『街角ライヴ』

2024.02.18

春近し! 唄の棚卸し そしてミニ歌謡ショー

いつもより早く始めた「青空演奏」。
前半は冬じまいの棚卸し。
今シーズン一度も歌わなかった唄は思いのほか多かった。
逆に言うと数こそ少ないけれど、その分1曲1曲は歌い込んだということか。
多分、「歌謡ショー」や「歌声音楽会」などでは季節にとらわれないリクエストが多かったためかもしれない。
今シーズン日の目を見ることのなかった唄を大切に歌い納め、歌蔵に収めた。
来シーズン、また会おうとつぶやきながら。
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その流れで春の唄を蔵から出してくりかえし歌い込む。
今春歌うことが多くなりそうなものを優先的に。
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そうこうしていると文代さんがプサルタリーを担いで登場。
おしゃべりをしていると、時々来てくださる御年88歳というハイカラばあちゃんがやってきた。
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  なにか1曲聴かせてちょうだいな
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とのことで先ほど蔵出ししたばかりの「港が見える丘」を歌ってさしあげる。
ハイカラばあちゃんは隣に腰を下ろし、じっくり聞く態勢に。
ばあちゃんの昔話をうかがう。
その話に触発された唄を次から次へと歌う。
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  そんな古い唄をよく知ってるのね
  懐かしくて、いろいろ思い出して
  涙が出そう
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そう言いながら耳を傾けてくれる。
1曲毎に小さな拍手をし、「どうもありがとうございます」をくりかえすハイカラばあちゃん。
品の良さを感じさせてくれる。
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なんでも下町生まれだが、嫁いで越谷にやってきたとのこと。
20年前に亡くなられたご主人の一族は皆お医者さんで、越谷で開業しているそう。
なにげない身の上話もまた次の唄につながっていく。
こちらも大いに楽しませていただいた。
(そして勉強させていただいたミニ歌謡ショーとなった)
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ハイカラばあちゃんが帰ったあと文代さんのプサルタリーと「東京ブギウギ」を合せた。
テンポをぐっと落としてやったが、なんかいい感じ。
強めのツーフィンガーで弾いてみたが、いつもとは違った感じになる。新鮮な発見だった。
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終盤はいつものようにピロちゃん(ギター)、絵描きさん(ウクレレ)、文代さん(プサルタリー)とフォークソングを中心に合奏。
僕は新兵器の電子笛でからんでいった。
ピロちゃんも笛に合いそうな選曲をしてくれる。
みんなで音を合せ重ねていくこのひとときがとても楽しい。
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急に雲が広がり、冷たい風が吹いてきた。
身体が冷え切っていたので30分ほど早めにお開きとした。

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2024.02.15

春めいてきた青空演奏

例年に比べて今期の青空越冬演奏はさほど寒くない。
まあ冬には違いないから寒いには寒い。
でも身体の芯まで冷えるとか手足がかじかんでしまうことも少ない
暖冬!
この調子でいけばこのまま春に向かいそうな気配だ。
(三寒四温、紆余曲折はあろうけどね)
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今回も仲間たちと風もなく、おだやかな陽射しの中でまったりと演奏することができた。
小田原からバイクにアヌエヌエ・ギターをくくりつけてやってきたしんちゃん。
ウクレレの上達著しい絵描きさん。
三線のレパートリーが少しずつ増えつつある瑞恵さん。
ベースを弾く姿が似合ってきた(?)ふく助さん。
そしてオリジナルメンバーのピロちゃんと僕。
みんなでワイワイガヤガヤと小春日和(?)と音を重ねた。
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オーディエンスにも恵まれた。
いつもの常連おばさんがお孫さん(4年生)を連れてきてくれる。
「ハエ・ハエ・ハエ」~「蚊の唄」~「お化け屋敷の唄」~「カントリー・ロード」とたたみかけるように歌う。
目を白黒させながらじっと聞いてくれる女の子。
目を細めて孫娘を見守るおばあちゃん。
いい雰囲気。
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蕎麦屋のEizoさんも出前の合間に顔を出してくれる。
そして喫茶店JUNEでの古くからの常連、高下さんも陽気に誘われて足を運んでくれた。
お散歩途上の方々も足を止めて聴いてくれる。
演奏する我々に背を向けて川を眺めながら、耳だけはこちらに向いているというような方も。
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これから気候がよくなるとこんなシーンも増えていくことだろう。
青空演奏の楽しさを充分に満喫することができた。
4人、アコーディオン、ギター、バイオリンの画像のようです

5人、スキート射撃をしている人の画像のようです4人、アコーディオン、バイオリン、ギターの画像のようです


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2023.12.31

楽しきかな 歌い納め・青空越冬隊

2023_12_30


暖かくおだやかな青空演奏。
今年のしめくくりを気持ちよく歌い納めることができた。

前半の2時間はふく助さんとライブの準備に精を出した。
正月明けそうそう船橋の「音Cafe Ohana」でやるライブの練習だ。

我々の練習は一風変わっている。
演奏や歌の練習の合間に「議論」が挟まる。へたすりゃ歌ってる時間より議論してる時間の方が長いこともある。
主に歌の背景や、ストーリーについて。そしてその歌に対してどんな思い入れがあるかなどを語り合う。

音を重ねる練習は技術的な点での成熟度は上がるかもしれない。
けれども「一緒にライブを作る」という視点ではひとつひとつの歌に対する「共通理解」が同じくらい大切なことだと思う。
ライブまで一緒に練習できる機会が少ないのでなおのことだ。
技術的な練習は個人練習でまかなうことができるが、同じ気持ち同じ方向を向くためにはface to faceは欠かせないことだ。
そういう視点で考えると青空演奏の場を借りた今回の練習は実りあるものだった。
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甥っ子・直道君がふらりと遊びに来てくれた。弟の末っ子で天真爛漫な性格がいい。めったに会うことはないのだが妙にウマの合う甥っ子だ。(学生時代、二人ともサッカーのゴールキーパーをやっていたことが親近感を高めているのかもしれない)
2年ぶりに青空演奏に来てくれ、とてもうれしかった。

そして直道君に僕と弟の歴史や関係を語りながら、今回のライブの選曲のバックボーンをからませていった。
なにげないおしゃべりだ。でもそれが今回の選曲の背景にあるものを具体的に示すことにつながったかなと思う。
彼の出現で練習アワーがなごやかで中身のあるものになったと思う。
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後半戦は菅原さんたちと合流しての忘年演奏。
「青空越冬演奏隊」のそろい踏みだ。
三線の山田嬢、ウクレレの絵描きさんらと歌におしゃべりにとおおいにに盛り上がる。

菅原さんは忘年演奏に気合いたっぷり。ワンカップ大関を数本、お燗して持参。
ふく助さんもおつまみをしこたま持参。

こうなるとやる歌は決まってる。
「旅」(ワンカップ大関のCMソング)、そして「お酒の歌」。
ともにナターシャセブンの歌。
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楽しいときはいつでも過ぎてゆくもの。
この1年間、毎週この場で積み重ねてきた。
暑い日、寒い日、風の強い日。
それなりに苦労をしても続けてくることができたうれしさ・ありがたさ。
満足感・充足感に満たされたひとときはあっという間だった。

来年もまた楽しく、頑張って続けていきたいものだ。

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青空越冬隊について思うこと

青空演奏を始めて3年目になる。
始めるきっかけはコロナの影響でライブやコンサート、音楽会などがのきなみ出来なくなったためだった。
ライブ勘を損ないたくなかったのと、声をしっかりと出し続けなくてはならなかった。
いわばやむにやまれぬ事情から始めた「青空演奏」だ。
毎週土曜日の昼下がりから夕方までの4時間ほどをみっしり歌ってきた。
多くの時間は自分と向き合いながら一人で歌う。
季節毎の歌の蔵出しや棚卸しをしたり、ライブや音楽会の準備や予行演習をやってきた。
コロナ前にやってきた「朝市コンサート」の役割を「青空演奏」にあてた。
そして時に聴いてくださる方が現れるやいなや、スイッチが瞬時に入りミニライブモードとなる。
加えて後半は共にこの場所で演奏してきた朋友・菅原さんとの合同演奏になだれ込んでいく。
特にこの1年、毎回いろんな方が参加してくれるようになった。
さながら「青空演奏隊」だ。
毎週そんなことを続けながら、これまで2シーズンの越冬演奏を乗り切ることができた。
先日より3シーズン目に突入している。
真夏の直射日光も厳しいが、やはり冬期は群を抜いて厳しい。
友人たちには「まるで修行僧みたい」などと言う人もある。
中には「意地になってる」とか「年寄りの冷や水」などと辛辣に言ってくれる人もいる。
でもその心は共に「無理をするな。年なんだから」ということだろう。
当然のことながら自分では修行僧などとは思っていない。
無理をしているとも思っていない。
年であることはまあ認めざるをえないけどね。
でも年齢を理由にやることを制限することには大いに抵抗感がある。
年を重ねる毎にやれることが少なくなってはいくんだろうけど、やれるうちはやり続けるべきだと思っている。
「続けること」自体に意味があると信じたいからだ。
多くの時間は一人で歌っている。オーディエンスはいない。
それでも本気モードで歌う。
自分自身と向き合いながら歌うことは必要で大切なことだと思うんだ。
もちろん技術向上的なこともある。
同時にひとつひとつの歌に対する理解や共感を覚えるためには本気モード歌わなきゃならないと思う。
身体にしみこませるためにはひたすら歌うしかない。
野球選手は何百本も素振りをくりかえすことでバッティングの勘どころを身体にしみこませていくという。
本気モードでくりかえし歌うということはそれに似ている気がする。
青空演奏はそういう「作業」をする上で格好の舞台。
たとえ寒い日々であっても「続ける」ことは途切れさせたくない。
かといって無理して寒さに「耐える」という発想は持ちたくない。
「耐える」ということは「無理をする」ことでもある。
「無理をする」ことは精神的にまったく良いことではない。
昔の人は「艱難汝を珠にする」などといっていた。
でも自ら求めて艱難に身を置きたいとは思わない。
むしろ寒風の中で普段通り演奏するにはどうすりゃいいのか。
そしてより快適にやるにはどうすれば良いのか。
「青空越冬隊」はそんな発想でやりたい。
その意味でも一緒に「青空越冬隊」を続けてきた仲間たちには感謝だ。
寒い中でも音を合せる楽しさを共有・享有できる友の存在はありがたい。
年内最後の「青空演奏」は30日、今週の土曜日。
1年を振り返りながら歌おうと思う。

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2023.11.27

おさらいと、新たな準備と 「青空演奏」

2023_11_25
今日の青空演奏は寒かった。
お散歩する人の姿もまばらで、ちょっと淋しい。
足を止めて聴いてくださる人も少ない。(そんな中で終盤聴きに来てくれたkanaちゃんや、いつも気にかけてくださるおばさんありがとう)
これから真冬にかけてそんな日が続くんだろう。
でもその分自分に向き合いながらの演奏をすることができた。
これはこれでとても大事なことだ。
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今日は前半、先週やった「おーるどたいむ de ライブ」のおさらいを重点的にやれた。
先週の本番ではふく助さんのベースに助けられてのアンサンブル。
今日やったのはソロの弾き語りでやる場合のギターアレンジや歌い方についていろいろ試すことができた。
ベースがない分ギターのアレンジでベースっぽいフレーズを織り込まなければならない。
リフやソロ弾きパートも和音の中に組み込まなければマヌケな音になってしまう。
アレンジを変えるから当然歌い方も変わってくる。(ブレスの位置や、音の切り方・ため方が微妙に変わってくる)
また本番で思ったようにはいかなかったところも見直す。
失敗とまではいかないまでも、内心「ムムッ😅」と思うところはたくさんある。
そんなところを意識しながら1曲ごとに向き合う。
ライブ本番が終わったのに、なにもあらためておさらいすることもないだろう。
そう思わないでもない。
でも長年の習慣というか性分というか、「おさらい」作業をしないことにはライブを終えた気がしない。
1時間半ほどかけてくりかえし試し、「ライブ 秋の陣」に引導を渡すことができた。
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次にやったのは12月16日(木)に予定している配信ライブ「Martin古池の歌謡ショー」の下準備。
ここ数日選曲と譜面作りに精を出し、20曲ほど選別した。
次の歌謡ショーのテーマを考え、歌を選ぶ作業は楽しいものだ。
でも最終的には10曲以内に絞り込まなければならない。
その前に全曲を歌い込んでいく。
くりかえし歌い込むうちに歌同士が自然に呼び合うように近寄っていく。近寄った歌同士の関係を膨らませてストーリーが浮かび上がってくる。
今日のところはまだストーリーができあがるところまではいかなかった。
いかなかったがふるいにかけられる歌は何曲か出てきた。
こういう「作業」はおもしろい。
何度か「作業」をくりかえしていくうちに「歌謡ショー」の直前くらいに形になっていくのがこれまでのパターンだ。
今日はその第一歩を切ることができた。
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「おさらい」と「準備」、ともに満足のいく「青空演奏」となった。

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2023.11.01

満足感たっぷりだった青空演奏

今日は二つの点で満足度の高い演奏になった。
①自分と向き合いながらの演奏になった前半ソロパート。
②後半、菅原さんとのセッションタイムの演奏精度がグンと上がった。
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前半は雨上がりだったせいか芝生広場に人影はあまりなかった。
そこで練習を兼ねた演奏に徹することにした。
練習内容は11月の「おーるどたいむ de ライブ」と明後日の「中学生たちと歌おう会」。
1曲ごとにたっぷり時間をかけて十数曲を仕上げていった。
良かったのは漫然と歌うのではなく、細部にこだわって歌えたこと。
歌のストーリーを意識することはもちろんだが、技術的に弱いところを集中的に詰めることができた。
たとえば息継ぎのタイミングだったり、音の抜き方を繰り返し反復して練習することができた。
特に今回はライブテーマの関係で北島三郎や三橋美智也、そして大ベテランの民謡歌手・佐々木基晴などもカバーしている。
(3人とも函館の生んだ大歌手だ)
たとえばこぶしの回し方が三者三様。喉で回すのか、鼻でまわすのか大いに迷うところだ。
ご本人たちの歌い方を意識ながらも、自分の未熟な技術力との折り合いをつけていかなければならない。
ワンフレーズごとに実際に発声をしながら反復するためには、意識を自分の内側に集中しなければならない。
そこにオーディエンスがいれば意識が外に向くのでできない作業だ。
みっしり3時間弱、そんな作業に没頭することができた。
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これまで菅原さんとやってきた歌を数曲、前回からキーを上げて再挑戦している。
菅原さんとのセッション、最初の2年間は互いのできることを探りながら「破綻」の出ない演奏をやってきた。
ここにきてより精度の高い演奏を目指すようになっている。
互いにしっかり歌えるキーを探し、それぞれの歌に合ったテンポを探しながら少しずつ形になってきたように思う。
後半はオーディエンスにも恵まれ、2人の演奏の出来を問うことができた。
意識を内向きにしていた前半と打って変わり、外向き思考のスイッチがバチっと入った。
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コロナのため演奏機会が減りライブ勘が衰えないようにと始めた青空演奏。
3年近く続けるうちにいろんな意味で欠かせないものになっている。
これから寒い季節に入っていくが、しっかり継続していきたいものだ。

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2022.12.25

青空(寒空?)演奏



快晴の越谷でしたが、風が強く体感温度は実際の気温より低く感じられる青空演奏でした。

いつものように前半2時間は中央市民会館の建物の影で独り演奏。
後半1時間ちょいは菅原さんと青空越冬隊での演奏でした。
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ひとり演奏では午前中に蔵出しした「自分を通り過ぎた冬の歌たち」を次々と歌いつなげました。
自作曲、フォークソング、歌謡曲、演歌、カントリーソングと節操なしにくりひろげる「冬の歌」メドレー。

広場にはほとんど人影なく、自分と向き合いながらの演奏となりました。(寒い冬はどうしてもこんな形になってしまいがち)
ひとつひとつの歌と向き合うことができるので、これはこれでいいなとは思っています。
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そんな中でも警備員のオジサンに声をかけていただいたり、時折通り過ぎる散歩の方々に会釈や拍手をもらったりということはありがたいものです。
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今回は85歳のおばあさんが遠慮がちにとなりに腰をおろし、しばし聞き入ってくれました。
「群青」を歌っている時でした。
「群青」は戦死した息子を思いやる老いた父親の心情の歌。
僕は「群青」を歌う時いつもイメージするのは日中戦争のさなか青島で戦死した叔父とその父、つまり僕の祖父です。
兵隊おじちゃん(会ったことのない叔父のことを僕たちはそうよんでいました)は当時の函館の新聞では大きく取り上げられたそうです。
「名誉の戦死」だの「軍神」だのと言う言葉で埋め尽くされていたとか。
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表向きは気丈にふるまったであろう祖父ですが、内心では傷心を抱えていたのではないか。
そんな風に思えてなりません。
傷心をいだきながら冬の大森浜をひとりさまよい歩く祖父のイメージが僕の中では定着しています。
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そんなことを想い浮かべながら「群青」を歌っていると、それまで少し離れたところで聴いていたばあさんがすっと近寄ってきました。
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  となりに座って聴いてもいいかしら
  その歌、もう一度聴かせて
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それまでは歌と自分自身に向かっていた意識をこのばあちゃんに向け直して再び歌う「群青」。
突然ばあちゃんの目からひとしずくの涙。

僕は少々ドギマギしながらも歌い続けます。
歌い終えてそっとばあちゃんに目を向けます。

ばあちゃんは問わず語りで自分の半生を語り始めます。
現在85歳になったこと。
ご主人を亡くして21年になること。
ご主人は69歳で他界されたこと。
そしてピアノを弾くのが好きだったこと。
その他もろもろ・・・
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そんな話しをうかがいながら、僕の父も68歳で亡くなったこと。
音楽が好きであったこと。
父を失った母は92歳までひとりで生きてきたこと。
そして僕自身は父の逝った年齢を超えることが出来、来年69歳になることなどを語ります。
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請われるままに何曲か歌いつづります。
そのひとつひとつに深く頷きながら聞き入るばあちゃん。
やがて腰を上げ
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  どうもありがとう
  寒いから、お身体に気をつけて歌ってくださいな
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そう言い残して去って行きました。
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これが今回の「青空演奏」のめぐりあいでした。
寒風の中、歌ってて良かったと思える瞬間です。
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2部は菅原さんの待つ陽のあたる場所に移動して一緒に演奏。
常連の井上じいちゃん、そして安嶋さんが聴きに来てくださいました。お寒い中を本当にありがたいことです。
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「青空越冬隊」の今回の出し物は手慣れた「ナターシャセブン集」です。
今回は菅原さんが「明日になればね」等、新曲を仕入れてきたので、そこからスタート。

冬至を超えたばかりで陽が落ちるのが早い冬の夕暮れ。
陽が陰るまでの1時間をみっしり歌いました。
1年半を毎週一緒に歌ってきた菅原さん。
アイコンタクトと阿吽の呼吸。
いいあんばいで青空越冬演奏を進めることができました。
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次回は12月31日。
大晦日が「青空演奏」となります。
1年の締めくくり。歌いおさめていきたいと思います。

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2022.11.13

青空演奏日和

Photo_20221113225701


文字通りの小春日和でした。
気温は低くなく、風もたいしてない。
これから先数ヶ月は寒さをしのぎながらの演奏になると思います。
その前に快適に存分に歌いました。
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いつもの場所にはじいさん・ばあさんたち20人くらいがお弁当を広げてピクニック中。
10メートルほど間を空けて店を広げます。
談笑のジャマをしないように気を配りながら歌い始めます。
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前半は再来週に迫った「おーるどたいむ de ライブ 秋の陣」の予行演習を。
1部の演目を何度かくりかえし歌い終える頃、じいさん・ばあさんのピクニックは終わり、三々五々と散っていきます。
その帰りしなみなさんに声をかけていただきました。
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  素敵な歌声ね
  歌詞がよく伝わってきて、良かった
  お弁当が美味しく食べれたわ
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1部は北海道をテーマにした選曲です。(道南ロードマップシリーズと名付けました)
自作も含め、知名度の全然ない歌ばっかり。
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それに反応していただけたようで、こんなうれしいことはありません。
しかも「歌詞がよく伝わる」との言葉は最高の褒め言葉。
すっかり気をよくして休憩に入ります。
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一服つけていると親子連れが歩み寄ってきて
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  なんか歌ってよ
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とお兄ちゃんから催促。
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休憩もそこそこに2部突入。

「季節の中で」を歌い始めると、このお兄ちゃんリズムに合わせて身体をゆらし始めます。
それを見ていた弟も真似てゆぅらゆら。
そんな調子で何曲か歌います。
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  あんまりジャマしちゃダメよ

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とのお母さんの言葉に促されて、何度もふりかえりながら去って行きました。
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「おーるどたいむ de ライブ」の2部は松山千春を特集する予定。
このまま通し稽古を続行。
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目の前をふたりのおばあさんが手を引き合いながら通り過ぎます。
時々お見かけするおふたりです。
白髪の品の良いおばあさんたちで、ひとりは杖をつきもうひとりは反対の手を引くように歩いて行きます。
手を引くというよりはふたりでもたれ合い、支え合ってゆっくりと歩を進めるという感じ。
いつも会釈をしながら静かに拍手してくれます。
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今日は20~30メートルほど先に腰をおろし、談笑を始めました。
僕は彼女らのことは意識の外に追いやって通し稽古を続けます。

最後の歌「大空と大地の中で」を歌い終えると、それを待っていたかのようにふたりは腰を上げやってきます。
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  ちゃんと聞こえてましたよ
  いつもありがとう
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この広場で歌うとき、僕は半径10~15メートルを射程圏内にして声を出しています。
それ以上の距離を狙うと身体やのどに力が入り歌が荒れると思うからです。
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射程圏外で談笑していたおふたりからそう言われることは想定外でした。
それだけにうれしかった。
この広い空間で力を抜いて歌っても20メートルはちゃんと届いている。そのことが検証された思いでした。
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おふたりと入れ違いにいつものおじいさんたちが右と左から登場。
休む間もなく昭和の歌謡曲特集に突入します。
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おひとりは御年85歳ということは以前からうかがっていました。
もうお一方の年齢が本日判明しました。83歳!
うかがうと五月みどりさんの中学の同級生だとか。
(ってことは、あの妖艶な五月みどりさんも83歳かっ!)
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「アカシアの雨がやむとき」~「いっぽんどっこの歌」~「恍惚のブルース」と快調に飛ばします。
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そこへ先週声をかけてくれたおじさん、今週も登場(この方はたぶん70代前半と思われる)

今ではほとんど耳にすることのない歌謡曲を選んで歌い続けました。
もちろんみなさんどれもこれもご存じ。
おしゃべりにも花が咲きます。
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70代とおぼしきおじさんは大の三橋美智也好き。
終盤は三橋美智也の大特集。
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四時も近くなり、少々風が冷たくなってきました。
頃合いかなと思い、本日のラストは春日八郎の「赤いランプの終列車」で〆ました。
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みなさん満足そうな笑みを浮かべながらそれぞれの方向へとお帰りになりました。

今日つくづく思ったことがあります。
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昭和の歌謡曲(とりわけ20年代~30年代の歌)を歌い続けていきたい。
やがてこれらの歌に親しんだ世代は旅立っていきます。
これらの歌を知らない世代、知っていても歌わない世代に変わっていきます。
昭和の名曲の数々を歴史の彼方に埋もれさせるのはあまりにもいたましい。
さいわいにもこれらの歌を聴いてくださる方々、一緒に口ずさんでくれる方々はまだまだ健在です。
ありがたいことに僕にはこれらの歌を歌う機会も多い。
歌とそれに伴うおしゃべりの数々を通して、時代を共有し受け継いでいければいいな。
そして彼らに生で演奏をお届けし、喜んでいただくことができればなおいいな。
それができれば歌唄いとしてこれ以上の喜びはない。

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そんなことを思う本日の「青空演奏」でした。

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2022.08.07

昭和の空気ただよう青空生演奏

12時過ぎ芝生広場に到着。
適度な気温で過ごしやすい昼下がり。
真夏のこの季節にしては珍しくたくさんの人通り。
ご同輩の姿もちらほら見受けられます。
前半は夏のフォークソングや歌謡曲を中心に自作曲も所々にまじえて歌いました。
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先週来てくださった「タコ社長」も仕事合間の一服がてらに来てくれます。
中島みゆきがお好きとのことでしたが、今回はあえて井上陽水を歌ってみます。
なかなかの好反応でした。
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今夜はこの場所でとうろう流しのイベントがあるそうです。
その準備のため何人もの人がテーブルなどの搬送に忙しそうでした。
ちょっと落ち着かないなぁと思いつつ歌い進めす。
でも作業をしながら聴いてくれている様子。
BGMがわりにしてもらえるならば、それもまたよし。
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2時過ぎ、いつもよりかなり早く井上じいちゃんが到着しました。
休む間もなく2部突入。
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約束通り、今日は昭和30年代後半~昭和40年代はじめの流行歌大特集です。
夕焼けとんび、有楽町で逢いましょう、ギターを持った渡り鳥、誰よりも君を愛す、黒い花びら、さすらい(小林旭)、再会、潮来傘、アカシアの雨がやむとき、君恋し、夢であいましょう、遠くへ行きたい、かわいいベイビー、若い二人、高校3年生、サン・トワ・マミー、恋のバカンス、アンコ椿は恋の花、砂に消えた涙、学生時代、恋をするなら、(ここまで昭和30年代後半)
君といつまでも、帰ろかな、恋心、知りたくないの、涙の連絡船、女ひとり、骨まで愛して、一本どっこの唄、悲しい酒、ラブユー東京、(ここまで昭和40年代はじめ)
次から次へと30曲以上も歌います。
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じいちゃん、そのすべての歌を覚えていて、一緒に口ずさんでくれます。
そして例によって随所におしゃべり。思い出話を披露してくれます。
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途中、後ろから突然の大拍手。
通りすがりのおばあちゃんが「いいわね、いいわね」としわくちゃの顔に満面の笑みを浮かべてくれます。
井上じいちゃんがすかさず「そんなところに立ってないで、ここ来ておかけなさいな」と『客引き』をしてくれます。
88歳になるというおばあちゃんも横並びにちょこんと腰を下ろして聴く体制に。
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そんな様子を見ていた平成生まれと思われるアベック(死語かな)もまた仲良く並んで腰を下ろして聴いてくれます。
あんたがたの生まれるずっと前に
世の中で歌われていた歌ばかりだよ
と井上じいちゃんが解説してくれます。
88歳のばあちゃん、85歳の井上じいちゃん、68歳の僕、そして多分30代初めくらいの若い二人。
なんだかいい景色だなぁと思いながら「古い歌」を次々と歌い続けました。
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やがてイベントの準備が整ったようで、大型スピーカーから大音量の音楽が流れ始めます。
どうやら「とうろう流しと音楽の夕べ」というイベントのようです。
若い娘さんが今風のアップテンポの歌のリハーサル。
生歌、生ギターの音はたちまちかき消されてしまいます。
時刻も4時半をまわったので、本日の青空生演奏は終了としました。
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戦後~昭和30年代の「古い歌」。
子供の頃からラジオやテレビから流れる歌で聞き覚えてはいました。
でもそれを自分がライブや音楽会などで歌うようになるとは思いもしませんでした。
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ここ数年、特にコロナの時代になってからデイサービスでの音楽会や「たそがれ歌声音楽会」でリクエストされて歌うことが増えました。
リクエストにお応えし、ちゃんと歌うためにはうろ覚えのままではいけません。
しっかり聞きこんでちゃんと練習します。
そういう「作業」がだんだん血肉になってきたように思います。
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「自分の歌いたい歌」だけではなく「お客様が聴きたい歌」をもちゃんと歌うことの大切さを感じます。
そういう機会を設けてくれているデイサービスや「たそがれ歌声音楽会」にはずいぶん鍛えてもらっているなぁ。
あらためて感謝です。

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2022.08.01

【青空生演奏】 マンツーマン演奏がふたつ、そして‥‥

真夏の昼下がり。
強烈な陽射し。
さすがに人っ子一人いない芝生広場。
畳数枚程度の木陰に店を広げ、ポツポツ歌い始めます。
あと1時間もすれば適度に木陰も広がり人も出てくるかな。
それまでは8月のライブの準備をば。
歌声に引き寄せられるように芝生の向こうから人影が。
暑いのにネクタイ姿のおじさん。
  私は中島みゆきが好きなんですわ
  「悪女」が聞こえてきてついふらふらと来ちまいました
  お邪魔じゃないですか
  なんもさ
  したら中島みゆきを何曲かやりましょう
「糸」、「時代」と有名どころを続け、「狼になりたい」、「永久欠番」とつなげます。
歌の合間におしゃべりもはずみます。
聞けば勤めていた会社が倒産し、それを機会にご自身でパソコン関連の下請け会社を立ち上げたとか。
今では従業員を10人抱えられるようになった「タコ社長」とのこと。
「ヘッドライト・テールライト」を聴きながら汗をふくふりをして涙を拭っています。
仕事が残っているからと30分ほどで去っていった僕と同年代のおじさん。
苦労されたんだろうな。
.
.
2時過ぎ、普段よりかなり早くにいつものじいちゃんがとことこやってきます。
約束どおり昭和の歌謡曲を歌います。
じいちゃんが思春期だった20年代後半から、青年時代をおくった30年代前半の歌です。
それは僕が生まれる前後から少年時代に重なります。ラジオから流れるのを聞いたり、母親が口ずさむのを聞いて覚えた馴染み深い歌ばかり。
1曲ごとにその曲にまつわる思い出をおしゃべりします。
ひとつの歌に絡む二つの世代の思い出話はなかなかおもしろい。
「銀座のカンカン娘」、「港が見える丘」、「星の流れに」、「東京キッド」、「テネシーワルツ」、「赤いランプの終列車」、「お富さん」、「月がとっても青いから」、「おんな船頭唄」、「ごきげんさんよ達者かね」、「リンゴ村から」、「東京のバスガール」、「有楽町で逢いましょう」etc‥‥
「古城」まで歌い進めたところで菅原さんが合流。
「達者でな」、「星屑の街」と歌い昭和の歌謡曲編を終えました。
来週は昭和30年代後半から40年代を歌うことにしました。
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恒例の菅原さんとのセッションアワーは「さとうきび畑」から。
いいタイミングでYさんが三線を抱えてやってきます。
というわけで菅原さんフィーチャーで沖縄ソング特集へ。
絵描きのおじさんもやってきて終盤セッションアワーは賑々し!
滞りなく、つつがなく終了しました。
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往々にしてマンツーマンでの演奏になる青空生演奏。
がっぷりと四つに組むマンツーマン演奏は面白くもあり、難しくもありです。
逃げ場がないので本気で向かい、本気で受け入れる必要があります。
そのためにこちらが心を開かなければ相手も開いてくれない。
想像力を高めイメージを深くして相手の語るところを受け止める必要もあります。
そうやって自分との接点を探していき、重ね合わせていきます。
今回の2つのマンツーマンはいい塩梅でそれができたようで、とても楽しい青空生演奏になりました。
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