函館ステップ
「ライブ 函館夜会」の準備をしていてふと思い出した「函館ステップ」という歌。
子供の頃良く耳にしたメロディ。
「青い海 函館の~」のメロディは身体にすり込まれている。
.
調べてみたら作詞は高橋掬太郎。作曲は飯田三郎。そして歌は瀬川伸。
.
高橋掬太郎は根室出身。函館日日新聞の記者時代に「酒は涙か溜息か」で作詞家デビューしている。
飯田三郎も根室出身の音楽家。根室商業学校の先輩高橋掬太郎と組んで「ここに幸あれ」(大津美子)などをヒットさせている。
このコンビで書いたのが「函館ステップ」。
歌の瀬川伸は函館蓬莱町出身の歌手。そして瀬川瑛子の父親。
.
昭和38年の作品とのこと。
軍歌調の曲調なのでもっと古い歌かと思っていた。
昭和38年というと右肩上がりの高度経済成長時代。
翌39年は東京オリンピックの年だ。
歌詞の中に景気の良かった時代が織り込まれている。
.
行こうか大門 もどろうか銀座
まねくネオンの 赤と青
.
函館の繁華街が大門に移ったとはいえ、いまだに今でいう西部地区の宝莱町から十字街あたりを銀座通りと称して大して賑わっていた。
歴史ある繁華街の銀座から新興繁華街の大門に千鳥足で遠征する酔客が浮かんでくる。(多分僕の父親世代のサラリーマンだろう)
.
「ライブ・函館夜会」では歌わないが、翌週の函館「旭が丘の家コンサート」では歌ってみようかと思う。
実は5年ほど前に特養入居者の方から「函館ステップ」のリクエストを受けていた。
.
「とにかくこの歌が好きで好きでたまんないのさ」
.
とのことだった。
僕の母親の幼なじみと言うことなので御年98歳くらい。
お元気でいられるといいのだが。
https://youtu.be/Q1ltzy15VB4
| 固定リンク | 0
「函館」カテゴリの記事
- 函館ステップ(2024.11.01)
- 函館帰省 写真日記 その6 【夜の函館】(2021.11.03)
- 函館帰省 写真日記 その5 【函館の秋色】 (2021.11.03)
- 函館帰省 写真日記 その4 【函館寸景②】(2021.11.02)
- 函館帰省 写真日記 その3【函館寸景】(2021.11.02)
コメント