おーるどたいむ de ライブ 夏の陣 Martin古池の巻
ライブの1部ではらんぶりんまっくさんが安定のギターにのせて重たく、中身の濃ぉいステージを展開してくれた。
お客様も皆さんまっくさんの歌に真剣に耳をかたむけていた。
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そんな1部を受けての2部。
「夏だ! アツイぞ! グループサウンズ」
なんとまあ軽い演目だこと。
でもいいのです。
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お客様のほとんどが同世代。
つまりは皆さんグループサウンズ世代。
ひととき思春期、青春期にタイムスリップできればそれでヨシとするつもりで臨んだ。
いつものようにテーマを設けたりストーリーを組んだりということは一切しなかった。
理屈抜きであの時代にタイムスリップしたい。
だから歌いたい歌だけ準備し、あとは出たとこ勝負の道草ステージに。
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そして歌を聴いていただくよりも、一緒に口ずさんでいただけることを目標にした。
そしてその「思惑」は1曲目からあっさりとクリアされた。
1曲目の「夕陽が泣いている」を歌い始めた途端、客席で口ずさむ声が聞こえ始める。
3曲目あたりから自然にみんなで歌える空気になれればいいと思っていたんだがな。
のっけから先導しながら歌うことになった。(最後までそれは続いたのだ!)
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こうなるとあとは勢いだけで最後まで走っちゃえと腹を決めた。
いちおう歌いながらのギターリフを練習してたんだけど、すっかりすっ飛んでしまった。
もう小細工はいっさい無しのシンプル演奏で流れに身を任せた。
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歌ったのは次の通り。
①夕陽が泣いている(スパイダース)
②ノー・ノー・ボーイ(スパイダース)
③想い出の渚(ワイルドワンズ)
④夕陽と共に(ワイルドワンズ)
⑤長い髪の少女(ゴースデン・カップス)
⑥愛する君に(ゴールデン・カップス)
⑦君に会いたい(ジャガーズ)
⑧好きさ 好きさ 好きさ(カーナビーツ)
⑨オーケイ!(カーナビーツ)
⑩サハリンの灯は消えず(ジェノバ)
⑪愛のリメンバー(寺内タケシとバニーズ)
⑫エメラルドの伝説(テンプターズ)
⑬花の首飾り(タイガース)
⑭僕のマリー(タイガース)
⑮君だけに愛を(タイガース)
⑯バラ色の雲(ビレッジ・シンガーズ)
⑰亜麻色の髪の乙女(ビレッジ・シンガーズ)
⑱ブルー・シャトー(ブルーコメッツ)
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ほとんどの歌を2分30秒以内にアレンジしたんで、余計なMCさえ入れなければ50分に治るはずだった。
でもそれは・・・あまかった。
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どの歌もお客様の心の中に根付いた歌ばかり。
歌だけで収ろうはずがない。
歌に対するお客様のリアクション、それに対する僕のリアクション。
リアクションの応酬で1時間などゆうに超えてしまった。
(「勝手にアンコール」を含めて60分に収めるのが当初予定)
結局いつも通りの道草ステージ。
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それでも流れを止めずに勢いで走り続けたこと、そしてなによりもお客様のノスタルジーをストレートにトレースできたのは良かった。
タイムスリップして「あの頃」に戻っても、一緒に歌うことで今に生々しく再現できる。
これもまた歌の持つ大きな力なんだろう。
全18曲を駆け抜ける。(しかも道草の通りすがりに「骨まで愛して」「月光仮面は誰でしょう」まで歌ってしまった)
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ここでエンディングコーナーの「街」~「さよならが云えない」になだれ込むのがいつものパターン。
でも今回は先日亡くなった高石ともやさんへ「十字架に帰ろう」を手向けた。
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終わってみると1時間半超の長丁場。
お客様も僕もよく歌い、よくしゃべった。
ステージと歌声音楽会が混じりあったようなライブだった。
ステージと客席が渾然一体となったこんなライブが僕には一番楽しく充足感がある。
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加えて青空演奏隊のピロちゃんと4曲共演することができた。
(「想い出の渚」「十字架に帰ろう」「街」「さよならが云えない」)。
これもまた大きな出来事だった。
なにしろ毎週土曜日、3年間一緒に青空演奏を共にしてきた盟友との共演だ。
青空演奏とは違った緊張感で音を合せるということは、得がたい体験だった。
ピロちゃんは11月3日予定の「秋の陣」で1部に出演してもらうことになった。
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帰りがけのお客様にうれしい言葉をかけていただいた。
まっくさんとマーチンさんのステージの落差がいい
ウクレレの音もいいアクセントになってましたね
満足感たっぷりのライブでしたよ
最高の褒め言葉でうれしかった。
笑顔でおーるどタイムを後にするお客様の顔、顔、顔。
ほっともしたし、ありがたくもあった。
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