駄洒落・こじつけ・連想・そして肉付け
昨日の「フォークの歌声音楽会@おーるどタイム」は日頃心がけている水先案内人の役割がいいあんばいでできたように思う。
ひとつの歌や参加者のリアクションから瞬時に駄洒落・こじつけが思い浮かび、連想を働かせ肉付けされていく。
それが次の歌に結びついていくという一連の流れだ。
.
通常のライブの場合は事前にテーマやプログラムを準備しておく。
それをベースにしてライブを進めていく。
テーマやプログラムは羅針盤だ。
.
一方「歌声音楽会」の場合はまったくの白紙状態でスタートする。
羅針盤のない状態で行き当りばったり、道草を食いながら音楽会は進んでいく。
道草を食むことで自然に道が拓かれ、それがやがて羅針盤になっていく。
.
『水先案内人の役割』は羅針盤を作るための一連の流れとも云えそうだ。
参加者の心のタンスから記憶を引き出すために水を向ける。
浮かび上がった話の卵を割り、塩を加えたりコショーを振ったりバターを加えたりしながら料理の下準備をする。
この過程を参加者全員で仕上げる料理。
それが次に歌う唄だ。
.
こういうことをくりかえしながら少しずついろんな料理を作る。
和食もあれば中華や洋食もある。
時にゲテモノ料理(?)に飛び火することだってある。
そして食後のスイーツ、エンディングテーマ『街』に結びつけていく。
.
.
昨日の「フォークの歌声音楽会」は遠路ももっちさんがマンドリンで参加してくれた。
河辺さんのキーボードと相まって演奏に華を添えてくれた。
チノネさんや高橋さんのギター。
安定した歌声の武田さん。
朗々と歌い上げる大浦さん。
チャチャを入れるスーさん。
そしていつもながら突っ込み鋭い玲子ママ。
.
参加者全員が心を合せて作り出す文字通り「みんなで歌おう・弾こうフォークソング」の集いとなった。
(今回の選曲の9割以上がフォークソングであったことは特筆すべきことだ。いつもは節操なしにいろんなジャンルの唄に飛び火するのにね)
.
そしてあらためて実感した。
参加者みんなが心を開きあい、信頼感をもって臨んでいるからこその「駄洒落・こじつけ・連想・肉付け」なんだな、と。
| 固定リンク | 0
「おーるどタイム」カテゴリの記事
- ゆるり フォークの歌声音楽会(2024.12.28)
- しりとりと連想でつなぐフォークの歌声音楽会(2024.11.01)
- ダジャレとこじつけとおしゃべりと(2024.08.27)
- フォークの歌声音楽会@おーるどタイム(2024.08.27)
- 辻井貴子ライブ@おーるどタイム(2024.07.01)
コメント