『街角ライヴ』

2016.08.02

今年も。。。越谷花火大会 宴会ライブ

陽の傾き始めた夕暮れ時。

元荒川沿いの藤田医院の駐車場には三々五々と人が集まって来る。

駐車場は三方を紅白の幕で覆われ、ビールサーバーや料理が準備されている。

今夜は越谷花火大会。

蕎麦打ち好きの集団KUROMUGI会主催で続けられている花火宴会。

僕は宴会に呼ばれライブをすることになっていた。

去年に引き続き2回目だ。

花火の始まる1時間ほど前に宴会ライブは始まり、最初の1発とともに終えるという算段だ。

声をかけてくれたのは越谷市場の浅子さん。彼は12年前市場でのコンサートにひきづりこんだ張本人。

会場の藤田医院の院長は僕の主治医のセンセイ様。(実は午前中受診したばかり。血液検査の結果を見て藤田先生には酒は控えなさいと言われたばかりだった)

お二人には日ごろお世話になっている同世代の方々。

宴会参加者の大半は同年代。これにさらに長老世代、若夫婦世代が加わる幅広の年齢構成。

今年は最初から同世代をターゲットにしていた。

昭和の流行歌から真夏を感じさせる歌。
グループサウンズもの
そして若大将ものだ。

問題はどういう順番で、どういう流れにいていくかということ。

そして若い世代をどう届けるかということだった。

昭和の流行歌やグループサウンズものは80代前半までは受け入れられる。これは老人ホームなどでの経験で実証済。

ところが30~40代の若い世代はお茶の間でラジオやテレビから流れる歌を一緒に聞き、共有してきたという経験に乏しい。

幅広世代が集う宴会ライブなどでいつも迷うところだ。

結局歌とおしゃべりをスピーディーに展開して一気に1時間走りきることにした。

順番はお客さんとのおしゃべりにまかせて自由に展開し、最後は夕焼け~夕暮れ~夜空~花火にむすびつけることにした。

(続く)

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2015.01.12

Sさん

北風吹きぬける広場の陽だまりの中。
見覚えるある老人がひとり腰を下ろしている。
忘れようとしても忘れられない人、Sさん。

もう一昔も前になる。
毎土曜の夜、新越谷駅でやっていた「街角ライブ」。
ごくごく初期のころから毎回欠かさず聴きに来てくれたSさん。


少し離れたところから歌う僕を凝視していた。
レポート用紙に全ての歌のタイトルと感想をびっちり書き込む。
ライブが跳ねた後それを僕に手渡し、ご自分の感想や意見を言い残し、街灯りの中に消えていく。

なんとか音楽研究所をやっているといっていた。
白髪交じりの長髪で当時すでに60歳を超えていたように思う。
Sさんの指摘は多少強引ではあるが、的を得ていた。
僕にとってはありがたくも多少煙たい存在であった。

最初は批判的な感想が多かった。
僕はSさんに認めてもらおうとあれこれ練習し、選曲も練り上げて臨むようになった。
1年も続けるうちにSさんは肯定的な感想を述べてくれるようになってきた。

「街角ライブ」は最初は駅コンコースの中で多少浮いていた。
人々は避けるように通り過ぎ、せいぜい遠巻きに眺めていた。
それも同じころから徐々に市民権を得るようになり、聴いてくださる方々増えていった。
Sさんは相変わらず離れたところからそんな様子を満足げに眺めていた。

数年の月日が流れた。
新越谷駅での演奏は全面的に禁止され、僕は歌う場を市場やお好み焼き屋さんに移した。

Sさんとはそれっきりになっていた。

久しぶりに見るSさんは当時着ていたサファリジャケットの襟を立て、木漏れ日の中で背中を丸めていた。
薄汚れたジャケット、ひびの入った眼鏡…。

通り過ぎた僕には気がつかず地面を見つめている。
声をかけようとした。
それを押しとどめる気持ちが勝った。
声をかける勇気が僕にはなかった。

.

.

これまで長いこと歌い続けてくることができた。
その時々にたくさんのご縁があり、たくさんの恩人がいる。
そういう人たちの支えがなければ、今に至るまで歌い続けることはできなかったんじゃないか。
時々そう思う。

.

ライブハウスでの演奏を辞め、自分のスタイルを暗中模索しながら迷いに迷いながら試みていた「街角ライブ」時代。
Sさんは間違いなくあの時代の僕にとっての恩人だろう。

通り過ぎ、その背中にそっと頭を下げた。

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2013.02.25

「Live at Score」 冬の歌棚卸総決算

2月の最後のライブは「冬の歌・棚卸総決算」と位置づけました。
3月からは春を感じていたいですもんね。
この冬ひんぱんに歌ってきた歌に、出番があまりなかった歌をおりまぜました。

Photo


今回からはエイぼんも出演!
むさくるしい(?)Martinライブに華を添えてもらいました。

写真は「Martin古池評論家」Mr.Matsumuraが撮影してくれました。
彼は10年以上にわたって僕のライブを観察、批評し続けてくれているKP印刷の後輩。
Scoreさんが地元ということもあり(マスターやママさんの高校の後輩だとか)、
いつにもましてやかましく批評してくれます。

お客さんの多くはScoreの常連客のみなさん。
毎回欠かさず足を運んでくださいます。
僕にとっては決して地元=ホームとは言えない大宮の地。
この人たちによって支えられ、定着してきました。
(Scoreさんでのライブのチャンスを作ってくれた宍戸一賀さんに感謝)

Scoreライブの特徴はなかなか終わらせてもらえないところ。
「これが最後の歌です」って言ってるのに、おかまいなしにリクエストをくれるお客さんたち。
ありがたいことです。
今回もたっぷり時間延長の2時間半超。ロングライブになりました。
(遠路はるばる来てくださったch@bozさん、ごめんなさい。そしてありがとうございます)


おかげさまで2月をそして冬をいい感じにしめくくることができました。
次回は3か月後。
春を背景にしたステージをやりたいと思っています。

With

「洋風酒処 Score」でのライブは4回目。

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Martin


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2013.02.19

【お知らせ】 Live at Score 2013 冬 〜 木枯らしに吹かれて

2013

今年最後の真冬がテーマのライブ。
題して「木枯らしに吹かれて」

冬の歌はしばしの間「歌倉」の中で眠ってもらいます。
3月になれば春に向かって衣替え。
今回のライブ、いわば冬の決算・棚卸。
なごりを惜しみながら丁寧に務められればいいなと思っています。



【Live at Score 2013 冬】


02月23日(土)  19時過ぎスタート

洋風酒処 Score (スコア)外部リンク
http://gakuondan.com/access2.html外部リンク

Martin古池 + エイぼん

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2013.01.30

同窓会で出前ライブ

暮れに突然出前ライブの依頼メールが届いた。

初めての方だ。文面から御年70歳くらいの方と分かる。

なにかの集まりで演奏してほしいという内容だった。

その後1~2度メールのやり取りと電話で話したきり。

どんな集まりなのか、何人ほど集まるのか、男女構成、年齢層等々一切わからぬまま武蔵浦和の居酒屋「煉」の暖簾をくぐった。

日曜の昼下がりだった。

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店内は貸切で20数名の壮年男女が長テーブルを囲んで談笑している。

演奏の準備をしながら話をするうちに、T高校の同窓会でH先生の教え子たちの集まりということが分かった。ほとんどの方が65歳の同期生。クラスは違えどH先生に受け持たれた方々だという。

H先生はすでに他界しており、その奥様を囲んで毎年何度も集まっているそうだ。
(奥様もT高校の卒業生とのことだ)

ぐっときた。心の琴線がぶるぶるふるえた。

なんて素敵な集まりなんだろう。

先生亡き後も奥様を囲んでこうして定期的に集まれるなんてことはそうそうあるもんじゃない。H先生のお人柄がしのばれる。

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与えられた時間は短いが全力投球で歌わせてもらった。

リクエストもあり、すべておなじみの歌を選んだ。

一緒に口ずさんでもらったり、ハモニカの達者な方と合わせたり。

あっという間のできごとだった。

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演奏を終えた後は輪の中に加えてもらい一杯ごちそうになる。

輪の中に加えてもらえるというのはうれしいものだ。

話すうちにいろんな共通項が見えてくる。

奥様所有の山小屋が八ヶ岳山麓にあるという。同窓生たちで手作りをし年に何度かそこに集うそうだ。

ライブの仕掛け人Yさんは僕のブログをよく読んでくださっているようで、「あすなろ山の会」の八ヶ岳の小屋のことや「森の音楽会」のことをご存じだった。

ありがたいことだ。

.

僕の卒業した室蘭東高校も恩師・福田先生を囲んで時折同窓会を催す。

先生は70数歳、いまだお元気で研究や講演活動に活躍されている。奥様もしかりだ。

福田先生を軸にして我々室蘭東高同窓生もいつまでもつながっていたい。

そう強く願った出前ライブだった。

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2012.12.31

居酒屋へ「出前ライブ」

長男が長年アルバイトをしている居酒屋「みよし」で出前ライブが年内最終ライブでした。

お店の常連さんたちによるクリスマス兼忘年会といったところです。

初めての店に入る時はいつも緊張するものです。
ましてや長男がお世話になっている店。

ミュージシャンの顔と親父の顔を半分半分に暖簾をかき分けました。

店内はすでに満杯。
お客さんは中高年層を中心にいくつかのグループになって談笑中。
お酒も入っていい調子。

セッティングをしながら情報収集。お客さんの会話に耳を傾けます。

ショーケンがどうの、ジュリーがどうのという会話が聞こえます。

選曲の柱がひとつ決まります。GS(グループサウンズ)で行けると踏みました。

与えられた時間は1時間。
あとは60年代~70年代の歌謡曲で肉付けすることに。

比較的若い世代のお客さんもいるので尾崎豊やチューリップ、チャゲ&飛鳥あたりのヒット曲ももぐりこませることにします。
やや高い年齢層の人もいるので三橋美智也先生や北島さぶちゃんも用意します。

「出前ライブ」での選曲は9割以上ポピュラリティのあるものを、その場で選ぶことにしています。
(そこにいるお客さんにとってポピュラーな歌というべきか)
特に酒宴などでは選曲でライブの成否が決まってしまいます。
だからライブ前の情報収集はとても大事。
(過去これをあやまり痛い目にあったことも…)
あとは演奏を進めながら軌道修正していきます。

オープニングは「なんとなく なんとなく」。

さっそく食いついてくれました。やはりGSは正解。

でもGSソングでたたみかけることはしません。
それをやっちゃうとGS一色になりかねません。
若い世代も、上の世代もいるわけで。
そちらに顔を向けるのが難しくなっちゃいますものね。

「少年時代」や「万里の河」、「サボテンの花」を挟みます。
この辺の歌は世代に関係なく広く親しまれています。

そしておもむろに「エメラルドの伝説」、「長い髪の少女」などGSの有名どころを何曲か。

会場は一気にヒートアップ。
GSでしばし走ります。

熱を冷ますように静かに「ホワイトクリスマス」~「Happy Birthday To You」

今日はクリスマス・イブ
キリストさんの誕生日
ここにもおひとり誕生日を迎えた方が・・・

そしてここにいる小さな子供たちが
幸せに年を重ねながら育っていけるように
「生命」という歌を歌います。

しっかり歌詞を聴いてもらえる土壌も出来上がったので、本日初めてのポピュラーではない歌を。

一転、「星のフラメンコ」。

再びヒートアップする会場。手拍子がありがたい。

「津軽海峡冬景色」につなげるとみなさん一緒に歌います。
(この歌はどこで歌っても必ずといっていいほど大合唱になります。歌に魔力でもあるのではないかと思っちゃいます)

わずか3分で
上野駅から青森経由で函館まで行っちゃう
すごい歌ですね
函館ついでに函館出身の歌い手さんのヤツを

「与作」(北島三郎)~夕焼けとんび(三橋美智也)

お時間は1時間を回ったころ。
そろそろ〆にかかろうと思ってるところにリクエストが入ります。
歌い終わると次のリクエストが。

お店のマスターが助け舟(?)を出してくれます。

Martinさんさえよろしければ、
ここで一度休憩を取っていただき
そのあとリクエストタイムということに

10分休憩した後、大リクエストアワーに突入します。
くるくる、どんどんリクエスト。

俺にも歌わせろ!

というお父さんも現れます。

さあ、ここからが難しい。
うまくコントロールしなければライブのシマリがなくなってしまします。
せっかくここまでいい感じで来たのにやり方を間違ええるとぐずぐずになっちまう。

突然長男が

オレも1曲歌います!

「恋しくて」
僕がギターを弾き長男が歌う親子コラボ。

きっちり弾くから
お前はきっちり歌えよ

と、アイコンタクト。

初めて合わす歌。
Beginのオリジナルに近いアレンジから外れぬように、ちょっとだけブルースっぽさを強調して弾きます。
長男もそれに乗っかるようにハスキーな声で歌います。

お客さんたちが親子コラボにじっと注視しているのがわかります。

歌い終えると大喝采

いよー!
てっちゃーん!

崩れかねない雰囲気が再びしまった感じになります。

ここがチャンスと思い、最終コーナーに突入します。

ノリのいい歌を何曲か歌い、最後はアンコールを兼ねて「心の旅」。

一緒に歌うお客さんたち。
しつこくリフレーンをくりかえします。
そして徐々にテンポアップし、何回目かには超高速に。
息切れしそうなところで大きくブレーク、一気にテンポダウンして終演。

いあぁ、楽しいライブでした。

当初1時間の予定でしたが、終わってみればノセられノセられ2時間半。

年の終わりに最高のライブをさせてもらいました。

集まってくださったお客さん。
自由にやらせてくれたお店のみなさん。
共演し、場が崩れるのを救ってくれた長男。

心から感謝です。

そして長男がこの店でかわいがられていることがよくわかったライブでした。
親父として、うれしかったなぁ。

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2012.12.09

うれしいライブ・オファー

今朝長男がふらりと遊びに来た。

   おやじ
   俺のバイト先で
   ライブやってくんない?
   店の人がオヤジのうわさを聞いたらしい

うちのせがれは隣り町の東川口の居酒屋でバイトをやっている。
もう10年近くも続けている。
オヤジの話など人様に話すようなタイプのヤツじゃない。
察するに話しの出どころは市場あたりだろうか。

そんなことはどうでもいい話。

うれしかったのはせがれに声をかけられたこと。
ふたつ返事でやると答えた。

我が家にはそれぞれの世界には足を踏み入れないという暗黙の不可侵条約がある。
べったりくっつかずに、ちょっと離れたところから見守るというスタイルだ。
これは僕の親父の代から続く「家風」みたいなもんだ。
子育ての時から適当な距離を置いてせがれたちとは付き合ってきた。
(ちなみに我が家の飼い猫モグにまでその姿勢をつら抜いている)
でも一朝ことが起きた時にはいつでも全面バックアップする。

そんな習慣がせがれたちにも受け継がれたようだ。
それが逆に妙に淋しく感じられることもある。
まったくわがままなもんだ。

所帯を持つ準備を始めている長男。
いよいよ一人歩きを始める季節になり、なんとはなしに淋しさを感じていた。
そんな折、せがれからのオファーがうれしかった。

   お客さんは地元のおっさん、おばさんが多いかな
   だいたい50代から60代
   おやじくらいの世代が多いよ
   その世代相手にライブ打てる人なんていないもな
   もっと若い世代のヤツは結構いるけどさ
   おっさん、おばちゃんにもわかりやすいのがいいな
   興奮に引きづりこめるようなライブがいいな

しっかり朝飯をたいらげ、しっかり条件をつけ、
せがれは帰っていった。

去年の暮れは二男とコラボレーションができた。
今年の暮れは長男と。
オレは幸せなオヤジなのかもしれないな。

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2012.11.05

【御礼】草加ふささら祭り・歩行者天国ミニライブ

おかげさまで無事終えることができました。

出演してくださった皆様、応援にきてくださった皆様、関係者の皆様に
深く感謝するとともに心から御礼申し上げます。
ありがとうございます。


朝の10時から夕方4時まで、14組の出演者が2カ所のステージを往復してそれぞれ2回の演奏。
演奏者も応援の方々もけっこう大変だったと思います。
進行役を務めた僕もなんとか交通規制の枠内で全員が演奏できてほっとしています。


市をあげての大イベント「草加ふささら祭り」。
その一角に設けられた歩行者天国。
たくさんの、ホントにたくさんの人出。
その中で手作りミニライブができたことはステキなことだと思います。


メイン会場で同時に行われていたジャズのビッグバンド演奏も盛況だったと聞きます。
歩行者天国でのミニライブはお客さんとより近い距離で音楽を奏でる企画でした。
出演者それぞれにお客さんとのキャッチボールもあったようです。


初めての試みのため音響や進行も手探り。
出演のみなさんにはご迷惑をおかけした点もあったかと思います。
出演された皆さん、足を運んでくださった皆さんのご意見ご感想を賜ればと思います。
来年に向けての改善点とさせていただきたいと思います。

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2012.10.24

「街角ライブ」事始め

前の記事で「通常営業中のライブ」について書かせてもらいました。
今現在の自分のライブスタイルです。
偶然そこに居合わせた人たちを前にして歌わせてもらう。
彼らはそこで音楽演奏があるなどとは思いもせず、たまたまその場にいた。
できることならばサプライズと思ってもらえ、かつ楽しんでもらいたい。
そんなスタイルです。
.
そういうスタイルを模索し始めたのはちょうど10年前、2002年の秋でした。
新越谷の駅コンコースで始めた「街角ライブ」がいわば事始めでした。
それまでの自分は十数年もの間、ライブハウス「ぶどうの木」でソロライブをやってきました。
「ぶどうの木」が店をたたんでからの数年は越谷市内のスナックやホールを借りてライブを続けていました。
(同時並行で「オカリナアンサンブル・かざぐるま」での活動もやってましたが、それはまた別の機会にでも)
.
固定客(常連さん)も増え、実に楽しく演奏をさせてもらいました。
常連さんに楽しんでもらうためには毎回工夫する必要がありました。
ストーリー仕立ての構成にしたり、「フォーク寄席」と称してお客さんとのやり取りの中でアドリブ的に舞台を作っていくことに挑戦していました。
.
毎回毎回が刺激的でとても楽しかった。
ところがそんなことをくりかえすうちに、疑問がムクムクと頭をもたげはじめたのです。
.
お客さんに守られてるからこそ
できるスタイルじゃないのか
このまま同じやり方を続けても
本当の力などつかないんじゃないか
初めて聴く人に納得してもらえなきゃしょうがない
.
この思いはライブを重ねるたびに膨らんでいったのです。
スナックやホールを借りるようになってからは、集客やお店との交渉事にすっかり疲れてしまったという事情もありました。
.
このままじゃダメだ
ライブを楽しめなくなりそうだ
今何かを始めなきゃ、
この先新しい挑戦はできなくなるんじゃないか
.
五十路の坂道が遠くに見え始めた頃です。
焦りにも似た思いにかられ、街に出ました。
自分の原点に立ち返ろうと思ったのです。
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「自分の原点」
それは今でいう「路上ライブ」でした。
演奏する場などなかった若いころ、駅や公園で歌っていました。
(新宿駅西口広場の「フォークゲリラ」に刺激を受けていたということもありました)
.
「街角ライブ」
きびしい世界でした。
目の前を何百もの人が行きかっているにも関わらず、足を止めてくれる人はごくごく一握り。
力の無さを思い知らされました。
いかにお客さんに守られてきたかということを思い知らされました。
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ライブハウスではまとまった時間の中で全体として舞台を評価してもらえます。
路上では1曲1曲が勝負です。
1曲勝負ができるほどの力がなかった。
歌唱力や演奏力などの表現力だけではありません。
レパートリーの幅の狭さ、偏った選曲。
それまでやってきたことを根こそぎ覆される思いでした。
.
.
昨今その頃のことをやたら思い出します。
10年がたち、還暦の坂道が見え始めたせいでしょうか。
この先自分がどんなやり方で歌っていくのか。
.
「街角ライブ」自体をやることは少なくなりました。
それは「朝市コンサート」や「三貴ライブ」「JUNEライブ」などに形を変え、
同じ立ち位置で続けています。
.
この10年を基礎にしつつ、試行錯誤を続けていくんだろう。
そんな予感はあります。
.
.
10年という区切りに当時書いた文章をあらためて読み直してみるのも悪くはないな。
そう思いリンクを貼りました。
.
「温故知新」
「古きを訪ね新しきを知る」
今を、明日を生きるため、過去に遡ることも時には必要なことかも。
.
.
.
.
.
.

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2012.10.13

「草加ふささら祭り」と松原団地ミニコンサート

日光街道の宿場町・草加で行われる「草加ふささら祭り」
その一環として松原団地で音楽イベント「パイン・ジャズ・フェス」が開催されます。

音楽を通した街づくり。

草加市は平成5年に国内で最初に音楽都市宣言をした街です。

    【音楽都市宣言文】

   綾瀬のほとりにメロディー流れ
   草加のまちなかにリズムあふれる
   人々の心にハーモニー生まれ
   よろこびとやすらぎが満ちる
   新しい味わいと共感の息づく我がまち
   ここに音楽都市を宣言する


街のあちこちで音楽が奏でられ、それを気ままに楽しめるというのが理想。
メインのジャズ・フェスだけではなく、歩行者天国でもミニコンサートが行われます。

松原団地で「喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ」をさせてもらっているご縁で、

ミニコンサートのプロデュースを仰せつかりました。


ミニコンサートが行われる松原団地駅は草加市の文化ゾーンとして位置づけられています。
「草加ふささら祭り」の中では来場者の玄関口にもあたります。

祭りのプロローグの街として、また音楽都市・草加の原点の街として、手作りの音楽イベントを!
そんなコンセプトで企画されました。


ミニコンサートは松原団地駅東口から松並木の続く旧日光街道までの駅前通り。
ここを歩行者天国にし、2区画に分けられ屋台村が連なります。
そしてそれぞれにミニステージを設置します。

歩行者天国でゆったり過ごしてもらいたい。
出会い・ふれあいの場にしてもらいたい。
そんな願いをこめたミニコンサート。
14組のミュージシャンがお届けいたします。
気ままにお楽しみいただければと思います。


Photo



   【日 時】  11月4日(日) 10:00〜16:00

   【場 所】  松原団地駅前通り
            東武伊勢崎線・松原団地駅 東口

   【出 演】  ろっく / 月井和則 / MINAMI & YUKI / take-z / ミツダイ /
           KIND / エイぼん / さすらいのギタリスト / ぴちぴちバンド / 福島光智 /
           Toshiyuki / Windy Wagon / イザナギTARO / Martin古池 /

   ★プログラムの詳細は後日お知らせいたします。
    ボサノバのインストあり、フォークやPOPSあり、クラシカル・フュージョン、昭和歌謡あり、さらにオリジナルあり。
    様々なスタイルの音楽をお楽しみになれるかと思います。




「草加ふささら祭り」は祭りを通して心と心が触れあい支えあう共生社会を作りたいという思いで行われてきました。

「ふささら」は一面に実った稲穂が風に吹かれて“さらさら”と触れ合う情景を表現した草加音頭の一節です。
日光道中の宿場として、人々を迎え送る「もてなし」の心を託しています。

もてなしのミニコンサートにしていければいいな。

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