トミ藤山

2013.10.15

「トミ藤山&室町澄子 ラジオ深夜便再現ライブ」を満喫

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いつものことながら、お二人の絶妙なかけあい!
おたがい分かりあっているが故に、信頼し合っているからこそなせる業なんでしょうね。
今回はカントリーソングでアメリカを旅するという趣向。懐かしい歌をたくさん歌ってくれました。

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ライブが終わった後も余韻を引きづり、心がポカポカしていました。...
トミさんのライブを聴いた後はなぜいつもいい気持ちになれるんだろう。
そんなことを思うともなく思いながら高円寺のENTA巣まで足を延ばしました。
やはりトミさんの大ファン、ENTA巣マスター(僕のイトコで、音楽にどっぷりとりつかれている兄貴分)と話していてその答えが見つかったように思います。

ギターがうまいとか、歌がうまいとか、MCがうまいとか…
技術的なこととか、総合力とか、ライブ力とか、キャリアとか
(どれもこれも群を抜いているトミさんですが)
トミさんはそんなこと、みんな突き抜けちゃってるんです。
もっと別次元のなにかをお持ちだと思えてなりません。

多分トミ藤山その人の魅力がそれなんだろうと思います。
ステージにから客席に向かって自然に発散されるあったかさ。
それに包まれるから心がぽかぽかしてくるんだと思えてなりません。

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象徴的なのは歌ってる時の(たとえば)シリアスな表情が、歌い終わった後パーンとはじけんばかりの笑顔に変わる瞬間!
この笑顔にやられちゃうんです!

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こんな歌い手に僕もなりたい(たとえ100万分の1でいいから)
トミさんのライブの後、いつもそう思います。
先は遠いなぁ。
でも「あすなろ」(明日はなろう、檜になろう)の精神で、精進することにしましょう。

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2013.04.27

ラジオ深夜便再現ライブ

すっかり定着した感のある「ラジオ深夜便再現ライブ」。

NHKの「ラジオ深夜便」で7年にわたって素敵な演奏とおしゃべりをくりひろげたトミ藤山さんと室町澄子さん。

その再現ライブが始まってもう数年になります。

たしか最初は軽井沢の澄子さんご夫妻が営んでいたレストランだと思います。

雪の降る寒い日でした。

その後渋谷の「クラシックス」に場所を移し、春と秋の年2回定期的に行われるようになりました。

お客様の大半は「深夜便」時代からの息の長いファン。

生ギター1本で歌うトミさん。

かじ取り役の澄子さん。

最高のコンビだといつも感じます。

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トミさんは毎回テーマをもって深夜便ライブに臨まれているように感じます。

たとえば前回はカントリーミュージックの枠にこだわらず、広くいろんなポップスに挑戦されました。

今回はトミさんの土俵ともいえるカントリーを中心に、ギターのアレンジに力を入れて臨まれたようです。

「深夜便」をスタジオから全国に向けてオンエアしていく難しさとはまた違った難しさがライブにはあると思います。

いずれも「生」という点では同じ。

マイクの向こうの見えないファンに歌う難しさ。

目の前で聴き入っているファンに歌う難しさ。

様々なアイデアと工夫と地道な努力でより良いものにしあげていく。

飽くことのない探究心と努力は本当に素晴らしいと思います。

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「深夜便ライブ」には「再現ライブ」であるがゆえの大きな縛りがあります。

バンドの力を借りることなく、ギター1本で歌わなければならないことです。

歌の伴奏にとどまらず、イントロや間奏、エンディングにいたるまでギター1本。

2時間ものライブをギター1本でいくことの難しさは多くの弾き語りストが感じるところです。

トミさんも「深夜便再現ライブ」を続けるに当たりご自身に課した課題かと思われます。

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今回のライブは長年歌い続けてこられたカントリーソングの数々がメイン。

でも従来のアレンジにとどまることなく
ギター「弾き語り」に適したアレンジに練りに練って臨まれました。

とても新鮮で、目からうろこが落ちる思いで聴き入りました。

アレンジは曲によっては2ビートを4ビートでやったり、ジャズのコード進行を取り入れたりと実に多彩でした。

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一般にギター弾き語りで曲間の演奏をやると、歌の伴奏部分に比べて音が薄くなりがちです。

結果その部分のリズム感が損なわれてしまうように思います。

トミさんはリズム楽器などないはずなのに、そこにリズムを感じさせるようなアレンジに工夫されていました。
(しかもフラットピックのみで!)

みごとというほかありません。

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「弾き語リスト」のハシクレである自分としては今回も大いに触発されました。

たとえば・・・

フラットピックでメロディを弾く時
僕はローコードと解放弦を多用したカーターファミリー・ピッキングもどきがメインになります。
(チャーチ・リック奏法もどきといった方が正確かも)

それだけでは単調になりがちなので、フィンガーピッキングも織り交ぜながらライブを構成することが多い。
(最近はフィンガーピッキングの方が多くなっていますが)

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ハイポジションのコードワークでメロディ感を出したり、
複音でメロディーを弾きながらリズムを感じさせたりということができるならば…

もっと演奏の幅が広がるだろうと感じずにはいられません。

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弾き語りの宿命として僕は「引き算のアレンジ」をしています。

頭の中で鳴っている音の何を捨て、何を残すかと選択をします。

特徴的な音のみを残し他はバッサリと切り捨てます。

その方が歌伴奏部分とメロディ演奏部分のギャップが少なく、曲全体を通してのバランスがとりやすいからです。
(この選択によって曲のイメージがガラリと変わることもある悩ましい作業です)

もしも今回トミさんがやって見せてくれたような手法が自分にできるならば・・・
同じ「引き算のアレンジ」でも「足し算」(むしろ「かけ算」か?)の要素が加わり、
今より厚みのある演奏が可能になるような気もします。

むろんプロ歌手として60年もの実績を積み上げてきたトミさんのようにはいくはずもありません。
ジャズギターのトレーニングを積んできたトミさんと同じようなアレンジができるはずもありません。

でも自分なりに積み重ねてきたものをベースにちょっと違った視点から見直すことで、
今とはひと味違った何かを築きあげることもできるのではないか。

そんな気持ちにさせてもらえます。

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いつものことながら

トミさんと澄子さんのかけあいの楽しさ。

トミさんの演奏や歌の素晴らしさ。

まるで同窓会のようなライブ会場のあったかさ。

ライブをたっぷり堪能させてもらいました。

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余韻から抜け1週間たった今、あらためてふりかえると・・・

いつも何かしら自分に宿題や課題を提起してくれるトミ藤山さんのライブ。

またしばらく自分を見直すことになりそうです。

感謝!

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2010.04.26

春宵一酔値千金 酔いしれた トミ藤山 古希祝いコンサート

夢のように始まり、夢のように終わり、そしていまだ夢の中にいるようだ

ショーというものがオーディエンスをして夢の世界にいざなうものだとするならば、あのコンサートは間違いなくショーだった

それも極めて上質なショーだった

コンサートのすべてを思い出せそうでもあり、まったく思い出せそうにもない

魂を抜かれるというのはこういうことをいうんだろうか

ここ数年、トミさんのライブやコンサートのほとんどを観させていただいてきた

トミさんご自身を生々しく感じさせられる小さなライブから、
バックに稀有の名人たちを従えた大きなコンサートにいたるまで、
さらにアコギ1本の弾き語りのステージまでも観させていただいた

今回のコンサートは
それらとはまるで別次元のもののように感じられた

まさに「極めて上質なショー」だった

歌手・トミ藤山とそれを支えるバックミュージシャン
彼らが奏でる音が渾然一体となり全身をつつみこみ
夢の中へいざなってくれた

僕にはそれ以上の表現が正直見つからない

古希という特別のコンサートだからこそなのだろうか

トミさんにとって大きな節目だったことは間違いないだろうし
まわりのミュージシャンにもその意識は強かっただろう

その一点に対する思いの強さが
ぶつかりあい、からみあい、相乗的に燃え上がり…
渾然一体となったということなのかもしれない

そう、
僕にはあのステージはたくさんの薪から燃え上がる火がひとつにからみあい、天に向かって燃え上がる炎のようなイメージを感じた

あの時、あの場で、トミさんを含めたあのメンバー
それらすべてがスパークして産まれたステージ

だからこそ完璧なショーにまで昇華した

僕にはそう思えてしかたがない

ファンとして
歴史的な瞬間に居合わすことができたことに
とても幸せに感じている

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2010.02.23

JUNEアコースティックライブをふりかえる

今月のJUNEライブはこれまで以上に充分な稽古を積んで臨んだ
気合がみなぎっていた

二つのワケがあった

  ①これまでエイぼんと2回共演してきた
   コラボレーションの精度をさらに高めたかった

  ②師と仰ぐトミ藤山さんが
   スペシャルゲストとして出演してくださることになった

僕はソロで1時間・2本立てのライブをやることに慣れている
ストーリーを組み立て、演じるというスタイルだ
そんな長丁場のライブが身体に染み付いている

他の人と一緒に演奏したり、他の人のステージを組み込むという試み
それは僕にとっては冒険であり、挑戦でもあった

エイぼんは魅力的で優れた歌い手である

ギター伴奏やハーモニーで彼女の持つ魅力をさらに引き出せるか
互いが引き出しあいながら、渾然一体となった音楽をつむぎだせるか

これが課題のひとつだった

1部は昭和歌謡を中心に組んだ

昭和歌謡を歌うエイぼんとのバランスを考えた結果だ
僕もその系統の歌を選択し、自然にエイぼんとのコラボにつなげた

昭和の香りただよう『喫茶 じゅん』で、昭和の名残りを感じる歌謡曲を歌うそんな演出だ

満席状態だった、
トミさんの優しくも厳しい視線が注がれる

そんな中で多少硬くなったのは否めない
それはエイぼんも同じようだった

またJUNEライブが通常営業中に行われる
ライブ目当てではないお客様を考慮してBGM的な要素も意識しなければならない

少々おさえ気味に淡々と歌いう

1部の山はエイぼんとのコラボレーション

珍しく緊張でガチガチのエイぼん
でも歌はさすがにしっかりしている
合わせ稽古を積んできた成果だろう

お客さんの反応も上々!

まずは無難に推移した1部だったように思う

抑え気味にしたのにはもうひとつワケがあった

2部の頭にトミ藤山さんが控えているからだ

トミ藤山さんの存在は圧倒的であり、絶対的でもある
まさにプロ中のプロシンガー

トミさんに歌っていただくのはわずか20分

それでもトミさんは完璧にご自分の世界を展開される
お客さんはその世界に引きずり込まれる

圧倒的な存在を全体の中できちんと位置づけられるか
ライブ全体をバランスの取れたものにできるか
これが二つ目の課題だった

長時間ライブを組む時、全体を通してのバランスがとても大切だ

1曲ごとの精度や説得力はもちろん必要だ
同時に曲の組み合わせやMCなども充分考慮しなければならない
山や谷のあるメリハリの効いたものでければ、輪郭の薄いライブになる

トミさんは山にたとえればまぎれもなく富士山である
圧倒的な存在、トミさんの力に頼るライブにしてしては絶対にダメだ

トミさんワールドをふたたびMartin古池の世界に引き戻すことができるか

これがライブ全体の成否の分かれ目と感じていた

富士山(Fujiyama)に比するとたかだか裏山程度の自分ではある
比較すること自体がそもそもだいそれた話ではある

それでもそれに挑まなければならないと心に決めていた

その心意気を見せること
それが出演してくださったトミさんへの感謝の気持ちだと思った

トミさんのステージはやはり見事だった
慣れない通常営業の喫茶店という環境
客も初めてトミさんの歌を聴く人が多い

そんな中で1曲で足がかりを作り(Help Me Make It Through The Night)
2曲目では完全にご自身の世界を作ってしまった
そして、初めてのお客さんの心をわしづかみにして弾きづり込んでしまう

嵐のように20分は過ぎ去っていった

トミさんの後を受けてふたたびステージに立つ

こんなに難しいステージはめったに経験できない

何しろ富士山の後の裏山はほとんどないに等しい

トミさんワールドで染め抜かれた空気に臆してはいけない

それだけを念頭に歌った

「親子人情話」をいくつかやった

自分が最も得意とする分野で勝負をかけた
過去幾度となくこのテーマでライブを組んできた

自分としては演奏も歌もできは良かったと思う
少なくとも持っているものを出し切れたような気はする

1部をおさえ気味にしたのは2部に大きな山を二つ作りたかったためだ

もちろんトミ藤山さんのステージが山のひとつ
大きな大きな山場

そして、ライブのシメとして自分の世界の全面展開

全力投球をした今回のJUNEライブ

はたして聴いてくださった方々がどのように感じられたか…

今回の「JUNEライブ」
多くのことを勉強させられた思いだ

Martin古池のライブの枠の中で、共演させてもらったエイぼんとトミ藤山さん

エイぼんには合わせ稽古の大切さを再認識させられた

トミさんには言葉にできぬほど多くのことを感じさせてもらった

ライブを終え、トミさんと食事をした
3時間近くも「教育的指導」を受けた

以前指導を受けた発声法のこと
ひとつの歌をどのように歌うべきか
歌と歌の関係をどのように位置づけるべきか

ライブをふりかえりながら辛らつで暖かい「教育的指導」だった

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2009.12.23

動と静のコラボレーション トミ藤山+室町澄子「ライブ&トークコンサート」

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軽井沢で行われたトミ藤山さんと室町澄子さんの「ライブ&トークコンサート」

なんとしてもこの目でみたいと思っていました

トミさんと室町さんの名コンビによる「ラジオ深夜便」の話は幾度となく聞いてきました
お二人のコンビネーションがどんなものだったのか

期待で胸は膨らんでいました


初めてお会いする室町澄子さん
予想通りもの静かでとても品のある方でした

話の受け答えもおっとりとして、トミさんのマシンガントークとどう絡むのか
興味津々でした



コンサートは澄子さんの挨拶から始まります
もの静かでもしっかりとした口調はやはりプロのアナウンサー

耳に優しい音、波長というのがあるそうですが澄子さんの声はまさにそれだと思います
心地よくうっとりさせられます


トミさん、今回はアコースティックギター1本
それもアンプラグドでの演奏

マーチンの乾いた音を歯切れよくひびかせながら、ジャンバラヤでスタート

会場は澄子さんのお店「室町」

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板張りの高い天井と、片面広いガラス戸のライブな室内
音がよく反響し、よくまわります
ここに40人ほどの聴衆が入ると音が適度に吸われバランスがとれます

建物自体がアコースティックなPA装置
プロの歌手とプロのアナウンサーにマイクは無用の長物

お二人の深い声が流れます

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ショーは2部構成
カントリー中心の1部と、昭和の流行歌中心の2部

普段のライブなら、トミさん一人でしゃべりまくりライブをグイグイ引っ張っていくところです

ところがライブを進めていくのは澄子さん
トミさんのマシンガントークをやんわりと受け止め、うまくまとめていきます
にこにこしながらアイヅチを打ち、さりげなく質問を挟み、トミさんの話を引き出す
そしてここぞというタイミングで歌うようにうながす

みごとです

トミさんも心地よさそうに澄子さんの舵取りにのっかています

トミさんが「動」とするならば、澄子さんは「静」

「動」と「静」の巧みなやりとりが織りなす極上の時間

見事としか言いようがありません


あっという間に2時間は過ぎ去りました

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トミさんが話している時、澄子さんはその傍らに半歩下がって立つ
そしてさりげなく舵を取る

歌い始めると4~5歩後ろの席に下がり、腰を下ろします

そこでトミさんの歌をじっと聴く澄子さんの表情が何とも言えずステキ

  ある時は目をつぶり歌に身をゆだねるように
  ある時はトミさんの後ろ姿を見つめるように
  ある時は小さく小さく身体をゆすりながら…

トミさんの歌をひとつひとつかみしめ、身体に刻みつけるように聴く澄子さん

その慈しむような表情を見ながら、深い感銘を覚えていました


  澄子さんはトミさんの歌が本当に好きなんだなぁ



愛情と信頼に裏付けられた二つの個性
「動」と「静」の織りなすコラボレーション


感銘深く、ステキなコンサートを観させてもらいました

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2009.07.28

ばんけいジャズ・フェスティバル

急遽、行くことに決めた「ばんけいジャズ・フェスティバル」

トミ藤山さんがガラパゴス党と出演される
ジャズ・フェスティバルの中でカントリーのトミさんがどういうステージを展開するのか
激しく興味がわいた

他の出演者の顔ぶれにも胸が躍った

峰厚介さん

この人のテナーサックスやソプラノサックスの音にどれほど胸を熱くしたことか
僕が20~30代の頃
峰さんがやっていたネイティブサンというフュージョンバンドに当時僕は完全にイカレていた
それまではハードバップなどのフォービートジャズ一辺倒だった
僕がフュージョンに開眼したのはネイティブサンだった

板橋文夫さん

僕がホームにして歌っていたライブハウス「ぶどうの木」に、板橋さんも時折演奏しにきていた
(そのころは「あがれば」という名のライブハウスだった)
端正なピアノに心惹かれた

正午から始まり夜の10時までくりひろげられるジャズ・フェスティバル
しかも山深いばんけいスキー場が会場

興味津々だった

あいにくの雨まじりの天候

ばんけいスキー場に着いた時、すでに1組目が始まっていた
ピアノとトロンボーンの若手によるフリージャズ

いきなりのフリージャズは少々きつかったが、聴き進むうちになじんできた

雨が降ったりやんだりの空模様
さすがに地元の人たちは長期戦に備えて、雨具やパイプいす持参
ビールを片手にゆったり聴いている
こちらは身ひとつで来たので、ビニール傘1本のみ
腰を下ろすシートすらない
体力勝負になることを覚悟しながら、フリージャズに耳をかたむけた

二番手は早くも峰厚介さん

二十何年ぶりで聴く峰さんのサックス
官能的な音色が心に迫りくる
だんだん涙腺がゆるんでくる

そしてエンディングはネイティブサン時代の、あの!
「スーパ・ーサファリ」!!

文字通りレコードが擦り切れるほど聴いた曲だ
テーマの部分はコピーしてケーナで吹いていたほど好きな曲

イントロが始まった瞬間、大声で叫んでいた

   
    ウォー!!!!!

身体を揺すりながら、涙が止まらない

興奮さめやらぬうちに早くも出番はトミ藤山さん

深い余韻にひたりながらセッティングの様子を見つめる

フリージャズ、峰さんのフュージョンの後だ
カントリーミュージックをどのように調和させていくのか
しかも聴衆は99%がジャズファン

最近のトミさんはあえて難しい環境下での演奏に挑んでいるように思える
もちろんご自身の意志だけではなく、プロデューサーの意向やオファーの関係もあるのだろう

にしても、ハードなステージにあえて挑むトミさんはすごいと思う
そういうステージを観させていただくことは他の何ものよりも勉強になる

寡黙ではあるがスピード感あふれるジャズフェスのステージに対して、
あえてまったりムードで挑むのか、逆にスピード感で挑むのか
大いに興味があった

   半世紀、50年歌い続けてきた人の歌を聴いてください

プロデューサーの司会とともに登場したトミさん

オープニングになんとギーターインストを2曲続けた

    スチールギター・ラグ
    カントリー・ポルカ

やられた!
この手があったか!

しかもマシンガントークはいっさいなし
ジャズ、フュージョン、フリージャズに真っ向勝負を挑んだトミさんだった

間髪入れずに、「半世紀歌い続けた」歌声を披露

「ジャンバラヤ」~「Help Me Make It Through The Night」

さらにブルース「After Midnight」

聴衆をすっかりつかんでしまった

ここで一転、「アルプスの少女 ハイジ」

地元の歌手との競演は、会場の若い女性客をすっかり捕まえてしまった

この後、「ヨーデルレディ・ブルース」~「ジョージア」~「テネシーワルツ」

一気に駆け抜けたステージだった

40分があっという間のできごとだった

ほとんどしゃべることなく歌いきったトミさんのステージは目新しかった

そして疾走感あふれるステージは見事だった

ガラパゴス党のメンバーも力のこもったいい演奏をしていた
(峰さんのグループの後だけに燃えるものがあったのではなかろうか)

フェスティバルはこの後、高橋知己さんや福井良さんなどのベテランをはじめ、地元の中堅ミュージシャンが延々と、いや炎々と燃えるような演奏を続けた

陽も落ち、あたりの山々は闇につつまれる

ゲレンデのサーチライトがともされる

ステージのスポットライトも演出効果を高める

野外音楽祭のドラマチックな時間帯だ

そこに登場したのがラテンジャズバンド「パルマ ハバネラ」

血が騒いだ!

ラテンのリズム、サイコー!!

「ぶどうの木」に高橋ゲタ夫さん、横山達治さんらが2ヶ月ごとに来てライブをやっていた

この時、ラテンのリズムをたたきこまれた

リズム音痴の僕にはいい勉強の場だった

ラテンのリズムにひとりでに体が反応する

そして、いよいよ大トリ、板橋文夫さん登場

時折降っていた雨も上がり、雲の切れ間からは星も顔をのぞかせる

板橋さんの演奏はアツい

昔聞いたころは端正でしゃれたジャズピアノっていう印象だったのに・・・

こんなにもアツい演奏をする人なのか!

会場も興奮のルツボだった

圧巻だったのはツインドラムのかけあい

そしてフェスティバルに出演したミュージシャンが次々と交替して演奏をヒートアップさせていくジャムセッション!

もうたまりませんな!

10時間立ちつくし、足腰は悲鳴をあげていた

それでも強烈なビートに身をあずけ、大声をあげ続ける自分がいた

また来年、この場所に来たい

このアツい興奮に身をゆだねたい!

そんな、札幌ばんけいジャズフェスティバルだった

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2009.07.14

I'll Hold You In My Heart

   I'LL HOLD YOU IN MY HEART


愛する人 会えるその日まで 心で抱きしめる
毎日毎夜 あなたを思い 夢で抱きしめる
星空見つめ あなたは遠く 離れていても 会いたい
愛する人 会えるその日まで 夢で抱きしめる

I'll hold you in my heart
Till I can hold you in my arms
Like you've never been held before

I'll think of you each day
And then I'll dream the night away
Till you are in my arms once more

The stars up in the sky
Know the reason why
I'll feel so blue when I'm away from you

I'll hold you in my heart
Till I can hold you in my arms
So darlin' please wait for me





トミ藤山さんのアルバム「LONLY TOGETHER」に収録されています
トミさんが書かれたラブソング



前から好きで歌いたかったんですが、難しくてなかなかね

ようやっと歌っても許してもらえるかな?
…くらいのところまで仕上がってきました

本番のステージで歌わないことには自分のものになっていかないんで…



昨日は七夕さんでした
大公園・埼玉県民福祉村で星空を見上げてたんです
雲の切れ間から星が瞬いていて…


  ライブで歌おう!


と、決めたのであります


そういえばENTA巣の書いた「僕の星まで」も、星空を見ていて歌う気になったっけな…

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2009.07.01

トミ藤山さん 次郎吉ライブ

気合のガッツリ入ったいいライブでした

ガラパゴス党との演奏は時間を重ねてきただけに
安定感たっぷりでした

ガラパゴス党のバッキングに安心して身をゆだねながら歌っているように感じました

そしてゲスト出演の平松悟さんのブルースハープが強力なアクセントになっていて…
カッコよかったなぁ

このところトミさんお気に入りのヨーデルと他の楽器とのかけあい
今回は特に見事にはまっていました


今回、1部の最後に歌った「ジョージア」と、2部の最後に歌った「テネシーワルツ」

やけにしみました

初めてトミさんのライブを観たときの衝撃を思い出していました
「テネシーワルツ」を聴いていて、大粒の涙を流していたんです
その時の情景が浮かんできてね…



今回初めてトミさんの演奏を聴く音楽仲間たちが何人か来ました
ともに歌うことをライフワークとするべくがんばっている友たちです

ライブの後ENTA巣に流れて感想を聞いたり、様々な音楽談義に花を咲かせました

それぞれに方向性や志向性の違う音楽をめざしている友たちですが
皆一様にトミさんのライブに大きな刺激を受けたようです

嬉々として語る彼らの顔がうれしかった夜でした

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2009.06.17

トミ藤山さんのライブのお知らせ

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「テンガロンハットとシルクハット」

いつもソロライブのトミ藤山さんが対バンライブをなさるという

興味を激しくかき立てられ、下北沢のライブハウス「440」(フォーフォーティ)に足を運んだ


 テンガロンハットとシルクハット

というライブタイトルにあるように、カントリーとシャンソンの対バン


最初はシャンソンのバンド

  「山田晃士&流浪の朝謡」

シャンソンといってもジャズ、ロック、ジプシー音楽、ポルトガルのファドなどなど、様々な要素がミックスされた音楽だった

息もつかせぬスピーディーな舞台運び
パワフルなドラムとメリハリの効いたベースを基本に展開される大音量のぶあついサウンド
コード進行は間違いなくシャンソン
これにアコーディオン、トランペット、ギターが味付けしていくスタイル
ボーカルのムッシュ山田のパワフルなボーカルが小気味よい
イメージは若い頃のジュリーがシルクハットをかぶって熱唱している風だった

あっという間に駆け抜けたステージだった

若い頃シャンソンやファドに憧れたこともある僕には、興味深いステージだった



その後を受けて登場したトミさん
今回は難しいステージになったようだ

なにしろお客さんのほとんどはムッシュ山田のファンの娘さんたち
おそらくカントリーミュージックの存在すら知らない世代だと思う

彼女らに歌をどう届けようか、トミさんは苦慮しているようだった

娘たちもカントリーミュージックを歌うトミさんに戸惑いを覚えているようだった

知らない音楽にどう反応して良いかわからないのだろう

僕はそこに居合わせたねねさんや竹ちゃんさんと手拍子でバックアップするので精一杯だった
なにしろ、多勢に無勢!

今日のトミさん黒のテンガロンハットとテレキャス
湿気で狂う弦のチューニングをくりかえしながら
盛んに探りを入れている

が、なかなか糸口がつかめないでいるように感じた


ところがステージが進むに連れ少しずつ変化が表れてきた

トミさんの歌にあわせて娘たちはかすかに身体をゆすり始めたのだ

なんの特別の仕掛けがあったわけではない
(少なくとも僕の目にはそう見えた)

カントリーライブのノリ方を知らない彼女らは、トミさんの歌にあわせて身体を揺するしかなかったんだと思う

それが彼女らなりのノリ方だったと気づいたのはステージもなかばすぎてからだった

深く感銘した

最後は、決定打はトミさんの歌の力だったんだ

もちろんガラパゴスの堅実なバッキングや、ゲスト出演のトランペッター・渡辺隆雄さんの援護もあってのことだろう
(渡辺さんはシャンソンバンドのレギュラーでもあった)

お客様の反応を掘り起こしながらステージを展開するトミさんにとって、今回のライブはかなり難しいものだったと思う

なかなか掘り起こしがうまくいかない状況で、力を発揮したものは他でもない歌そのものだった


僕にとってはそのことが大きな感動だった

お客様に喜んでいただくという思いで様々に工夫をなさるトミさん
そのスタイルは僕も踏襲したいと願っている

でも歌手にとっての最終兵器はやはり「歌」でしかあり得ない

そのことを目の当たりにした思いだ



  あんた、もっともっと歌を鍛えなさい



そう言われた思いで岐路についた


またしても学ばせてもらったライブだった

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