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2024.08.29

2024年09月 ライブ・音楽会予定

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93日(火) 喫茶店JUNE 歌声喫茶 

時 間  17:00~19:00
場 所  喫茶店JUNE(tea room ジュン)
料 金  ¥1000 (1ドリンク付き)
水先案内人 Martin古池

★昭和の香り漂う喫茶店で昭和を思いおこす歌の数々を参加者みんなで歌います。
歌とおしゃべりあふれる黄昏時をご一緒しませんか。

★今月は開始時間が17:00になります。(通常より30分遅いのでご注意願います)

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9月08日(日) Martin古池の 井戸端歌声音楽会
時 間  13:00~15:00
場 所  民家ライブハウス・楽龍時
お客様とのおしゃべりやリクエストをもとに作っていく、井戸端会議のような音楽会です。
一般に「歌声喫茶」というと歌が中心の音楽会。
井戸端音楽会はみんなで歌うことはもちろんのこと、歌にまつわる背景話や参加者それぞれの思い出話など一緒におしゃべりをしようというものです。
楽器持参での参加も大歓迎です。
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9月15日(日) ブリスイン野田 歌謡ショー

時 間  13:00~15:00
場 所  ブリスイン野田(クローズド)

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9月16日(月) Martin古池 Ohanaライブ
時 間  13:30~16:00
場 所  音Cafe Ohana
      千葉県船橋市本町3-1-1 柏ビル2階
      船橋駅より徒歩5分
今年2回目のOhanaライブ。
「グループ・サウンズを歌うの巻」と題して歌います。
1部はMartin古池のソロステージ。
2部はお客様によるオープン・マイクです。
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9月19日(木) SOMPOケア 配信ライブ
時 間  15:00~16:00
場 所  民家ライブハウス・楽龍時
★日本各地のSOMPO関連グループホームをオンラインでつなぐ歌声音楽会
 見学・応援大歓迎!(お気に召したらの投げ銭ライブ)
Sompomartin

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9月29日(日 フォークの歌声音楽会@おーるどたいむ
時 間  14:00~17:00
場 所  場 所  Live cafe おーるどタイム
      https://oldtimemk.exblog.jp/
出 演  Martin古池
参加費  ご注文をお願いいたします。
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9月06日(金) ギター・ワークショップ@JUNE
9月17日(火)→仮
時 間  16:00~18:30
場 所  喫茶店JUNE(tea room ジュン)
料 金  ¥1000 +オーダー
水先案内人 Martin古池
★9月17日は仮予定です。変更があった場合あらためてお知らせいたします。
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9月 毎週土曜日 青空演奏

時 間  12:30~16:30
場 所  越谷中央市民会館前の川沿い芝生広場
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2024.08.27

おーるどたいむ de ライブ 夏の陣 Martin古池の巻

ライブの1部ではらんぶりんまっくさんが安定のギターにのせて重たく、中身の濃ぉいステージを展開してくれた。
お客様も皆さんまっくさんの歌に真剣に耳をかたむけていた。
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そんな1部を受けての2部。
「夏だ! アツイぞ! グループサウンズ」
なんとまあ軽い演目だこと😅
でもいいのです。
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お客様のほとんどが同世代。
つまりは皆さんグループサウンズ世代。
ひととき思春期、青春期にタイムスリップできればそれでヨシとするつもりで臨んだ。
いつものようにテーマを設けたりストーリーを組んだりということは一切しなかった。
理屈抜きであの時代にタイムスリップしたい。
だから歌いたい歌だけ準備し、あとは出たとこ勝負の道草ステージに。
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そして歌を聴いていただくよりも、一緒に口ずさんでいただけることを目標にした。
そしてその「思惑」は1曲目からあっさりとクリアされた。
1曲目の「夕陽が泣いている」を歌い始めた途端、客席で口ずさむ声が聞こえ始める。
3曲目あたりから自然にみんなで歌える空気になれればいいと思っていたんだがな。
のっけから先導しながら歌うことになった。(最後までそれは続いたのだ!)
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こうなるとあとは勢いだけで最後まで走っちゃえと腹を決めた。
いちおう歌いながらのギターリフを練習してたんだけど、すっかりすっ飛んでしまった。
もう小細工はいっさい無しのシンプル演奏で流れに身を任せた。
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歌ったのは次の通り。
①夕陽が泣いている(スパイダース)
②ノー・ノー・ボーイ(スパイダース)
③想い出の渚(ワイルドワンズ)
④夕陽と共に(ワイルドワンズ)
⑤長い髪の少女(ゴースデン・カップス)
⑥愛する君に(ゴールデン・カップス)
⑦君に会いたい(ジャガーズ)
⑧好きさ 好きさ 好きさ(カーナビーツ)
⑨オーケイ!(カーナビーツ)
⑩サハリンの灯は消えず(ジェノバ)
⑪愛のリメンバー(寺内タケシとバニーズ)
⑫エメラルドの伝説(テンプターズ)
⑬花の首飾り(タイガース)
⑭僕のマリー(タイガース)
⑮君だけに愛を(タイガース)
⑯バラ色の雲(ビレッジ・シンガーズ)
⑰亜麻色の髪の乙女(ビレッジ・シンガーズ)
⑱ブルー・シャトー(ブルーコメッツ)
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ほとんどの歌を2分30秒以内にアレンジしたんで、余計なMCさえ入れなければ50分に治るはずだった。
でもそれは・・・あまかった。
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どの歌もお客様の心の中に根付いた歌ばかり。
歌だけで収ろうはずがない。
歌に対するお客様のリアクション、それに対する僕のリアクション。
リアクションの応酬で1時間などゆうに超えてしまった。
(「勝手にアンコール」を含めて60分に収めるのが当初予定)
結局いつも通りの道草ステージ。
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それでも流れを止めずに勢いで走り続けたこと、そしてなによりもお客様のノスタルジーをストレートにトレースできたのは良かった。
タイムスリップして「あの頃」に戻っても、一緒に歌うことで今に生々しく再現できる。
これもまた歌の持つ大きな力なんだろう。
全18曲を駆け抜ける。(しかも道草の通りすがりに「骨まで愛して」「月光仮面は誰でしょう」まで歌ってしまった)
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ここでエンディングコーナーの「街」~「さよならが云えない」になだれ込むのがいつものパターン。
でも今回は先日亡くなった高石ともやさんへ「十字架に帰ろう」を手向けた。
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終わってみると1時間半超の長丁場。
お客様も僕もよく歌い、よくしゃべった。
ステージと歌声音楽会が混じりあったようなライブだった。
ステージと客席が渾然一体となったこんなライブが僕には一番楽しく充足感がある。
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加えて青空演奏隊のピロちゃんと4曲共演することができた。
(「想い出の渚」「十字架に帰ろう」「街」「さよならが云えない」)。
これもまた大きな出来事だった。
なにしろ毎週土曜日、3年間一緒に青空演奏を共にしてきた盟友との共演だ。
青空演奏とは違った緊張感で音を合せるということは、得がたい体験だった。
ピロちゃんは11月3日予定の「秋の陣」で1部に出演してもらうことになった。
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帰りがけのお客様にうれしい言葉をかけていただいた。
 まっくさんとマーチンさんのステージの落差がいい
 ウクレレの音もいいアクセントになってましたね
 満足感たっぷりのライブでしたよ
最高の褒め言葉でうれしかった。
笑顔でおーるどタイムを後にするお客様の顔、顔、顔。
ほっともしたし、ありがたくもあった。

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おーるどたいむ de ライブ 夏の陣 らんぶりんまっくの巻

らんぶりんまっくさんをゲストプレイヤーにお招きして開催した「夏の陣」。
古いフォークソングやブルーグラス、カントリーソングを独自に解釈し、日本語で歌うまっくさんのステージ。
実はこの濃さを「おーるどたいむ de ライブ」に集うお客様に体感してもらいたかったんだ。
ほとんどのお客様は音楽好きだが、自ら演奏するという経験のない方々ばかり。
これまでの人生の歩みの中で心に残っている歌はポピュラーなフォークソングだったり、歌謡曲のような流行歌がお好きな方々。
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僕のステージはそういう方々に楽しんでいただけるような内容で長年やってきた。
まっくさんにはそこにコアな歌をぶつけて欲しいという思いがあった。
まっくさんが達者な弾き手であることはお客様には周知の事実。
毎回僕の歌のサポートをしてくれているからね。
でも「歌唄い・らんぶりんまっく」を皆さんにぜひとも聴いて欲しいと思っていたんだ。
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見事なステージだった。
バラッド形式の長い、重たいテーマの物語ソングを食い入るように見つめ、耳をそばだてているのが伝わってくる。
歌うまっくさん、聴き入るお客さん。
その双方を見つめながら、なんだかぐっときていた。
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僕もかつては自作を含めたコアな歌を歌っていた。
「ぶどうの木」というライブハウスで専属で歌っていた頃だ。
(もう30年も昔の話だけど)
「ぶどうの木」が店をたたんで以降、路上で歌ったりお好み焼き屋さんや市場、喫茶店などで歌ってきた。
そこではコアなフォークソングばかりではやっていけないという現実があった。
リクエストにお応えしながら、お客様に喜んでもらえるように配慮しなければならなかった。
そんなことを20年もやってきた。
その結果今のように「節操なしで、なんでもあり」の歌唄いになった。
これが今の僕のスタイルで、それはお客様と一緒に築いてきたものだ。
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一方まっくさんはご自身のスタイルにとことんこだわり、それを深めてきた方だ。
それを「市井」の方々にぶつけてもらい、どんな「化学変化」が起きるのか。
楽しみだった。
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まっくさんは面目躍如の見事なステージを展開してくれた。
そしてお客様はみな深く受け止めているようだった。
中身の濃い、いいライブだった。
1人、ギターの画像のようです

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ライブの日 朝のならわし

ライブ日は早朝に2時間ほど外をほっつきまわるのが長年のならわし。
30代の頃からこのならわしは続いている。
30代~40代の頃はゆっくりとジョギングをしていた。
50代になってからはそれが散歩になったり、自転車でのポタリングになったり。
多分コンサート前にランニングをしていた高石友也さんの影響だろう。
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今朝は人影もまだない川沿いの土手道を2時間ほどのポタリング。
ペダルを漕ぐという単調な反復をくりかえすうちに、頭と心が空っぽになっていく。
余計なことは考えず、素の状態に戻っていく感じがいい。
重ねてきたライブの準備がリセットされていく。
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多少背伸びしながらあれこれと準備を重ねてきた。
自分の実力よりも少し上を目指して準備することは悪いことではない。
実力よりも少しでも良くなることを目指すことには貪欲であるべきだ。
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でもいったんリセットすることで等身大の自分にもどれる。
今できる最大限で臨むための心の準備なのかもしれない。
ライブでは準備や練習でやってきたことがそのままできないことも多い。
逆にお客様にノセられ思いもよらぬことができちゃうこともある。
そのどちらも今の等身大の自分の実力なんだろう。
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今日のライブではどんな出会いが待っているだろう。
いつもお会いしている人たち。
お久しぶりの人たち。
初めてお会いする人たち。
そういう人たちと時間や空間を共にして一緒に作っていくライブ。
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僕には自分の歌やパフォーマンスを聴いてもらうことがライブの目的ではない。
むしろ自分の歌や演奏は「肴」であればいい。
歌や演奏を肴にお客様と濃密な時間を作っていく。
結果としていいパフォーマンスが生まれる。
そういうことの方が大切なことのように思える。
そういうライブにしていくためにはこれまでの準備や想いをいったんリセットして、等身大の自分に戻る必要があるのかもしれない。
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今日の定例ライブは「夏の陣」と銘打っている。
朝の陽射しには少しだけ秋の気配が混じっているように感じた。
いい陽射し、いい風だった。

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グループサウンズをあらためて聴き直す

今度の日曜日が本番だってのに、あらためてグループサウンズ(GS)のオリジナル音源とライブ音源を聴き直している。
元々がバンド演奏をギター1本だけの弾き語りでやろうってんだから無理・無茶な部分があるのは承知の上。
(BAHO=石田長生&チャーによるギター2本の優れものの演奏もあるけどね。超一流ギタープレイヤーのふたりだからなせる技)
だから最初からバンド演奏のイメージを無視して音作りをしてきた。
消去法で不要な音をどんどん省く。欲しい音だけを残し、それを膨らませる。
頼りにしたのは中学生の頃の稚拙な演奏記憶のみ。
それを膨らませてアレンジした。
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それなりに形にはなった。
でもなにかが足りない。
そう思い、あらためてオリジナル音源を聴いたんだ。
いやぁ、どのバンドも僕の記憶以上にナイスな演奏をしている。
あらためて思ったのはベースとドラムがしっかりしていると歌が立ってくるなということだった。
ベースなんて難しいことは何にもやっていないんだ。
ルート音をベンベンベンベンとやってるだけなのにやたらカッコいい。
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そして気がついた。
「ノリ」があるんだ。特にライブバージョンのノリはもう最高。
自分の中に足りないと感じていたものは「ノリ」なんだ。
今のアレンジ自体はどの歌もベース音も意識したアレンジにしてある。
ギター1本でのアレンジとしては悪くはない。
だから今更アレンジを変えようとは思わない。
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問題は今のアレンジに息を吹き込むことなんだろう。
脳裏で聞こえない音を聴きながら、身体でノリを感じながらやれればいいのかもしれない。
残された明日と明後日で演奏に息を吹き込むつもりで稽古してみよう。
どこまでノリ良く、生き生きした演奏になるかは分からないけどね。
でもそのことに気づけたんで、オリジナルを聴き直したことは良かったかな。
やれるだけ準備ををして、あとはライブ本番の流れに身を委ねよう。

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ダジャレとこじつけとおしゃべりと

今日の「フォークの歌声音楽会@おーるどタイム」は(も?)皆さん舌好調だった。
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この音楽会が始まったのは2016年。9年前のことだ。
最初の頃はおしゃべりと歌とをシームレスにつなげていくという発想を理解してもらうことは難しかった。
参加者も水先案内人もまだ気心知りあえるところまではいっていなかった。おたがい少々遠慮がちにそれぞれの出方をさぐりながらの音楽会だった。
そもそも井戸端会議のような音楽会なんて発想が分かりにくかった。それが現実だった。
水先案内人の役割は多少強引にでも進行してくことだった。そうせざるを得なかった。
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今日は参加者の皆さん、自由におしゃべりを重ねていた。
おしゃべりはごく自然に次の歌へとつながっていった。
その様子を見ながらなんだかとてもうれしくなった。
水先案内人の存在感が薄れてきているのはいいことだ。
それは参加者が自発的に音楽会に関わり、楽しんでいる証左だからね。
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水先案内人としての僕の役割はちょっとした交通整理程度で充分。
  マーチンさんのダジャレとこじつけには
  すっかりならされたよ
そんな言葉が飛び出した。僕にとってはなによりうれしいこと。
みんなが同じ発想で音楽会を形作っているなと感じさせてもらえた。
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足かけ9年の「フォークの歌声音楽会」が将来的に「老々音楽会」へとつながっていく予感を感じさせてもらえた。
今参加者の多くは60代~70代。(最長老は御年81歳だけどね)
「高齢者」と呼ばれるお年頃だ。
5年後、10年後にはどうなっているか分からない世代だ。
ちょっとでも元気のあるうちは毎月顔を合せ、おしゃべりに興じ、気持ちをそろえて歌う。
それをくりかえし、一緒に年を重ねていく。
よぼよぼのジジババになってもみんなで歌えるといいな。
それが現実のものになれば、なんて素敵だろう。

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配信ライブの難しさと面白さ

SOMPOケア配信ライブを始めてもう1年以上になる。
ようやっとここ最近になって自分流配信ライブのやり方が定まってきた。
なんのことはない。
対面式のいつものライブと同じでいいんだ。
この結論にようやっと1年がかりでたどり着いたわけだ。
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最初の頃は見えない聴視者さんに向って語り、歌うことはまるで雲をつかむような感じだった。
加えて集音マイクが口元すぐ近くにあり、身動きがとれない感覚に陥っていた。なにしろ生音演奏を信条としてきた僕からするとまるで点滴の管でつながれている気分でなんともあずましくなかった。
そしてなにより聴視者の顔が見えない恐怖感ったらなかった。
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長年「リアクションのライブ」というスタイルでやってきた。お客様の表情を読み取り、やりとりを重ねながら進めていくやり方。聴視者の表情が読み取れないというのは致命的だった。
聴視者とのやりとりがほとんどできない中で、リクエストが数少ない聴視者とのつながりだった。
1曲でも多くリクエストを頂戴するために呼びかけ、60分枠の多くの時間を割いたりもした。
それでもリクエストは3~4曲。多くても5~6曲だった。全然来なかったこともあった。
顔にこそ出さぬが内心では焦りが生まれた。
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リクエストに対するこだわり(リアクションに対するこだわり)が薄れてきたのは今年に入ってからだと思う。
今、自分が歌いたい歌をたとえ一方的ではあっても歌うことの方がより自然に感じられたからだ。
配信ライブの名称も「歌声喫茶」から「歌謡ショー」に変更してもらった。「歌声喫茶」ではリクエストを元にみんなで歌うというイメージが先行し、自分自身もそれに縛られてしまうと感じたからだ。
一方的にではあるができるだけ生き生きと歌えるようにすればいいのではないか。そう考えるようになった。
楽龍時の誠オーナー始め、スタッフの皆さんのご努力もある。
集音方法をエアーマイクに変えるなど僕がより自然に歌えるようにと骨を折ってくださったことも大きかった。
たとえ一方的な歌いかけでも、今現在自分が歌いたい歌の方が生々しく歌えるに決まってる。
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ただし選曲やプログラムはかなりこだわっている。
聴視者=グループホームのご老人たちが思春期~青春期に胸を熱くしたであろう歌の中から、僕自身もまた大好きな歌を選ぶ。
そんなフィルターを通すことが選曲で一番大切だと思っている。
10年以上も続けている函館の特養「旭が丘の家」での「歌謡ショー」が大きな経験として活かされている。
リアクションライブを捨てた以上、演奏の下準備と練習には相当に神経を使うようになった。
それぞれの歌の背景や時代考証したり、歌に込められた作者の思いに自分なりに思いを馳せる。さらには自分なりに解釈を加えていく。
この点では喫茶店JUNEで長年やっていた歌声音楽会の「歌の深掘りコーナー」での経験が役立った。
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今回の「SOMPOケア配信歌謡ショー」ではさらに一歩突っ込んでみた。
まず選曲で僕自身の思春期時代に好きだった歌、つまりグループホームのご老人たちが大人になりたての頃の歌を中心に選曲・プログラムした。
さらにこれまでは「座り」で歌っていたが、今回は「立ち」で臨んだ。
全般にリズミカルな選曲が多くなり。
立つことによってよりリズムに乗った演奏ができた。
もっといえば、より自由になれた感じがする。
スクリーンに映し出される各ホームのご老人たちが手拍子を取ったり身体を揺らしたりしているのが見てとれる。表情までは分からなかったが、良い反応だったのは間違いない。
良い感触だった「歌謡ショー」。
たぶん、このやり方が当面スタンダードになるのではないかな。
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配信ライブの難しさと1年間闘ってきたが、ようやっと素直に面白さを感じられるほどになってきた。

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にぎやかなり 井戸端歌声音楽会

節目の「第20回 井戸端音楽会」をにぎにやかに終えることができた。
もともとこの音楽会はふく助さんに楽龍時を紹介してもらったのがきっかけで始まった。
ベースを始めて間もないふく助さんが楽龍時のオーナーでプロ・ベーシストの重廣誠さんに師事していた。
吉川のそれも楽龍時近隣の方々と歌う喜びを分かち合いたい。
このスタンスで誠さんと意気投合したのがことの始まり。
近隣の方々は農家の方が多く、24時間365日の作業の合間を縫って足を運ぶというのもなかなか難しいのが実際のところだ。
それでも10年のスパンでじっくりと続けていこうと話し合っている。
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でも一方で楽龍時ファンの方や、僕と親しくしている方々が足を運んでくださるようになってきた。
ありがたいことだ。
今回の音楽会が第20回ということを知ってか、知らぬでかたくさんの方々に集まっていただけた。
おもしろかったのは年齢幅の広さだ。
上は昭和19年生まれの御年80歳。
下は昭和50年代生まれの40代。
コアな年齢層は60代の方々。
この60代の方々がいたおかげで選曲がスムーズにいった。
なにしろこのお年頃の方々は(比較的)若い層の歌も(比較的)年配層の歌も知っている。
(とはいえ、ここは80歳の大先輩をリスペクトした選曲を多めにした)
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昭和19年頃ヒットした歌を皮切りに、昭和29年、昭和39年、昭和49年、昭和59年と年毎に輪切りにして進めていく。これがなかなかおもしろかった。
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演奏陣は今回ギター弾きが多かった。
それぞれ得意とするプレイが違う。
みんながみんなジャカジャカストロークばかりでは、まとまりがつかなくなる恐れもある。
楽譜通りキッチリ演奏するのが得意な方にはリズムキープをお願いし、楽譜にとらわれず感性でのソロ弾きを得意とする方にはイントロや間奏などをお願いした。
また普段はウクレレを得意とするがカホンもたたかれる方には基本のリズムをたたいていただいた。
そしてやはり全体をぐっとひきしめてくれたのはコントラバスを弾く誠さん。
こうしてしっかりした伴奏の上にのっかって皆さん楽しげに歌う。
むろん、その場で初めて音を合せるんだから「あれっ?」てとこもあるけど、それはそれで笑いを誘いいい雰囲気。
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節目の「第20回 井戸端音楽会」こうしてにぎにぎしく、楽しく終えることができた。
参加してくださった皆様に感謝。
そして、楽龍時の誠さん、さやか店長に感謝。
これからも「井戸端音楽会」を小さく小さく、でも息長ぁく続けていきたいと思う。

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今日は久しぶりのさんすまいる音楽会

前回6月はコロナにかかりお休みせざるを得なかった。
今日は4ヶ月ぶりに地元蒲生のデイサービスさんすまいるで音楽会。
内心かなり気合いが入っている。
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時節は夏本番の8月。
夏の唄を中心にプログラムを組んで臨みたくなるところだ。
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でも今回はそういう事前の準備は一切やらないことに決めていた。
あらかじめ候補曲をリストアップするなどの事前準備をした方がスムーズに進むことは充分判かっている。
でも音楽会の本来の趣旨は「みんなでおしゃべりを重ね、おしゃべりの中から歌う」ということだ。
その原点に立ち返ろうと思っている。
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さんすまいる音楽会は歌謡ショーとは位置づけが違う。
歌謡ショーは僕の歌を聴いてもらい、楽しんでいただくものだ。
いわば一方通行のステージ。
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でも歌声音楽会は「みんなで一緒に歌う」という音楽会だ。
相互通行の井戸端会議のようなものだ。
大切なことは歌を選ぶ過程だ。
5年ほど前に手作りした「さんすまいる歌集」には100曲ほど収めてあり、そこからの選択という制限はある。
でもこの100曲はすべて、デイサービスのご老人たちが思春期~青春期などに胸を熱くしたであろう歌を中心に作ってある。
この歌集をめくりながら世間話を積み重ねる。
例えばこんな案配だ。
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  毎日暑いねぇ。
  夏だからね。しょうがないよね。
  若い頃はクーラーなんて無かったからね
  夏はよく海に泳ぎに行ってたよ
  そういえば「恋のバカンス」なんてのがあったね
  わたしゃ山国育ちで海なんて知らなかった
  「我は海の子~」なんて歌には憧れたね
  憧れって言えば「憧れのハワイ航路」なんてのもあったね
  親が長崎で終戦迎えて、被爆はしなかったけどね
  そういえば今日は長崎に落とされた日だ。
  ちょっとつらいけど「長崎の鐘」もやろうよ
  じゃその後は「長崎は今日も雨だった」だね
  長崎まで行ったんだから、北国にも行こうか
  「函館の女」なんて久しぶりにいいね
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これは昨年の8月の「さんすまいる音楽会」での会話を再構築したもの。
会場の10人ほどのご老人たちとくり広げたおしゃべりだ。
こんなちいさなおしゃべりの中に選曲のヒントがたくさん詰まっている。
歌は芋づる式に出てくるし、駄洒落やこじつけから様々に発展していく。
こういう選曲のためのおしゃべりプロセスが楽しい。
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僕の役割はおしゃべりの種を提供し、おしゃべりを引き出し、歌に結びつけるということだ。
この役割のことを「水先案内人」と称している。
ここのところスムーズに進行することに力点を置く傾向が強かった。
なにしろ1時間の枠の中で少しでもたくさん歌ってもらいたいと思うからね。
でもそのことで選曲が少々ではあるが意図的で作為的になっていた気がする。
これは歌声音楽会(井戸端音楽会)の本来の趣旨からはちょっとはずれている。
もっと恣意的にその場の流れに身を任せながら舵を取るべきかなと反省している。
ご老人たちにもっと下駄を預ける勇気をもとう。
原点帰りを目指す今日の「さんすまいる音楽会」。
どんなものになるか楽しみだ。

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晴れ後土砂降り 歌声喫茶@JUNE

スタート時点ではギラギラ陽の光が照りつけていた。
ところが30分もしないうちに一転、土砂降りの雨。
にわかに暗くなった空に稲光と雷鳴が。
そんな空模様を察してか、本日は常連さん達のみの参加。
互いに気心の知れたもの同士。
のっけからおしゃべり全開モード。
稲光や雷鳴を気にしながらも、それが肴になり歌が進んでいく。
雨の歌を何曲かやるうちにタイガース「モナリザの微笑」のリクエスト。
 雨がしとしと日曜日
ここから一気にグループ・サウンズへと舵を切る。
「シーサイド・バウンド」〜「君だけに愛を」などなど
歌集にも収めていない、普段全くやらない歌でガンガン攻めていく。
皆さんも半ば興奮状態。
まるで少年少女時代に一気にタイムスリップ。
  ジュリー❗️❗️❗️
と茶色い声が叫び出すしまつ。
突然雷鳴とともに停電。
店内真っ暗でなにも見えない。
歌詞を先導しながらも、何事もないかのように歌い続ける。
そして止まぬ歌声。
数分間の停電だった。
でもこの数分のおかげで濃密なひとときに。
グループ・サウンズコーナーがひとしきり終わったところで、歌は一転懐かしの唱歌へ。
「浜辺の歌」、「夏の思い出」、「海」の歌3題などなど。
おそらく今は時代にそぐわないため小学校の教科書からも外された歌の数々。
参加者の皆様にとっては幼少の頃口ずさんでいた歌ばかり。
ひとつひとつの歌の解釈を語り合いながら、しっとり歌う。
それまでの興奮の渦を鎮めるかのように。
このほかにもいろんな切り口で、いろんな歌を。
いつにも増してバラエティに富んだ「歌声喫茶@JUNE」となった。
ラストソングは「長崎の鐘」をゆっくりと静かに歌ってお開きにした。
次回は9月3日(火)午後5時からに。

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フォークの歌声音楽会@おーるどタイム

7月最後の音楽イベトは「フォークの歌声音楽会@おーるどタイム」。
いつものメンバーに加えて手練れギタリストのラージ飯島さん。
そして初めて来てくださった山岸さん、高橋さん。
山岸さん、高橋さんは隣町の八潮で歌声喫茶を運営なさっているそうだ。
ちょっと年上の女性二人組。年代的に昭和の流行歌やグループサウンズがお好きとのことだった。
一方でラージさんはちょっとだけ若者。ビートルズとフォークソングがお好き。蒲生の「アビーロード」などでビートルズバンドとして演奏されている。
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ラージさんのギターソロをフィーチャーしながらの進行することにした。
それを察してチノネさんはパーカッションを担当してくれた。
パーカッションが入ると演奏がぐっとしまる。
ラージさんの達者なギターに合わせこんで行く楽しさ(そしてスリル)。
伴奏隊はこれまで以上に盤石で、質の高いものになった。
仕事がたてこみ今日は参加できなかったキーボードの河辺さん、
別の場所で伴奏しているベースのふく助さんがいればさらに充実したことだろう。
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リクエストの方はいつものように「早い者勝ち」。
フォークソングやグループサウンズが多めだった。
初参加のお二人は多少遠慮されていたようだが、そこは人生の大ベテラン・大浦さんが話しかけサポートしてくれる。
全体に和気あいあいとして途切れることなく進んでいく。
おしゃべりもみなさん舌好調。
武田さんが明るい雰囲気を盛り上げてくれる。
やはりフォークの歌声音楽会はおしゃべりを酌み交わしながら歌うところがいい。
遅れて参加してくれた高橋さんと宮川さん。
今日は北公民館で文代さんたちのプサルタリーコンサート。
それを終えてから足を運んでくれた模様。
高橋さんの熟練ダルシマー、目下練習に余念のない宮川さんのアイリッシュハープも随所で聴かせてもらえた。
あっという間の3時間。
質の高い演奏、楽しいおしゃべり、そして心を合せて歌う唄の数々。
今回も良いひとときを過ごすことができた。

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