ゴールデンウィークのまっただなか、「おうちピクニック」のイベントで演奏しました。
上野の森親子フェスタというのは各出版社が発行している絵本の販促・直売イベントです。
たくさんの出版社が出店し、親子連れでにぎわっていました。
今回僕は作家のきむらゆういち先生の書かれた『おうちピクニック』という絵本のテーマと挿入歌『ハンバーガーの歌』に曲をつけ、歌わせていただきました。
絵本作家+出版社(世界文化社)+印刷会社(共同印刷)のコラボレーションの第3弾。(4回目のイベント出演)
「歌う印刷マン」の役割を果たさせていただきました。
これまでやった3回のイベントは本屋さん(ジュンク堂)や幼稚園、帝釈天
演奏する対象が数十人の比較的こじんまりとしたものでした
ところが今回はブックフェアのまっただなかでの演奏。
これまでとは比べられないほど規模が大きい。
しかも各出版社競合する中での演奏です。
なんといっても売り上げに直結するやもしれないワケで、責任重大!
充分の準備と緊張感をもって臨みました。
(自分が関わって印刷した本ですから売れてほしいですしね)
演奏は午前の部と午後の部の2回。
午前の部は中央噴水広場、ブックフェア参加の各出版社のブースの一角でした。
親子連れがひしめき、ごったがえす中での演奏です。
炎天下、照りつける太陽の下で、路上ライブ・街角ライブの雰囲気が漂うイベントでした。
最初に作家の宮本えつよし先生によるパフォーマンス。
引き続き「おうちピクニック」の読み聞かせ。
拡大コピーで巨大サイズに引き伸ばした手作り絵本が子供たちの興味をそそります。
この後を受けて「謎の印刷屋さん Martin古池」
そして小学生のダンシングチーム「Jスターズ」が登場
『おうちピクニック』や『ハンバーガーの歌』に振付けてバックで踊ってくれます。
一糸乱れぬダンス。
嬉々とした笑顔。
僕の歌に合わせてバックダンサーが踊る!
こんな経験は産まれて初めて!
照れくさいような、うれしいような・・・
いつもは泥臭い僕のステージです
この日だけはパッと華やか!
(気分はマツケン・サンバ?)
Jスターズと事前に合わせる時間は無く、ぶっつけ本番でした
デモCDを渡し、それに合わせて練習を積んできたのです
実はこれは僕にとってかなりのプレッシャーでした
デモCDはシーケンサー(自動演奏装置)でカラオケを作り、それに歌を吹き込んだものです。
だから、テンポは正確無比。
子供たちは正確なリズムとテンポに合わせてダンスの練習を積んでいます。
本番で僕が(!)テンポを崩したらダンスはガタガタになります。
テンポキープの練習を積んで臨みました。
1回目の演奏はカラオケを使って歌い、問題なく終了。
いったん退場するJスターズ
いつものお子ちゃま向けのライブが続き、最後に再登場するJスターズ
この時はギター1本、正念場!
彼らはみごとピタリと合わせてくれました。
しかもぐんぐんテンポアップさせた『ハンバーガーの歌』にもピタリとついてきます。
すばらしいの一言です。
一気に駆け抜けたライブでした。
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午後は場所を国立博物館に移しました。
国立博物館の敷地内にある平成館の大講堂が会場でした。
およそ380人の親子連れでコンサートホールのような会場は一杯です。
なんでも競争率は2倍だったとか。
こちらのプログラムは以下の通り。
①『ボクは山ねこシュー 』(角川学芸出版)のパフォーマンス。
②『おうちピクニック』(世界文化社)例の巨大絵本の読み聞かせ。
③とりごえまり先生ときむらゆういち先生の対談。
とりごえ先生は『おうちピクニック』の絵を描いた作家さんです。
④きむら先生、とりごえ先生のサイン会とMartin古池ライブ(同時進行)
「謎の印刷屋さん」と紹介され、ステージに登場した時は眼前に人の群れが映りました。
Jスターズの面々と『おうちピクニック』『ハンバーガーの歌』を演奏も問題なくいけました。(ギター1本)
驚いたのは、サイン会が始まった時でした。
それまで目の前にひしめいていた人がサーっとホールの両サイドに列を作ったのでした。
目の前の人の波が急に割れ空洞ができたように感じました。
まるで『十戒』でモーゼが海を割った時のような印象でした。
うわっ!
こりゃ、やりずらい(汗)
歌の矛先が行き場を失ってしまいそうな気がして・・・
さいわいホール全体に灯りがともりお客さんの顔がよく見えました。
ターゲットになりそうな子供を何人かさがし、それを突破口にしようと瞬間的に思いました。
(会場が暗ければ、不安感にさいなまれ動揺したと思われます)
困った時の虫の歌
これまで子供たちに向かってライブをたくさんやってきました。
その経験から子供をノセる特効薬のような歌があります。
『蚊の歌』~『ハエ・ハエ・ハエ』です。
これを本気モードで歌うことでどれだけ窮地を脱してきたことか!
(子供向けのライブは実はムズカシイのです)
アドリブをはさんで『ハエ・ハエ・ハエ』のリフレーンを延々と引っぱりました。(スペシャルバージョンの誕生です)
Jスターズの面々に助けられました。
午前の部を聴いていたため、『ハエ・ハエ・ハエ』を覚えてくれていたのです。
リフレインや合いの手をうまく入れてくれました。
それが列に並ぶ子供たちにも伝播し、いい雰囲気になっていきました。
ここで間髪いれずにJスターズを呼び、『ハンバーガーの歌』を長めに!
もちろんテンポを自在に変えて変化をつけました。
午前中の経験でJスターズのメンバーはテンポをどのように変えても対応できるのが分かっていました。
テンポをぐんぐん上げていくとサインの列に並んでる子供たちも、見様見真似で歌いながら踊りだす。
ターゲットにした子供たちはみな徐々にノッテいきました。
そうするとまわりの子供たちにそれが伝わり、やがてお母さんたちにも伝わっていきます。
最後は『おうちピクニック』をもう一度歌い、おひらきに。
くたくたになりました。
ハードで難しいライブでした。
でも、なんとかいい感じに持ち込むことができホッとしています。
またしてもいい勉強、いい経験になりました。
(『ハエ・ハエ・ハエ スペシャルバージョン』は翌日清津峡で再演。異様なトランス状態にまで持ち込むことができました)
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きむら先生に感謝です。
メロディを快く受け入れてくれてありがとうございます。
世界文化社の皆様に感謝です。
すばらしい経験をさせていただきました。
当社の関連部署に感謝です。
バックアップありがとう。
協賛の角川学芸出版の皆様にも感謝です。
企画、プログラムその他もろもろを一手に引き受けてくださったK嬢に感謝です。
Jスターズの面々。
かっこよかったよ。
ありがとう!
ローディをかってでてくれたケンケン
ボディガード(?)を志願してくれたすめちゃん
ありがとう!
関わってくれたすべての人に感謝いたします。
ありがとうございます!
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