認知症カフェで歌う in 羽生
羽生のMDライブラリーで行われている「認知症カフェ」。
羽生市の後援を受けて毎月1回開催されているそうだ。
主催しているのは次男の細君。
ここで歌うのは今回が2回目。
前回は半年ほど前だった。
2回目とはいえ、来たこともない街に来て会ったこともない人に歌う。
ほとんどそんな状態だ。
前回は顔見せ的なステージだったんで、あらかじめプログラムを組んで臨んだ。
でも今回はここに集う方々とつながりを深めようと思っていた。
だから全くの白紙状態で、参加者と語らいながら歌い進めることにした。
決めていたのはオープニングの「なんとなく なんとなく」。
そしてエンディングの「上を向いて歩こう」だけ。
参加された方々の年齢層は60代半ばから70代半ば。
ほぼ同世代。
自然に交わされるおしゃべり。
そしてふんわりと浮かび上がってくる歌の数々。
おかげさまで飾りもなにもない「普段着の音楽会」となった。
主催の次男の細君も僕がやりたい音楽会の性質をよく理解してくれている。
セッティングを対面式ではなく、一つの輪になるように気を配ってくれた。
対面式の座席だとどうしても歌う人と聴く人という感じになりがち。
輪になるようにセッティングすることで、歌う人と聴く人が同じ位置関係になる。
だから参加者同士のおしゃべりや、一緒に歌えるという感じになる。(スペースの関係で完全な輪ではなく、楕円形に近いけど)
過去の経験から感じていることがある。
認知症予防にとって「話す」「聞く」「思い出す」「歌う」というのが大事なこと。
これらが一連の流れになると、脳が刺激され泥縄式に様々な記憶が呼び起こされる。
それぞれ個人の記憶が歌に結びついた時、それは「時代の記憶」になる。
そんな音楽会になったことがうれしい。
来月もまた認知症カフェで歌うことになっている。
さらにつながりを深めていければいいな。
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