「たそがれ音楽会」あらため「歌声喫茶」第1回目
長年「たそがれ音楽会」の名称でやってきた喫茶店JUNEでの音楽会。
マスターの提案で今回から「歌声喫茶@JUNE」と改めた。
改称の理由は一般的な名前にしてより広く呼びかけたいとのマスターの思いからだ。
「たそがれ音楽会」の名称ではどんな音楽会かが伝わらない。
結果口コミだよりとなり、常連さん中心の音楽会になっている。
間口をもっと広げたいということだ。
「歌声喫茶」の名称ならばお店のお客さんにも説明しやすい。
コミュニティ新聞などにも広告を出しやすいとのことだった。
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今回は名称改め、その第1回目。
新聞広告を出すのはこれからとのことで、実際に来られた参加者は10名ほどの常連さん。
それでもこれまでとはちょっと変わったことがある。
音楽会はこれまで貸し切り状態だったが、今回は通常営業も兼ねていた。
参加者以外にも4名ほどのお客さんがいて、それぞれにおしゃべりやパソコン作業をしていた。
参加者と一般客の共存の中で音楽会は進んだ。
通常営業中の音楽会という点では、「たそがれ音楽会」の前身「日曜昼下がりライブ」と同じ。
「音楽会参加者」と一般客の同居・共存だ。
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最初は一般客の邪魔にあまりならないように気配りをしたり、演奏席の背後にいる一般客の語らいが気になったりして戸惑いもあった。
その状況の中でも音楽会は生き生きしたものに仕上げる必要がある。
共存と両立はなかなか難しい。
でも共存もまた間口を広げていくことにつながっていくものだ。
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時間の経過とともに徐々になじんでいく。
音楽会がいい感じに盛り上がっていく。
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僕が目指してきた音楽会は参加者みんなで歌うだけではない。
水先案内人と参加者の「やり取り」、参加者同士の「やり取り」こそが大切だと思っている。
歌とおしゃべりがシームレスにつながって行く井戸端会議のような音楽会が目指すところだ。
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「歌声喫茶」改称第1回目を終えてあらためて思った。
この先もこの井戸端会議のようなスタイルは崩してはならない。
シームレスなやり取りと歌こそが楽しさの生命線。
水先案内人は単なる先唱者・伴奏者であってはならない。
参加者からおしゃべりを引き出し、歌につなげていく。
歌からさらに次のおしゃべりを引き出していく。
2時間の「歌の旅路」のガイドを務めていくのが水先案内人の役割。
それは名称が変わっても、条件が変わっても変わらず続けていくべきもの。
あらためてそう思った。
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