ライブ at JUNE

2025.11.30

Romantic Nobu & マーチン古池ライブ

先週の金曜日、ティー・ルーム・ジュンでのライブの記録です。
昭和の薫りただよう喫茶店で演者も昭和ならお客様もまた昭和。
マスター・じゅんさんの言葉を借りれば「しっとりおちついた、大人の雰囲気のライブ」となりました。
ライブのスタイルはまずはNobuさんが2曲歌い、それに対するアンサーソングのような形で僕が2曲歌うというのをくりかえしていくものです。
いわば「かけあいライブ」。
Nobuさんが弾き語る時は僕がサポート演奏にまわり、僕が歌うときはNobuさんがサポートしてくれます。
そして全編通して泉水さんがベースでひきしめる。
泉水さんのベースがまたやさしい響き。
ひきしめるというよりはくるんでくれるといった方が正しいかな。
こういうスタイルでやるライブは初めてでしたが、なかなかおもしろいものでした。
おしゃべりのやりとりもみな同年代ということもあり(僕がちょっとだけ後輩)、打てば響くという感じがたまらない。
お客様も皆同年代、そのやりとりがそのままツボにはまっていく。
終始笑顔の絶えない良いライブになったと思います。
演奏した歌は次の通り。
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[1部]
①Moon River (Nobuさん)
②いつでも夢を(Nobuさん)
③Moonbow (マーチン古池)
④僕の星まで (マーチン古池)
⑤黄昏のビギン (Nobuさん)
⑥たそがれマイラブ (Nobuさん)
⑦シルエット・ロマンス (マーチン古池)
⑧恋しくて (マーチン古池)
[2部]
①Blue Moon (Nobuさん)
②星降る街角 (Nobuさん)
③テネシー・ムーン (マーチン古池)
④星のフラメンコ (マーチン古池)
⑤ウィスキーがお好き (Nobuさん)
⑥酒と薔薇の日々 (Nobuさん)
⑦酒と泪と男と女 (マーチン古池)
⑧いい塩梅の田舎で暮らそう (マーチン古池)
⑨ずっと好きだった (アンコール)
⑩故郷に帰りたい ー北海道編ー (勝手にアンコール)
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Nobuさんのやさしい歌声と的確なギターさばき。
泉水さんの包容力あるベース
お二人は普段はRomantic Bandのメンバーとして活躍されている。
お二人の奏でる音にノセられて、気持ちよく演らせていただきました。
また近々3人でライブがやれたらいいな。
「Three Zizis」なんて名前でね。
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2025.09.30

金田龍之介 十七回忌 追善朗読会@JUNE

【みんないい笑顔だね】
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「金田龍之介 十七回忌 追善朗読会」を終えて出演者そろって記念撮影。
みんなの笑顔、最高だね。
やりきったっていう納得感と満足感。
大入りのお客様に喜んでいただけったっていう安堵感。
そんなのが満面の笑みにただよってるなぁ。
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俳優・金田龍之介さんの十七回忌。
ご子息の拓三さんが企画した朗読会は馴染みのティー・ルーム・ジュンさんを埋め尽くすお客様に見守られながら幕をおろすことができた。
龍之介さん、拓三さんとご縁のある役者さんや長年子供たちに読み聞かせをやられてきた方。
さらに龍之介さんのお孫さん。
そんな出演者たちの末席に加えていただいた。
演目は山本周五郎の「ちゃん」というお話。
「ちゃん」とは父親のこと。
拓三さんにしてみるとこれしかないという物語だと思う。
拓三さんの「ちゃん」、龍之介さんは生前「山本周五郎を読みなさい」。そう拓三さん言い聞かせていたそうだ。
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物語は世の流行(はやり)に取り残され、くすぶる火鉢職人重吉のお話。
江戸の町人文化花盛りの中で火鉢職人として生きてきた重吉。
装飾施された「五桐火鉢」は長年江戸市中で重用されてきた。
ところが世の中は手の込んだ火鉢より、簡易な作りで安価な火鉢を求めるように変わっていた。
重吉の仕事は減り、手にする賃金も減る。
己の技を必要とされず、生活も苦しくなっていく。
やりきれぬ思いを重吉は酒でまぎらす。(起)
「五桐火鉢」の弟分たちはすでに独立しそれぞれ店を構えている。
流行りにのって安価な火鉢を作り、暮らしも安定している。
彼らは兄貴分の重吉とその家族の暮らし向きを案じ、気を配ってくれる。
しかし重吉にとってそれはありがたくもあり、心苦しくもある。
職人としての誇りのためか、流行りに身をまかすことを良しとしないのだ。
で、結局酒に逃れる。わずかな賃金も呑んでしまうほどに。(承)
そんなある日馴染みの店「源平」で見かけた一人の男が気にかかった。
くたびれ、さえない風体の男は金がないらしく、初めて入る「源平」でつきだしだけを肴におどおど呑んでいる。
男のうらぶれた姿に重吉は自分と同じ匂いを感じ、声をかける。
男は喜助と名乗る。
やはり職人らしく、世の流れの中で仕事にあぶれ子供らに粥も食わせることもできぬ暮らしぶりだという。
酔った重吉は喜助を相手に職人としての心持ちや生き方を説く。でもそれが必要とされない世の中への鬱憤をぶつける。
すっかり気を許した重吉は喜助を家に連れ帰り、飲み直すことに。
飲みつぶれた重吉は朝方3才の末娘の「どよぼう!」という言葉に目を覚ます。(どよぼうとは泥棒のこと。3才の幼児はうまく発音できなかった)
女房のお直に聞くとすでに喜助の姿はないという。
明け方出て行く喜助が戸口に向って「おせわになりました」と小声でつぶやいているのを長男の良吉が見かけたという。
お直は何か盗まれたことよりも、かけた情けを仇で返されたことが口惜しい。(転)
眠れぬままに酒を飲み、飲んでも酔えぬまま重吉は考え続ける。そしてとうとう家を出ようと心に決めた。
夜中皆が寝静まった頃合いを見計らい、ほっかむりをして家を出ようとする。
雨戸を開けようとするところを女房のお直に見つかり、問いただされる重吉。
「おれがいちゃあみんなのためにならねえ。満足な稼ぎはせず、飲んだくれてばかりいた挙句に見も知らねえ男を連れ込んでありもしねえ中から物を盗まれた。おらぁこのうちの疫病神だ。おらあ、どうしてもここにはいられねえんだ」
そんなやりとりを奥の六畳間で聞いていた子供たち。
突然長男・良吉が言い出す。「ちゃん!そいつはいい考えだ!どうしてもいたくないなら、このうちを出よう。けれどもね、ちゃん。出てゆくんならひとりではやらねえ。オイラも一緒に行くぜ。」
すると次々と子供たちが良吉に同調する。「みんなで行くのよ!離れ離れになるくらいならみんなで野たれ死にする方がマシだわ」
「よし、相談は決まった。これで文句はねえだろう。ちゃん、よかったら仕度しようぜ」
良吉の言葉に顔を覆う女房・お直。
そんな子供たちを見ながらつぶやく重吉。
「お、おめえたちは、、、おめえたちはみんなバカだ、、、みんなバカだぜ。」
すかさず良吉は返す。「そうさ、みんな、ちゃんの子供だもの、不思議はねえや!」(結)
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僕は喜助の役を頂戴した。
起承転結で言えば「転」にあたる役回り。
出番は少なく、セリフも多くはない。
でも主人公・重吉とその一家の「泣かせる」顛末に繋げていく点で物語の大きな役割を担っている。
多くはないセリフの合間に時代の風潮、その中での市井の町人の暮らし向きを感じてもらえればいいなと思っていた。
「語らずして語る」というヤツだ。
そのために喜助のおかれた世の風潮、喜助自身の人物像に思いをめぐらせ妄想を膨らませて肉付けする。
僕が普段の音楽ライブの準備でやっているのと同じやり方で向き合うことにした。
山本周五郎は書いていないので想像の域を出ないのだが、物語は江戸時代後期のことではなかろうか。
田沼意次の重商主義政策で開花した町人文化だったが、
それを否定し田沼を追い落とした松平定信。定信は質素倹約・緊縮政治強引に推し進めた。その結果町人文化はすっかり萎縮してしまった。重吉や喜助はその緊縮政治のあおりをうけたのではないかと想像する。
そんな中でも重吉は老舗、「五桐火鉢」の子飼いだったため一応はそれなりの暮らしはたてられていたと思われる(その多くを呑み潰しているんだけどね)。
一方喜助はそのうらぶれた格好、自信なげにあたりに気を配りながらも呑む。その様子を見ると重吉よりもさらに苦しい暮らしぶりだったのではないか。おそらくどこかの大店(おおだな)に身を置いていたのではなく、自分で商売をやってはいるがすっかり行き詰まっていたのではないか。
何かの職人ではあろうが、技量に自信が持てるほどではなく、さほど高い誇りを持っていなかったのではないか。
だから重吉に声をかけられ酒をごちそうになっても、終始へりくだった態度で接している。
重吉の家で泥棒をしたとしても、それは悪意からではなく「貧すれば鈍する」の出来心だったのではないか。
だからこそ重吉の家の戸口に向って頭を下げたのではないか。
こんな喜助像を持って今回の朗読劇に関わらせていただいた。
本番前に一度だけ台本の読み合わせで集まった。
僕にはこの読み合わせがとてもありがたく、勉強になった。
それは皆さんが台本をしっかり読み込み、それぞれのアプローチをもって臨んでいるように感じられたからだ。
玄人の皆さんの表現力に比べ、ほとんど素人の僕は足もとにもおよばない。
それでも自分なりのアプローチで臨んでもいいと感じさせてもらえた。
とても励みになった。
本番では流れに身をまかせた。
自分の中では朗読劇と言うよりも音楽ライブやってる感覚で臨めた。
結果は?
写真に写る皆さんの笑顔がすべてを物語っているように思う。
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2024.08.27

晴れ後土砂降り 歌声喫茶@JUNE

スタート時点ではギラギラ陽の光が照りつけていた。
ところが30分もしないうちに一転、土砂降りの雨。
にわかに暗くなった空に稲光と雷鳴が。
そんな空模様を察してか、本日は常連さん達のみの参加。
互いに気心の知れたもの同士。
のっけからおしゃべり全開モード。
稲光や雷鳴を気にしながらも、それが肴になり歌が進んでいく。
雨の歌を何曲かやるうちにタイガース「モナリザの微笑」のリクエスト。
 雨がしとしと日曜日
ここから一気にグループ・サウンズへと舵を切る。
「シーサイド・バウンド」〜「君だけに愛を」などなど
歌集にも収めていない、普段全くやらない歌でガンガン攻めていく。
皆さんも半ば興奮状態。
まるで少年少女時代に一気にタイムスリップ。
  ジュリー❗️❗️❗️
と茶色い声が叫び出すしまつ。
突然雷鳴とともに停電。
店内真っ暗でなにも見えない。
歌詞を先導しながらも、何事もないかのように歌い続ける。
そして止まぬ歌声。
数分間の停電だった。
でもこの数分のおかげで濃密なひとときに。
グループ・サウンズコーナーがひとしきり終わったところで、歌は一転懐かしの唱歌へ。
「浜辺の歌」、「夏の思い出」、「海」の歌3題などなど。
おそらく今は時代にそぐわないため小学校の教科書からも外された歌の数々。
参加者の皆様にとっては幼少の頃口ずさんでいた歌ばかり。
ひとつひとつの歌の解釈を語り合いながら、しっとり歌う。
それまでの興奮の渦を鎮めるかのように。
このほかにもいろんな切り口で、いろんな歌を。
いつにも増してバラエティに富んだ「歌声喫茶@JUNE」となった。
ラストソングは「長崎の鐘」をゆっくりと静かに歌ってお開きにした。
次回は9月3日(火)午後5時からに。

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2024.05.31

歌声喫茶@JUNE

午前中の好天気がウソのような大雨の「歌声喫茶@JUNE」。
そんな中でもたくさんの方が足を運んでくれた。
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音楽会の名称を「たそがれ音楽会」から「歌声喫茶」に変更して半年になる。
「たそがれ音楽会」の名称ではどんな音楽会か伝わらないので、より一般的な「歌声喫茶」にしようというマスターの提案からだった。
その成果が少しずつ表れてきたか最近新しい参加者が徐々に増えてきている。
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ただ「歌声喫茶」と語るのはちょっと気が引けるところがあったのも事実。
「ともしび」などで長年続けられている伝統的な「歌声喫茶」とJUNEさんでやってきた音楽会はちょっとありようが違うからだ。
長年伝統的な歌声喫茶をやってきた方々に対して「歌声喫茶」の名を使うことにちょっと申し訳ない気分が僕にはある。
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JUNEさんでやってきた音楽会は「みんなで歌う」という点では同じだけれど、重きを置いているのはむしろ参加者同士のおしゃべり。
そのおしゃべりから選曲していく行き当りばったりで道草だらけの唄旅が醍醐味と思っている。
とはいえ「歌声喫茶@JUNE」の名称で再スタートしたんだから、自分流の進め方の精度を高めていくことが課題と思っている。
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今回の「歌声喫茶@JUNE」ではスピード感を高めることに重点を置いた。
1曲歌う毎におしゃべりが生まれ、そこから次の唄が決まる。
唄が決まったら、歌集のページを探しおもむろに歌い始める。
1曲毎にこの過程をふむわけだから、歌い始めるまでに多少の時間は必要になる。
もたもたしてると音楽会全体のノリが悪くなる。
そこでいつも以上に歌い始めるまでの間をつめることに気を配った。
おしゃべりには充分に時間をかけるが、曲決めの判断を早くした。
さらに参加者が歌集の該当ページを探しだすためのアナウンスを強める。その上でアナウンスをしながらキーやテンポの設定を瞬時に決める。
結果として間延びすることなく流れるようなノリのいい進行につながったように思う。
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大きな助けとなったのは「常連」の方々の存在。
間延びしそうになった時はおしゃべりでつないでくれる。
該当ページを探す手助けもしてくれる。
ありがたかった。
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歌声音楽会のノリを良くし、充実度を高めるにはメリハリが大事。
おしゃべりと歌にはゆったりと時間をかける。
でも曲決めと演奏を始めるまでの時間はスピードアップして短縮をはかる。
これによって全体にだらっと流れることなく進めることができた。
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そしてあらためて感じた。
いくつかやっている他の歌声音楽会でも水先案内人としての判断やスピードを高めることは大切。
そのことでさらにメリハリのきいたノリの良い音楽会にしていける。
今週の日曜日に予定している「井戸端音楽会@楽龍時」でもそんな意識でやろうと思う。

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2024.02.18

「たそがれ音楽会」あらため「歌声喫茶」第1回目

長年「たそがれ音楽会」の名称でやってきた喫茶店JUNEでの音楽会。
マスターの提案で今回から「歌声喫茶@JUNE」と改めた。
改称の理由は一般的な名前にしてより広く呼びかけたいとのマスターの思いからだ。
「たそがれ音楽会」の名称ではどんな音楽会かが伝わらない。
結果口コミだよりとなり、常連さん中心の音楽会になっている。
間口をもっと広げたいということだ。
「歌声喫茶」の名称ならばお店のお客さんにも説明しやすい。
コミュニティ新聞などにも広告を出しやすいとのことだった。
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今回は名称改め、その第1回目。
新聞広告を出すのはこれからとのことで、実際に来られた参加者は10名ほどの常連さん。
それでもこれまでとはちょっと変わったことがある。
音楽会はこれまで貸し切り状態だったが、今回は通常営業も兼ねていた。
参加者以外にも4名ほどのお客さんがいて、それぞれにおしゃべりやパソコン作業をしていた。
参加者と一般客の共存の中で音楽会は進んだ。
通常営業中の音楽会という点では、「たそがれ音楽会」の前身「日曜昼下がりライブ」と同じ。
「音楽会参加者」と一般客の同居・共存だ。
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最初は一般客の邪魔にあまりならないように気配りをしたり、演奏席の背後にいる一般客の語らいが気になったりして戸惑いもあった。
その状況の中でも音楽会は生き生きしたものに仕上げる必要がある。
共存と両立はなかなか難しい。
でも共存もまた間口を広げていくことにつながっていくものだ。
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時間の経過とともに徐々になじんでいく。
音楽会がいい感じに盛り上がっていく。
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僕が目指してきた音楽会は参加者みんなで歌うだけではない。
水先案内人と参加者の「やり取り」、参加者同士の「やり取り」こそが大切だと思っている。
歌とおしゃべりがシームレスにつながって行く井戸端会議のような音楽会が目指すところだ。
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「歌声喫茶」改称第1回目を終えてあらためて思った。
この先もこの井戸端会議のようなスタイルは崩してはならない。
シームレスなやり取りと歌こそが楽しさの生命線。
水先案内人は単なる先唱者・伴奏者であってはならない。
参加者からおしゃべりを引き出し、歌につなげていく。
歌からさらに次のおしゃべりを引き出していく。
2時間の「歌の旅路」のガイドを務めていくのが水先案内人の役割。
それは名称が変わっても、条件が変わっても変わらず続けていくべきもの。
あらためてそう思った。

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2024.01.14

時間変更のお知らせ たそがれ音楽会pen@JUNE

1月26日(金)に予定している「たそがれ音楽会@JUNE」の開始時間が変更になりました。
15:30~18:30と30分早まります。
(通常16:30~18:30で開催)
どうぞお間違えのないようにお願い申し上げます。
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2023.12.17

3つの音楽会

この2日間で3つの音楽会をやった。
 ①さんすまいる音楽会
 ②たそがれ音楽会
 ③フォークの歌声音楽会
それぞれ音楽会の性質や参加者が異なる音楽会だ。
交わされるおしゃべりや歌は微妙に重なり、微妙に異なる。
水先案内人の立ち位置も十把一絡げというわけにはいかない。
そしてそこがおもしろいところだ。
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さんすまいる音楽会は地元のデイサービスで隔月で10年以上続けてきた。
デイサービスなので参加者の介護認定度の変化に伴って少しずつ顔ぶれは変わっている。(最初からのメンバーは今では二人しか残っていない)
それでも交わされるおしゃべりや歌われる歌に変わりはない。
昔はやった歌謡曲が中心だ。
ここでは昭和30年代あたりの歌もいまだに流行歌なのだ。
今回は初めてベースのふく助さんにお手伝いしていただいた。
アコースティック・ベースをアンプにつなげればもっとふくよかで厚みのある音になったんだろう。
でもあえて生音で弾いてもらった。
さほど大きくはない室内で参加者との距離も数メートル程度。
なによりもご高齢の方々の歌声は大きくない。それぞれの方の歌声を阻害する音量は不要との判断からだ。
僕自身ギターや声量もここでは6~7割程度に控えて演奏している。
いつもとは違うベース付きの演奏は気持ちよかった。
ベースとギターの区別もつかないご老人たちもなんの違和感もなく、いつものように楽しげに語り、突っ込みを入れ、歌ってくれた。
「いつものように」「楽しく」というのがキーワードのさんすまいる音楽会。
1時間はあっという間に過ぎ去った。
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その足で喫茶店JUNEでの「たそがれ音楽会」に向かう。
これまた毎月10数年続けてきた音楽会。
参加者年齢層の幅は広くなり、60代~80代。
同年代から人生の大先輩といった顔ぶれが一堂に会する。
おしゃべりの幅も広がるし、リクエストされる歌もまた多岐にわたっている。
難しいのは70~80代の古くからの参加者と60代の参加者のリクエストをバランス良くリードしていかなければならないところ。
どちらかに偏ってはいけない。かといって機械的な切り分け方をしてもつまらない。
各年代それぞれの時代を肯定しつつ、融合させていくところに面白さと難しさがある。
ここではふく助さんのベースはアンプにつないでもらい、存分に弾いてもらった。
参加人数はいつもよりやや少なめ。こぢんまりながらもおしゃべりが飛び交い、中身の濃い音楽会となった。
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翌日はおーるどタイムで「フォークの歌声音楽会」。
こちらは同年代が主力。
しかも多くの参加者がいろんな楽器を奏でる「フォーク世代」中心の歌声音楽会だ。
今回もギターのほかにキーボード、プサルタリー、パーカッションと多彩な楽器が登場した。
なによりもももっちさんが遠路マンドリンを抱えてやってきてくれたのがうれしかった。
今回はマンドリンをフィーチャーした歌をたくさん取り上げ、リリカルな音色が歌声に華を添えてくれた。
多彩な楽器のアンサンブルは気持ちの良いものだ。
3時間という長丁場ながら、長いとは感じぬ楽しい音楽会となった。
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コロナ以降僕の音楽現場はこういった「歌声音楽会」が多くなっている。
ライブのようなショー的な演奏会も楽しいが、参加者全員で作っていく「歌声音楽会」のようなスタイルがいい。
僕にはこちらの方がより似合っているように感じられる。
みっしりと中身の詰まった2日間、3つの音楽会となった。

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2023.07.13

3年目を迎えるギター・ウクレレ・ワークショップ@JUNE

ティー・ルーム・ジュンさんでワークショップを始めてから、今日でまる2年が過ぎた。
毎月2回、2~3時間のワークショップだが参加者は5~6人で落ち着き、順調に推移している。
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ワークショップの趣旨は初心者から中級者までマンツーマン形式で、一人一人によりそいながら技能を高めていくというものだ。
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初心者というのはギターやウクレレに初めて触れるという人。
ギターの押さえ方や弦のつま弾き方といったイロハをお教えして、それに慣れ、身につけてもらう。
当面はギターとたわむれる楽しさを体感できるようになることが目標。
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中級者というのはある程度ギターを弾きながら歌えるという人。
こちらは曲のアレンジや表現の仕方をアドバイスしながら、その人に合ったやり方を見つけていく。
自分で弾き語りを楽しむだけではなく、他の人に心地よく聴いてもらえるようになるのが目標。
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初心者と中級者が混在するワークショップ。
2~3時間の間に5~6人の参加者と実際にマンツーマン応対できる時間は短い。
一人あたり10~15分。これをふたまわりするだけで精一杯。
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ひとまわり目は前回のワークショップで提起した課題の出来具合を確かめる。
良くなった点・まだ足りない点をそれぞれはっきりさせることが目的。
その上で足りなかった点を補うためのやり方を提言し、ふたまわり目までの個人練習をしてもらう。
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そして次の人とのマンツーマンへと移っていく。
参加者全員ひとまわり目が終わるとおよそ1時間が経過する。
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そこでふたまわり目に移行する。
1時間の個人練習の成果を確かめて、あらためてその段階での問題点を整理しあらたな課題を提起する。
残りの1時間を集中的に個人練習に当ててもらうとともに、次回ワークショップまでの課題としてもらう。
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こんなやり方を2年間続けてきたが、皆さん目に見えて上達してきた。
それが我がことのようにうれしい。
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上達といっても個人差がある。
ウクレレやギターの音を出すのすら苦労していた人がきれいに音を出せるようになってきている。
ギターに合わせて歌うことができなかったがつぶやくようにだが歌えるようになってきた人もいる。
シンプルにただ歌ってきた中級者の方も徐々にだが強弱を意識したり、Aメロとサビの伴奏パターンを変化させて唄のダイナミクスを意識するようになってきている。
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その歩みは牛のようにゆっくりとではあるが、一歩ずつ前へと進んでいる。(三歩進んで二歩下がる状態とも言えるけど)
これが2年間継続してきたことの積み上げなんだろうと思う。
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3年目に突入するにあたって密かに立ててる目標がある。
初級者の方々は向こう1年で中級者レベルに。
中級者の方々は自分の感覚で弾き語りのアレンジができるように。
そこまで積み上げていくことができればうれしい。
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そこから先は僕は本来の「水先案内人」の役割に徹することになる。
いまはまだ「アドバイス」とは言いながらも、「教える」ことの方が多い。
弾き語りとは本来本人の感性によって築いていくもので、教えられてどうにかなるというものではない。
過去の経験値を基にしてヒントを提示するのが水先案内人の役割だろうと思う。
ヒントを活かすか、他のやり方にトライするかは本人次第。
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参加者全員がそんな風にいずれなれることが3年目を迎えた今の僕の願いだ。

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2023.01.20

喫茶店JUNE たそがれ音楽会



ケーブルテレビ・J:comの取材と収録があった今回の「たそがれ音楽会」でした。
そんな話しを聞きつけてか、普段よりもたくさんの方が参加され、店内は満席状態。
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水先案内人としてはいつもより四方気を配って臨みました。
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①できるだけ多くのリクエストにお応えする
②初参加の方にも楽しんでもらえるように進める
③音楽会の生命線ともいえる「おしゃべりキャッチボール」は少々コンパクトになるけれど、たえず維持する。

できるだけ普段通りの音楽会にし、素の状態を収録してほしかったのです。
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参加者の年齢構成は50代~80代と幅広く、その中でも60代が多い。
リクエストの傾向はフォークソング系・グループサウンズ系が多く演奏としてはやりやすいものでした。
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ただそれだけに終始しては80代の参加者がおきざりにされる恐れがあります。
そこはいろいろ工夫して進行していきます。
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たとえばグループサウンズ系のリクエストが続いたらロカビリーを入れるという具合に。
共に時代は違えども日劇ウェスタンカーニバルで一世を風靡したグループサウンズとロカビリー。
「花の首飾り」と「ダイアナ」がそこでつながります。
つまり60~70代と80代の嗜好がそこで結びつきます。
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幕間に受けた比較的お若い方のリクエスト(セーラー服と機関銃)は歌集に収録されていないので、2部のオープニングにソロで歌います。
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カントリー好きのご老人にはこちらから水を向け「テネシー・ワルツ」や「カントリー・ロード」などを織り込みます。
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のど自慢で「川の流れのように」を歌い鐘を鳴らしたというご婦人のために彼女のキーで伴奏をつけます。
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「五番街のマリー」のリクエストに対してはギターワークショップで課題曲にしていた山口さんに伴奏を代わってもらったり。
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ほぼまんべんなく全体のご要望に応えられる内容にできたかと思います。
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そしてなによりありがたかったのは常連さんたちの懐の深い対応でした。
新規参加者のリクエストを優先的に受け入れてくれ(普段はわがままにリクエストをしてくれる方々が!)、適度にチャチャを入れたりしながら場の空気を活性化してくれます。
その甲斐あってか新規参加者の方もおしゃべりに加われる空気になりました。
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いつもと違う条件下の「たそがれ音楽会」でしたが、いつもと同じような空気感で進めることができてほっとしています。
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収録された動画は編集の上、2月中は11CHで放映されるそうです。(ただしJcom契約者のみ)。
またショート・バージョンは3月いっぱい草加駅前のAKOSビジョンで流されるそうです。

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〔追記〕
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Jcomでは「歌声音楽会」という名前から年寄りが集まり童謡・唱歌を中心に歌っているというイメージを持っていたように思われます。
何度も何度も童謡・唱歌を歌うシーンを作ってくれと言われました。(「里の秋」のリクエストがあったので1曲だけ歌いました)
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たしかに高齢者の比率が高い「たそがれ歌声音楽会」。
でも高齢者の好む歌=童謡・唱歌という図式にはちょっと抵抗があります。
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長年歌声音楽会をやってきましたが、童謡・唱歌のリクエスト比率は1%にも満たないのが実際です。
水先案内人のぼくが水を向けなければなかなか歌うことはないというのがこれまでの経緯です。
むろん童謡・唱歌は子供の頃親しんできた歌に違いありません。(ぼく自身を含めてね)みなさん目を細めて歌ってくれます。
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でも高齢者とはいえみなさんそれぞれに青春時代があり、それぞれに胸を熱くした歌があります。
それはロカビリーであったり、カントリーソングであったり、歌謡曲やGSソング、フォークソングであったりするワケです。
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Jcomさんの思惑を裏切るようで申し訳ないけれど、たとえ収録といえどいつも通りの「たそがれ音楽会」を再現したいと思っていました。
そしてそのような進行になり、内心ほっとしています。
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2022.12.25

【お知らせ】 ギターワークショップ@JUNE

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今週の火曜日(12月27日)ティールーム・ジュンで年内最後のギターワークショップを開催いたします。

マンツーマンによるギター弾き語りのエクササイズ。
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先日の「たそがれ音楽会」の場を借り、この1年の成果を発表させていただきました。
合い言葉は「ひとつの本番は100回の練習にも勝る」。
参加者はそれぞれのパフォーマンスを遺憾なく発揮してくれました。
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さて年内最後の今回は1年の総集編として取り組んできた歌をワークショップ内で披露する場にできたらと思っています。
あるいは来年に向けて新しい課題曲への挑戦ということになるかもしれません。
(フタを開けてみなければわからない?)
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「千里の道も一歩から」といいます。
ワークショップが始まってから1年半になります。
参加者のみなさんは着実に何歩かは進めたように思います。
来年に向けてさらに歩みを進めるために善きひとときで締めくくりたいと思います。
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同時にあらたに来年からギター弾き語りに取り組みたいとお考えの方。
すでに弾き語りをされているがもう一歩突っ込んで取り組みたい方。
ご興味がおあおりでしたらワークショップへいらっしゃいませんか。
見学は無料です。(ご注文のみお願いいたします)
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「ギターワークショップ@JUNE」はMartin古池が水先案内人を務めさせていただきます。
参加者それぞれの課題をさらに一歩前に進めるための道のりを一緒に考え、場合によってはヒントを提供するというスタイルでやっています。

皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

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