやることは少ない。
以前から「老人には童謡・唱歌がいい」という発想に対する漠とした反発があった。
だから老人施設での演奏は自分とご老人たちが生きた共通の時代を基礎に選曲をするのが常だった。歌を共有するとともに時代を共有したいためだ。おのずと選曲は昭和30年~40年代の流行歌が多くなる。(唱歌の多くは戦前、戦後に作られたものが多い。童謡に至ってはそのはるか昔だ。)
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今回はこれまでのやり方をいったん横に置いて、真正面から唱歌に取り組むことにした。(今朝作った歌集はこの唱歌集だ)
夏は来ぬ~夏の思い出~海:3題~浜辺の歌~みかんの花咲く丘
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これらの歌ひとつひとつに皆さんとのおしゃべり。これが面白い。時代背景について語ったり、皆さんの思い出はなしが出てきたり、歌の解釈について思い思いにおしゃべりの花が開く。
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特に面白かった話題は「浜辺の歌」の解釈について。
明日(ゆうべ)浜辺を彷徨えば 昔のことぞ忍ばるる
1番も2番も冒頭は「昔のことを思い出している」
昔のことってどんなことなんだろうね。
恋歌なのかね。別れた人を思い出しているのかね。
いやいや、3番の歌詞に「病みしわれは すべて癒えて 浜の真砂 まなご今は」ってあるから「まなご」は我が子だから恋歌でもないよね。
この人は病気だったんだね。それが治って浜辺を彷徨いながら我が子のことを思ってるんだ。
そういえばこの歌、大正時代の歌。病気ってもしかしたら結核かもね。このころ「肺病」は死の病だったわけでしょ?
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妄想をたくましくしたらこんなことかなぁ。
肺病を患った女性が離縁され、浜辺の療養所に隔離されていた。幸いにも病は癒えたものの離縁された以上我が子に会うことも許されぬ。そんな哀しみがこの歌の背景に流れてるのかもね。
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各歌にこんな内容のおしゃべりをしながらの唱歌特集だった。
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最後に「19の春」のリクエストが入り、いつものように「上を向いて歩こう」で熟年音楽会は終了した。あっという間の1時間20分だった。
「上を向いて歩こう」はどんなにさみしく悲しい歌を歌っても最後は上を向いて歩いていこうという思いを込めている。
「みなさんお元気で。2か月後にここでまたお会いしましょう!」というごあいさつだ。
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音楽会終了後、三上所長から言われた一言がうれしかった。
「マーチンさん。今回はいつにもましてよかったですね。歌もよかったし、おしゃべりも中味が濃かった。みなさんの表情がイキイキしてました」
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長年背を向けてきた童謡・唱歌に正面から向き合えてよかったと思う。これからは自然体で歌えるような気がする。
次回は10月。秋の童謡唱歌も同じようにやってみようかしら。
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