ライブ at JUNE

2024.08.27

晴れ後土砂降り 歌声喫茶@JUNE

スタート時点ではギラギラ陽の光が照りつけていた。
ところが30分もしないうちに一転、土砂降りの雨。
にわかに暗くなった空に稲光と雷鳴が。
そんな空模様を察してか、本日は常連さん達のみの参加。
互いに気心の知れたもの同士。
のっけからおしゃべり全開モード。
稲光や雷鳴を気にしながらも、それが肴になり歌が進んでいく。
雨の歌を何曲かやるうちにタイガース「モナリザの微笑」のリクエスト。
 雨がしとしと日曜日
ここから一気にグループ・サウンズへと舵を切る。
「シーサイド・バウンド」〜「君だけに愛を」などなど
歌集にも収めていない、普段全くやらない歌でガンガン攻めていく。
皆さんも半ば興奮状態。
まるで少年少女時代に一気にタイムスリップ。
  ジュリー❗️❗️❗️
と茶色い声が叫び出すしまつ。
突然雷鳴とともに停電。
店内真っ暗でなにも見えない。
歌詞を先導しながらも、何事もないかのように歌い続ける。
そして止まぬ歌声。
数分間の停電だった。
でもこの数分のおかげで濃密なひとときに。
グループ・サウンズコーナーがひとしきり終わったところで、歌は一転懐かしの唱歌へ。
「浜辺の歌」、「夏の思い出」、「海」の歌3題などなど。
おそらく今は時代にそぐわないため小学校の教科書からも外された歌の数々。
参加者の皆様にとっては幼少の頃口ずさんでいた歌ばかり。
ひとつひとつの歌の解釈を語り合いながら、しっとり歌う。
それまでの興奮の渦を鎮めるかのように。
このほかにもいろんな切り口で、いろんな歌を。
いつにも増してバラエティに富んだ「歌声喫茶@JUNE」となった。
ラストソングは「長崎の鐘」をゆっくりと静かに歌ってお開きにした。
次回は9月3日(火)午後5時からに。

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2024.05.31

歌声喫茶@JUNE

午前中の好天気がウソのような大雨の「歌声喫茶@JUNE」。
そんな中でもたくさんの方が足を運んでくれた。
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音楽会の名称を「たそがれ音楽会」から「歌声喫茶」に変更して半年になる。
「たそがれ音楽会」の名称ではどんな音楽会か伝わらないので、より一般的な「歌声喫茶」にしようというマスターの提案からだった。
その成果が少しずつ表れてきたか最近新しい参加者が徐々に増えてきている。
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ただ「歌声喫茶」と語るのはちょっと気が引けるところがあったのも事実。
「ともしび」などで長年続けられている伝統的な「歌声喫茶」とJUNEさんでやってきた音楽会はちょっとありようが違うからだ。
長年伝統的な歌声喫茶をやってきた方々に対して「歌声喫茶」の名を使うことにちょっと申し訳ない気分が僕にはある。
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JUNEさんでやってきた音楽会は「みんなで歌う」という点では同じだけれど、重きを置いているのはむしろ参加者同士のおしゃべり。
そのおしゃべりから選曲していく行き当りばったりで道草だらけの唄旅が醍醐味と思っている。
とはいえ「歌声喫茶@JUNE」の名称で再スタートしたんだから、自分流の進め方の精度を高めていくことが課題と思っている。
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今回の「歌声喫茶@JUNE」ではスピード感を高めることに重点を置いた。
1曲歌う毎におしゃべりが生まれ、そこから次の唄が決まる。
唄が決まったら、歌集のページを探しおもむろに歌い始める。
1曲毎にこの過程をふむわけだから、歌い始めるまでに多少の時間は必要になる。
もたもたしてると音楽会全体のノリが悪くなる。
そこでいつも以上に歌い始めるまでの間をつめることに気を配った。
おしゃべりには充分に時間をかけるが、曲決めの判断を早くした。
さらに参加者が歌集の該当ページを探しだすためのアナウンスを強める。その上でアナウンスをしながらキーやテンポの設定を瞬時に決める。
結果として間延びすることなく流れるようなノリのいい進行につながったように思う。
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大きな助けとなったのは「常連」の方々の存在。
間延びしそうになった時はおしゃべりでつないでくれる。
該当ページを探す手助けもしてくれる。
ありがたかった。
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歌声音楽会のノリを良くし、充実度を高めるにはメリハリが大事。
おしゃべりと歌にはゆったりと時間をかける。
でも曲決めと演奏を始めるまでの時間はスピードアップして短縮をはかる。
これによって全体にだらっと流れることなく進めることができた。
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そしてあらためて感じた。
いくつかやっている他の歌声音楽会でも水先案内人としての判断やスピードを高めることは大切。
そのことでさらにメリハリのきいたノリの良い音楽会にしていける。
今週の日曜日に予定している「井戸端音楽会@楽龍時」でもそんな意識でやろうと思う。

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2024.02.18

「たそがれ音楽会」あらため「歌声喫茶」第1回目

長年「たそがれ音楽会」の名称でやってきた喫茶店JUNEでの音楽会。
マスターの提案で今回から「歌声喫茶@JUNE」と改めた。
改称の理由は一般的な名前にしてより広く呼びかけたいとのマスターの思いからだ。
「たそがれ音楽会」の名称ではどんな音楽会かが伝わらない。
結果口コミだよりとなり、常連さん中心の音楽会になっている。
間口をもっと広げたいということだ。
「歌声喫茶」の名称ならばお店のお客さんにも説明しやすい。
コミュニティ新聞などにも広告を出しやすいとのことだった。
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今回は名称改め、その第1回目。
新聞広告を出すのはこれからとのことで、実際に来られた参加者は10名ほどの常連さん。
それでもこれまでとはちょっと変わったことがある。
音楽会はこれまで貸し切り状態だったが、今回は通常営業も兼ねていた。
参加者以外にも4名ほどのお客さんがいて、それぞれにおしゃべりやパソコン作業をしていた。
参加者と一般客の共存の中で音楽会は進んだ。
通常営業中の音楽会という点では、「たそがれ音楽会」の前身「日曜昼下がりライブ」と同じ。
「音楽会参加者」と一般客の同居・共存だ。
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最初は一般客の邪魔にあまりならないように気配りをしたり、演奏席の背後にいる一般客の語らいが気になったりして戸惑いもあった。
その状況の中でも音楽会は生き生きしたものに仕上げる必要がある。
共存と両立はなかなか難しい。
でも共存もまた間口を広げていくことにつながっていくものだ。
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時間の経過とともに徐々になじんでいく。
音楽会がいい感じに盛り上がっていく。
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僕が目指してきた音楽会は参加者みんなで歌うだけではない。
水先案内人と参加者の「やり取り」、参加者同士の「やり取り」こそが大切だと思っている。
歌とおしゃべりがシームレスにつながって行く井戸端会議のような音楽会が目指すところだ。
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「歌声喫茶」改称第1回目を終えてあらためて思った。
この先もこの井戸端会議のようなスタイルは崩してはならない。
シームレスなやり取りと歌こそが楽しさの生命線。
水先案内人は単なる先唱者・伴奏者であってはならない。
参加者からおしゃべりを引き出し、歌につなげていく。
歌からさらに次のおしゃべりを引き出していく。
2時間の「歌の旅路」のガイドを務めていくのが水先案内人の役割。
それは名称が変わっても、条件が変わっても変わらず続けていくべきもの。
あらためてそう思った。

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2024.01.14

時間変更のお知らせ たそがれ音楽会pen@JUNE

1月26日(金)に予定している「たそがれ音楽会@JUNE」の開始時間が変更になりました。
15:30~18:30と30分早まります。
(通常16:30~18:30で開催)
どうぞお間違えのないようにお願い申し上げます。
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2023.12.17

3つの音楽会

この2日間で3つの音楽会をやった。
 ①さんすまいる音楽会
 ②たそがれ音楽会
 ③フォークの歌声音楽会
それぞれ音楽会の性質や参加者が異なる音楽会だ。
交わされるおしゃべりや歌は微妙に重なり、微妙に異なる。
水先案内人の立ち位置も十把一絡げというわけにはいかない。
そしてそこがおもしろいところだ。
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さんすまいる音楽会は地元のデイサービスで隔月で10年以上続けてきた。
デイサービスなので参加者の介護認定度の変化に伴って少しずつ顔ぶれは変わっている。(最初からのメンバーは今では二人しか残っていない)
それでも交わされるおしゃべりや歌われる歌に変わりはない。
昔はやった歌謡曲が中心だ。
ここでは昭和30年代あたりの歌もいまだに流行歌なのだ。
今回は初めてベースのふく助さんにお手伝いしていただいた。
アコースティック・ベースをアンプにつなげればもっとふくよかで厚みのある音になったんだろう。
でもあえて生音で弾いてもらった。
さほど大きくはない室内で参加者との距離も数メートル程度。
なによりもご高齢の方々の歌声は大きくない。それぞれの方の歌声を阻害する音量は不要との判断からだ。
僕自身ギターや声量もここでは6~7割程度に控えて演奏している。
いつもとは違うベース付きの演奏は気持ちよかった。
ベースとギターの区別もつかないご老人たちもなんの違和感もなく、いつものように楽しげに語り、突っ込みを入れ、歌ってくれた。
「いつものように」「楽しく」というのがキーワードのさんすまいる音楽会。
1時間はあっという間に過ぎ去った。
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その足で喫茶店JUNEでの「たそがれ音楽会」に向かう。
これまた毎月10数年続けてきた音楽会。
参加者年齢層の幅は広くなり、60代~80代。
同年代から人生の大先輩といった顔ぶれが一堂に会する。
おしゃべりの幅も広がるし、リクエストされる歌もまた多岐にわたっている。
難しいのは70~80代の古くからの参加者と60代の参加者のリクエストをバランス良くリードしていかなければならないところ。
どちらかに偏ってはいけない。かといって機械的な切り分け方をしてもつまらない。
各年代それぞれの時代を肯定しつつ、融合させていくところに面白さと難しさがある。
ここではふく助さんのベースはアンプにつないでもらい、存分に弾いてもらった。
参加人数はいつもよりやや少なめ。こぢんまりながらもおしゃべりが飛び交い、中身の濃い音楽会となった。
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翌日はおーるどタイムで「フォークの歌声音楽会」。
こちらは同年代が主力。
しかも多くの参加者がいろんな楽器を奏でる「フォーク世代」中心の歌声音楽会だ。
今回もギターのほかにキーボード、プサルタリー、パーカッションと多彩な楽器が登場した。
なによりもももっちさんが遠路マンドリンを抱えてやってきてくれたのがうれしかった。
今回はマンドリンをフィーチャーした歌をたくさん取り上げ、リリカルな音色が歌声に華を添えてくれた。
多彩な楽器のアンサンブルは気持ちの良いものだ。
3時間という長丁場ながら、長いとは感じぬ楽しい音楽会となった。
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コロナ以降僕の音楽現場はこういった「歌声音楽会」が多くなっている。
ライブのようなショー的な演奏会も楽しいが、参加者全員で作っていく「歌声音楽会」のようなスタイルがいい。
僕にはこちらの方がより似合っているように感じられる。
みっしりと中身の詰まった2日間、3つの音楽会となった。

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2023.07.13

3年目を迎えるギター・ウクレレ・ワークショップ@JUNE

ティー・ルーム・ジュンさんでワークショップを始めてから、今日でまる2年が過ぎた。
毎月2回、2~3時間のワークショップだが参加者は5~6人で落ち着き、順調に推移している。
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ワークショップの趣旨は初心者から中級者までマンツーマン形式で、一人一人によりそいながら技能を高めていくというものだ。
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初心者というのはギターやウクレレに初めて触れるという人。
ギターの押さえ方や弦のつま弾き方といったイロハをお教えして、それに慣れ、身につけてもらう。
当面はギターとたわむれる楽しさを体感できるようになることが目標。
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中級者というのはある程度ギターを弾きながら歌えるという人。
こちらは曲のアレンジや表現の仕方をアドバイスしながら、その人に合ったやり方を見つけていく。
自分で弾き語りを楽しむだけではなく、他の人に心地よく聴いてもらえるようになるのが目標。
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初心者と中級者が混在するワークショップ。
2~3時間の間に5~6人の参加者と実際にマンツーマン応対できる時間は短い。
一人あたり10~15分。これをふたまわりするだけで精一杯。
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ひとまわり目は前回のワークショップで提起した課題の出来具合を確かめる。
良くなった点・まだ足りない点をそれぞれはっきりさせることが目的。
その上で足りなかった点を補うためのやり方を提言し、ふたまわり目までの個人練習をしてもらう。
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そして次の人とのマンツーマンへと移っていく。
参加者全員ひとまわり目が終わるとおよそ1時間が経過する。
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そこでふたまわり目に移行する。
1時間の個人練習の成果を確かめて、あらためてその段階での問題点を整理しあらたな課題を提起する。
残りの1時間を集中的に個人練習に当ててもらうとともに、次回ワークショップまでの課題としてもらう。
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こんなやり方を2年間続けてきたが、皆さん目に見えて上達してきた。
それが我がことのようにうれしい。
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上達といっても個人差がある。
ウクレレやギターの音を出すのすら苦労していた人がきれいに音を出せるようになってきている。
ギターに合わせて歌うことができなかったがつぶやくようにだが歌えるようになってきた人もいる。
シンプルにただ歌ってきた中級者の方も徐々にだが強弱を意識したり、Aメロとサビの伴奏パターンを変化させて唄のダイナミクスを意識するようになってきている。
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その歩みは牛のようにゆっくりとではあるが、一歩ずつ前へと進んでいる。(三歩進んで二歩下がる状態とも言えるけど)
これが2年間継続してきたことの積み上げなんだろうと思う。
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3年目に突入するにあたって密かに立ててる目標がある。
初級者の方々は向こう1年で中級者レベルに。
中級者の方々は自分の感覚で弾き語りのアレンジができるように。
そこまで積み上げていくことができればうれしい。
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そこから先は僕は本来の「水先案内人」の役割に徹することになる。
いまはまだ「アドバイス」とは言いながらも、「教える」ことの方が多い。
弾き語りとは本来本人の感性によって築いていくもので、教えられてどうにかなるというものではない。
過去の経験値を基にしてヒントを提示するのが水先案内人の役割だろうと思う。
ヒントを活かすか、他のやり方にトライするかは本人次第。
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参加者全員がそんな風にいずれなれることが3年目を迎えた今の僕の願いだ。

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2023.01.20

喫茶店JUNE たそがれ音楽会



ケーブルテレビ・J:comの取材と収録があった今回の「たそがれ音楽会」でした。
そんな話しを聞きつけてか、普段よりもたくさんの方が参加され、店内は満席状態。
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水先案内人としてはいつもより四方気を配って臨みました。
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①できるだけ多くのリクエストにお応えする
②初参加の方にも楽しんでもらえるように進める
③音楽会の生命線ともいえる「おしゃべりキャッチボール」は少々コンパクトになるけれど、たえず維持する。

できるだけ普段通りの音楽会にし、素の状態を収録してほしかったのです。
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参加者の年齢構成は50代~80代と幅広く、その中でも60代が多い。
リクエストの傾向はフォークソング系・グループサウンズ系が多く演奏としてはやりやすいものでした。
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ただそれだけに終始しては80代の参加者がおきざりにされる恐れがあります。
そこはいろいろ工夫して進行していきます。
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たとえばグループサウンズ系のリクエストが続いたらロカビリーを入れるという具合に。
共に時代は違えども日劇ウェスタンカーニバルで一世を風靡したグループサウンズとロカビリー。
「花の首飾り」と「ダイアナ」がそこでつながります。
つまり60~70代と80代の嗜好がそこで結びつきます。
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幕間に受けた比較的お若い方のリクエスト(セーラー服と機関銃)は歌集に収録されていないので、2部のオープニングにソロで歌います。
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カントリー好きのご老人にはこちらから水を向け「テネシー・ワルツ」や「カントリー・ロード」などを織り込みます。
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のど自慢で「川の流れのように」を歌い鐘を鳴らしたというご婦人のために彼女のキーで伴奏をつけます。
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「五番街のマリー」のリクエストに対してはギターワークショップで課題曲にしていた山口さんに伴奏を代わってもらったり。
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ほぼまんべんなく全体のご要望に応えられる内容にできたかと思います。
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そしてなによりありがたかったのは常連さんたちの懐の深い対応でした。
新規参加者のリクエストを優先的に受け入れてくれ(普段はわがままにリクエストをしてくれる方々が!)、適度にチャチャを入れたりしながら場の空気を活性化してくれます。
その甲斐あってか新規参加者の方もおしゃべりに加われる空気になりました。
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いつもと違う条件下の「たそがれ音楽会」でしたが、いつもと同じような空気感で進めることができてほっとしています。
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収録された動画は編集の上、2月中は11CHで放映されるそうです。(ただしJcom契約者のみ)。
またショート・バージョンは3月いっぱい草加駅前のAKOSビジョンで流されるそうです。

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〔追記〕
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Jcomでは「歌声音楽会」という名前から年寄りが集まり童謡・唱歌を中心に歌っているというイメージを持っていたように思われます。
何度も何度も童謡・唱歌を歌うシーンを作ってくれと言われました。(「里の秋」のリクエストがあったので1曲だけ歌いました)
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たしかに高齢者の比率が高い「たそがれ歌声音楽会」。
でも高齢者の好む歌=童謡・唱歌という図式にはちょっと抵抗があります。
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長年歌声音楽会をやってきましたが、童謡・唱歌のリクエスト比率は1%にも満たないのが実際です。
水先案内人のぼくが水を向けなければなかなか歌うことはないというのがこれまでの経緯です。
むろん童謡・唱歌は子供の頃親しんできた歌に違いありません。(ぼく自身を含めてね)みなさん目を細めて歌ってくれます。
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でも高齢者とはいえみなさんそれぞれに青春時代があり、それぞれに胸を熱くした歌があります。
それはロカビリーであったり、カントリーソングであったり、歌謡曲やGSソング、フォークソングであったりするワケです。
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Jcomさんの思惑を裏切るようで申し訳ないけれど、たとえ収録といえどいつも通りの「たそがれ音楽会」を再現したいと思っていました。
そしてそのような進行になり、内心ほっとしています。
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2022.12.25

【お知らせ】 ギターワークショップ@JUNE

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今週の火曜日(12月27日)ティールーム・ジュンで年内最後のギターワークショップを開催いたします。

マンツーマンによるギター弾き語りのエクササイズ。
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先日の「たそがれ音楽会」の場を借り、この1年の成果を発表させていただきました。
合い言葉は「ひとつの本番は100回の練習にも勝る」。
参加者はそれぞれのパフォーマンスを遺憾なく発揮してくれました。
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さて年内最後の今回は1年の総集編として取り組んできた歌をワークショップ内で披露する場にできたらと思っています。
あるいは来年に向けて新しい課題曲への挑戦ということになるかもしれません。
(フタを開けてみなければわからない?)
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「千里の道も一歩から」といいます。
ワークショップが始まってから1年半になります。
参加者のみなさんは着実に何歩かは進めたように思います。
来年に向けてさらに歩みを進めるために善きひとときで締めくくりたいと思います。
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同時にあらたに来年からギター弾き語りに取り組みたいとお考えの方。
すでに弾き語りをされているがもう一歩突っ込んで取り組みたい方。
ご興味がおあおりでしたらワークショップへいらっしゃいませんか。
見学は無料です。(ご注文のみお願いいたします)
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「ギターワークショップ@JUNE」はMartin古池が水先案内人を務めさせていただきます。
参加者それぞれの課題をさらに一歩前に進めるための道のりを一緒に考え、場合によってはヒントを提供するというスタイルでやっています。

皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

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2022.12.07

喫茶店JUNE たそがれ音楽会

今年最後の「喫茶店JUNE たそがれ音楽会」が終わる。
おかげさまで今回も満席。
初めてのお客さまも交え、歌におしゃべりににぎにぎしい音楽会となった。
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加えて「ギターワークショップ」のプチ発表コーナーもさせていただいた。
ワークショップの参加者が1年間の成果を披露する場だ。
お客さまの見守る温かくも興味津々の視線。
緊張しながらものびのびと弾き語る。
「1回の本番は100回の練習にまさる」
まさにそんな発表となった。
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「喫茶店JUNE たそがれ音楽会」を始めて3年になる。
それまでは「喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ」として、通常営業中のソロライブとして10年続けてきた。
コロナの時代にはいり、形を変えて再スタートした。
「昼下がりライブ」ではそこに居合わせたお客さまに歌いかける、いわば一方通行のライブだった。
そこでなにがしかの化学変化を起こし、一方通行から相互通行に変えていくというのが狙いだった。
「たそがれ音楽会」ではお客さまからリクエストを頂戴し、一緒に歌うという相互通行の音楽会に形を変えた。
時間帯も日曜の昼下がりから、夕刻たそがれ時に移した。
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「ライブ」というよりも「音楽会」という名の方がふさわしいと思った。
共に音を楽しむ会にしていきたいとの願いから「たそがれ歌声音楽会」として再スタートした。
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順風満帆というわけでは決してなかった。
コロナの影響で世の中全般、人の動きは低調だった。
多くの人々は家に閉じこもり「不要不急」の外出は控えていた。
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最初の1年は「昼下がりライブ」時代からの常連さん3~4人でこぢんまりとした音楽会が続いていた。
お客様からのリクエストを軸に進める音楽会だから、演奏する側としてはたくさんの歌を知っていなければならない。
知っているだけでは不十分で、それらをちゃんと演奏できなければならない。
昭和の歌謡曲やフォークソングなどをあらためて聴き込み、歌詞を吟味し、稽古するところから準備を始めた。
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さいわい子供時代に「歌謡曲少年」だった僕はかなりたくさんの歌を覚えていた。
以前やっていた「新越谷駅前・街角ライブ」や「お好み焼きの三貴ライブ」、「朝市コンサート」などでの経験も活きた。
地元のデイサービスや函館の特養での「歌謡ショー」の経験も活かすことができた。
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一人の歌い手にスポットライトを当て、マスターが語り僕が歌うというコーナーを設けた時期もあった。
一人の歌手のデビュー時代から全盛期にかけてを追いかける試みは大いに勉強になった。
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それらをもとにして昭和の歌謡曲を中心とした200曲ほどの歌集を作るところからスタートした。
常連さんの年齢は70代~80代。
彼ら・彼女らのリクエストや好みを取り入れながら、歌集は少しずつ増え今では500曲ほどにまで増やすことができた。
そんな作業を積み重ねた最初の1年~1年半。
いわば「たそがれ音楽会」の準備期間だったように思う。
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この1年、お客さまの数は少しずつ増えてきた。
年齢層も同年代(60年代)の方が増え、選曲も多彩になってきた。
毎回楽しみにしていてくれているようで、いつもほぼ満席の音楽会に育ってきた。
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お客さまが増えたことや年齢層が広がったことに伴う別の難しさが生まれてきてはいる。
80代の方と60代の方とでは青春時代に親しんだ歌が違うからだ。
各年代に等しく喜んでもらえるような選曲や進行の仕方に心をくだく昨今。
それはより楽しく、より実り多き音楽会に成長するための「欠かせぬ苦労」だと思っている。
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2022年最後の「喫茶店JUNE たそがれ音楽会」を進めながら、これまでの道のりを思い起こしていた。
無事つつがなく終えることができ、来年に向けて思いをあらたにしている。

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2022.03.18

喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会 オールリクエスト編

先月に引き続き、今回もテーマを定めずお客様のおしゃべりの中から浮かび上がった歌を歌いました。
いきあたりばったりのオールリクエスト編。
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もっとも450ページを超える簡素な手作り歌本の中から歌を選ぶのは至難の業。
歌数が多すぎてかえって選べないということにもなります。
そこで30曲ほどガイドライン的にリストアップしました。
これを参照しながら歌を選んだり、その歌に触発されて次の歌が決まったりという形になりました。
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音楽会進行の生命線は「おしゃべり」。
水先案内人の僕とお客様とのおしゃべりだったり、お客様同士のおしゃべりだったりが決め手になります。
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普通ライブは多くの場合、演じ手から聴き手への一方通行になります。
演じ手は聴き手(お客様)に演奏やトークを提供するという形です。
僕のやりたいと思う歌声音楽会はパスの交換を積み上げながら生まれていく相互通行の音楽会。
相互通行だけではなく聴き手同士のクロスオーバーなやり取りにまでなるのが理想です。(これを「井戸端音楽会」などとよんでいます)
サッカーの場合パス交換はゴールを目指すという目的のためになされるものです。
でも歌声音楽会にはゴールがありません。
目的のない「歌の旅」が歌声音楽会だとすれば、
刹那刹那に交わされるパス自体を楽しみ、歌を共にする喜びにこそ価値があるように思えます。
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今回はオールリクエストによる2時間あまりの「歌の旅」。
そんな性格がいっそう際立ったように思います。
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常連さんに加えて、新しい方も何人か来てくださいました。
そういう方々をおしゃべりの輪の中に「引きづりこむ」ことができるかということも大きなポイントになりました。
最初はおずおずと参加されていましたが、徐々にほぐれてきたご様子。
時間とともに「輪」の中にじわりと溶け出しはじめ、徐々に「和」となっていきました。
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ありがたいことに古くからの盟友がお二人来てくださいました。
音楽サークル「歌の驛」の創設メンバーで、歌との関わり方などで志を同じくする盟友たちです。
彼らの存在は「輪」が「和」になっていく空気をいいあんばいで後押ししてくれました。
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参加者の年齢構成は50代~60代~70代~80代と幅広く、歌った歌もバラエティに富んでいました。
年代ごとにジャストフィットするというわけにはいかないけれど、それぞれに少しずつかぶる歌ばかりでした。
昭和の歌謡曲の息の長さ、強さのなせるワザということでしょうか。
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あっという間の2時間でした。
常連さんはもとより、初めての方々もくつろいでいただけたようでほっとしています。
.
次回は4月21日(木)17:00~19:00。
オールリクエストでお届けいたします。
.
.
[追記]
.
今日、3月17日は母の3回目の命日でした。
季節がら「案山子」を歌いました。
故郷から都会に出た息子を思う父親の歌。
皆さんお好きな歌でこれまで何度もリクエストされてきた歌です。
.
それを受ける形で「無縁坂」につなげました。
年老いた母親を思う息子の歌です。
.
さらに「銀座のカンカン娘」につなげます。
僕が幼い頃、母親がよく口ずさんでいた歌でした。
「カルピス飲んでカンカン娘」のくだりは今も耳に焼き付いています。
(お中元でいただいた時にしか飲めなかったカルピス。子供の頃の僕には超貴重な贅沢な飲み物でした)
.
「無縁坂」でしんみりと、「銀座のカンカン娘」でにぎやかに
母を追悼させていただきました。
2022_03_17-12

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