ライブの日 朝のならわし
ライブ日は早朝に2時間ほど外をほっつきまわるのが長年のならわし。
30代の頃からこのならわしは続いている。
30代~40代の頃はゆっくりとジョギングをしていた。
50代になってからはそれが散歩になったり、自転車でのポタリングになったり。
多分コンサート前にランニングをしていた高石友也さんの影響だろう。
.
今朝は人影もまだない川沿いの土手道を2時間ほどのポタリング。
ペダルを漕ぐという単調な反復をくりかえすうちに、頭と心が空っぽになっていく。
余計なことは考えず、素の状態に戻っていく感じがいい。
重ねてきたライブの準備がリセットされていく。
.
多少背伸びしながらあれこれと準備を重ねてきた。
自分の実力よりも少し上を目指して準備することは悪いことではない。
実力よりも少しでも良くなることを目指すことには貪欲であるべきだ。
.
でもいったんリセットすることで等身大の自分にもどれる。
今できる最大限で臨むための心の準備なのかもしれない。
ライブでは準備や練習でやってきたことがそのままできないことも多い。
逆にお客様にノセられ思いもよらぬことができちゃうこともある。
そのどちらも今の等身大の自分の実力なんだろう。
.
今日のライブではどんな出会いが待っているだろう。
いつもお会いしている人たち。
お久しぶりの人たち。
初めてお会いする人たち。
そういう人たちと時間や空間を共にして一緒に作っていくライブ。
.
僕には自分の歌やパフォーマンスを聴いてもらうことがライブの目的ではない。
むしろ自分の歌や演奏は「肴」であればいい。
歌や演奏を肴にお客様と濃密な時間を作っていく。
結果としていいパフォーマンスが生まれる。
そういうことの方が大切なことのように思える。
そういうライブにしていくためにはこれまでの準備や想いをいったんリセットして、等身大の自分に戻る必要があるのかもしれない。
.
今日の定例ライブは「夏の陣」と銘打っている。
朝の陽射しには少しだけ秋の気配が混じっているように感じた。
いい陽射し、いい風だった。
| 固定リンク | 0
「おーるどタイム de ライブ」カテゴリの記事
- おーるどたいむ de ライブ 夏の陣 Martin古池の巻(2024.08.27)
- おーるどたいむ de ライブ 夏の陣 らんぶりんまっくの巻(2024.08.27)
- ライブの日 朝のならわし(2024.08.27)
- グループサウンズをあらためて聴き直す(2024.08.27)
- ちょいと早いお知らせ 「おーるどたいむ de ライブ 夏の陣 2024」(2024.07.01)
コメント