ゆるり フォークの歌声音楽会
年内最後の「フォークの歌声音楽会@おーるどタイム」。
前回は常連さんのお休みが多く、超こじんまりだった。
今回は常連さんも帰ってこられ、お久しぶりの方々もみえ、うって変わっての超満員。
超満員といっても10人ほどのこぢんまり音楽会。
でも歌声音楽会にはこの程度の規模がいちばんあんばいがいい。
水先案内人も含めて参加者全員の息づかいが伝わり合うような小さな小さな音楽会っていうのが一番いい。(お店的には少しでもたくさんのお客さんがいた方が良いのだろうけどね)
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ひさしぶりにふく助さんもベースを背負ってやってきてくれた。
河辺さんのキーボードもひかえめながら爽やかな音を響かせてくれた。
チノネさんもギターとパーカッションの両刀遣いで引き締めてくれた。
いろんな楽器の伴奏にのっかって皆さん気持ちよさげに歌い、そしてへらず口をたたく。
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この1年ほどでフォークの歌声音楽会はますます成熟してきたなって感じる。
以前は水先案内人としての僕の役割は大きかった。
歌に伴奏に進行にと八面六臂で支えてきた。(自分で言うか!)
でも今は少しずつ前面に出ることを控え、流れにまかせるようになっている。
水先案内人が頑張らなくても、参加者同士で自然に進行、選曲と良い流れになっている。
水先案内人の役割はおしゃべりの交通整理と、最初にキー・テンポを決めるくらいだ。
こぢんまり音楽会の良いところだ。
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その流れで全3部のうち2部の仕切りをふく助さんにお願いした。
ふく助さんはこの1年、歌声喫茶の活動に傾注されている。
彼の目標は将来地元で「ふく助歌声喫茶」をやることだと以前うかがっていた。
そんなこともあっての「仕切り」のお願いだった。
ふく助色のにじみ出る、いつもとは違った感じの進行になりおもしろかった。
(僕は外野からチャチャ入れに徹した)
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全体としては2ヶ月ぶりに来られた大浦御大が大活躍。
2ヶ月分のフラストレーションを爆発させるかのようにリクエストの嵐。
そして今日が21年目の命日だった坂庭しょうごさんの歌コーナー。
「花嫁」のクライマックス・バージョンとしょうごさんのスローなソロバージョン。
「海原」(スコットランド民謡「Water is Wide」)。
「初恋」(アイルランド民謡「Sally Gardens」)。
玲子ママのハンマーダルシマー、河辺さんのキーボードにも助けられてしっとり歌うことができた。
この歌を楽しみにしていてくれていたタケダさんや山田さんにもじっくりと聴いていただけた。
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難しかったのは全体の音量バランスだった。
生音のギターと歌声。
そしてアンプを通して発音しているベースとキーボード。
生音と電気楽器のトータルな音量バランス。
電気楽器同士の音量バランス。
音楽会がスタートしてからしばらくは判断がつきかねた。
ちょっと違和感を覚えた。
河辺さんはいつもなら縦横無尽に良いタイミングでキーボードのおかずを入れてくれるのに、今日はやけにひかえめだったことだ。
しばらくして分かったのはご自身の弾く音が聞こえないことが判明。
アンプがベースとキーボード両方をつないでいた結果聞き取りづらかったようだ。
アンプから一番遠い場所にいた僕の耳には判断がつけられなかった。
キーボードの音量を上げてもらうことで聞こえづらさは改善はされたようだ。
今後の課題は複数の電気楽器が混在する場合は、複数のアンプを使用し、演者が自分の音が聞こえるようにするくらいしかないかな。(返しのモニターアンプがあるのが一番良いんだろうけどね)
生楽器にしろ、電気楽器にしろ生歌を活かすためにバランスをとるということが大原則。
あ、これは水先案内人のお仕事だわい。
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そういう問題点をかかえながらも全体として楽しいフォークの歌声音楽会となった。
参加された皆さん、椋野マスター、玲子ママ。
1年間ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。
尚、新年1回目の音楽会は1月5日(日)14:00~17:00。
お正月中の音楽会となります。
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