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2024.01.31

みわくのみわけんライブ@おーるどタイム

みわくのみわけんライブを久しぶりに聴くことができた。
このユニットの織りなす音楽が僕はとても好きだ。
それぞれ音楽ルーツを異にする二人が合わさり、重なりあって化学変化をおこす。
その結果心地よい音世界を紡ぎ出してくれる。
「みわけん」にはそんな印象を以前から持っていた。
久しぶりに聴くみわけんに僕はその思いをさらに強くした。
ツアー4日目の千秋楽だったことも、よりこなれた演奏につながっていたのかもしれない。
おーるどタイムはハンマーダルシマーの小松崎健さんにとって関東でのホーム的な場所。
そのためか終始リラックスモードでなごやかな空気につつまれていたことも大きいように思う。
いつものように繊細なタッチで打弦していく。
時に力強く、時にやさしく。
そのことはギターとボーカルの Miwa Horioさん(みわちゃん)にもいえるように思う。
みわちゃんの発する「声」を聴衆は固唾を呑んで「凝視」する。
時に突き抜けるような迫力で、時に絞り込むようなささやきで。
そして聴衆はそれをやわらかく包み込むように受け止める。
この日、おーるどタイムはそんな空気感に満たされていた。
後ろの席に座り会場全体を眺めながら聴いていた僕が思ったこと。
それは「化学変化が起きている」ということだった。
演奏する健さんとみわちゃんの間で起こっている「化学変化」は同時に演者と聴衆の間にもまた「化学変化」を起こし、会場全体が混じり合い溶け合っている。
今まさに、ここで「ライブ」が行われている。(発生している?)
そんな感覚だった。
前に観た「みわくのみわけんライブ」から1年以上の時を経て、僕が感じた変化はまさにこの点だった。
一昨年のライブではお二人の演奏のダイナミックさと繊細さとが全面に出ているような印象だった。
それは素晴らしく、力強く、圧倒される思いで聴いていた記憶が強い。
「すげぇ!」という興奮を伴う感覚だった。
今回は「きもちいいなぁ~」という感覚。(ここはあえて漢字ではなくひらがなで)
みわちゃんの歌にとても自然さを感じさせられたのがその一因かななどと(勝手に)思っている。
例えば、
ささやくようにやさしく歌うシーンから、一気にボリュームを頂点にまで持って行くシーンがとてもスムーズ。
なめらかでシームレスに底辺から頂点まで運んでいく。
体内の圧縮された「気」=音圧が小さな声でも大きな声でも変わらずかかっているんだろうなと思わされる。
そんなみわちゃんの歌に健さんの懐の深い熟練の技が寄り添っていく。
「きもちよさ」はそうして生まれていくんだろうなぁ。
ここちのいいひとときに身を置かせてもらえた。
お二人に感謝。
そして場の空気をあたためた参加者たちにもまた感謝だ。
いいライブだった。
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SOMPOケア配信ライブ Martin古池の歌謡ショー

今年最初の歌謡ショー。
今回は前回頂戴していたリクエスト曲、「おーい中村君!」を軸に組み立てた。
子供の頃、ラジオからよく流れていたので知ってはいた。
でも「知っている」と「歌える」とは全く別もの。
きちんと歌うため宿題にさせていただいた。
昭和33年、若原一郎さんが歌ってヒットしたこの歌。
昭和30年代はじめの雰囲気がとてもよく感じられる。
この頃は戦後の混乱期を脱しつつあり、来る高度成長時代を予感させるような時代。
いわば「狭間の時代」だったように思える。
庶民生活のちょっとした希望と明るさを感じる。
そんな時代の歌を東京と田舎という切り口で組んだ。
①銀座カンカン娘(高峰秀子・笠置シズ子)
②下町の太陽(倍賞千恵子)
③達者でな(三橋美智也)
④おーい中村君(若原一郎)
⑤若いお巡りさん(曽根史郎)
⑥田舎のバスはおんぼろ車(中村メイコ)
⑦東京のバスガール(初代コロムビア・ローズ)
⑧舟唄(八代亜紀)
⑨雨の慕情(八代亜紀)
⑩雪が降る(サルバトーレ・アダモ)
⑪雪の降る町を(立川澄人)
⑫雪国(吉幾三)
⑬高原列車は行く(岡本敦郎)
他に番外編として「そして神戸」(クールファイブ)。
今回初めて兵庫県のホームさんが参加してくれたので急遽挟んだ。
昨年末に亡くなった中村メイコさんと八代亜紀さんへの追悼も込めた。
田舎のバスと東京のバス、そして九州のバスガールだった八代亜紀さんという具合に話もつながった。
雨から雪へという話の転換もいい具合。
最後は暖かい春を待つ心で「高原列車は行く」を歌い、ショーを締めくくった。
今回はトークも歌も起承転結にのっかり、スムーズにつなげることができた。
気持ちいい!
応援に来てくれた五右衛門バンドのお二人やスタッフの皆さんも場をもり立ててくれた。
次回は2月15日(木)15:00~16:00。
さてどんなストーリー、どんな選曲にしようか。
あれこれ思いをはせるのもまた楽しいものだ。
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トミ藤山 復帰ライブ@美多川

4年の時を経てトミ藤山さんがライブに復帰した。
僕の記憶が正しければ4年前の冬、ステージ終了後に倒れ救急搬送されて以来のライブ。
闘病とリハビリ、そして長かったコロナ期間を経ての復帰だった。
感無量だ。
ステージは今月店を閉めることが決まっている居酒屋・美多川。
こじんまりとした店内は20人ほどの客ですしづめ。
肩を寄せ合うようにして演奏を聴く。
トミさんの呼吸、客の呼吸が届くような濃密な店内。
(僕は最後列から友人のギタリスト・ペグさんとステージを凝視していた)
演奏は石川 眞起さんのギター、そしてトミさんの歌とギター。
おなじみの二人による、おなじみのステージ。
トミさんはマイクなしの完全アコースティック演奏だ。
懐かしいカントリー・ソングの数々に加え、息もつかせぬマシンガントーク。
長かったブランクを感じさせぬステージに思わず涙腺が緩んでしまう。
正直言うとブランクの影響や、年齢の影響を感じなかったわけではない。
なにしろ今週の水曜日には85歳になられるトミさんだ。
キーが若干下がったり、声を張った時の音圧が低かったりなどの影響はあってあたりまえだ。
それをステージで調整しながら仕上げていくのがすごい。
おそらくご自身の身体の状態やすしづめの客に吸われる音などを計りながら最適なところを探しながら歌ったんだろう。
なにしろマイクなしの完全アコースティック演奏。PA(音響)の助けは望めない。
頼りになるのはご自身の身ひとつ。
現場の空気を感じながらでなければできないことだ。
「Aだ、Gだ、いやAbだ」とステージトークとして客の笑いを誘いながらやる。
年齢やブランクによる影響をもステージワークにしてしまう。
とぼけながらも即座に対応する眞起さんもまた素晴らしい。
二人のやりとりはさながら漫才のようだ。
そして歌が始まると一転、瞬時に歌の世界に客を引き込んでしまう。
途中休憩を挟みたっぷり2時間のステージ。
様々な想いが去来しつつ、十二分に堪能した。
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[メモ]
休憩時間中やライブ終了後、久しぶりにじっくりとお話をさせてもらった。
そして今の僕にとって適切なアドバイスもいろいろ頂戴することができた。
印象に残っているのはこんな言葉だった。
「80を過ぎてようやっと魂で歌うということがわかってきた」
「ステージは私が歌いたい歌もお客さんが聴きたい歌もやる。でもどっちを優先する?一番大事なのはお客さんに喜んでいただくってことでしょ」
「この年になっても私は一歩でも前進することを絶対にやめない」
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Ohanaライブ~我が青春の歌物語

地元からは離れた船橋の街でやったOhanaライブ。
どんな方が聴きに来られるのかまったく分からず、ちょっと不安でちょっと楽しみ。
来られた方々のほとんどが初対面。しかもご自身で演奏される方々ばかり。
僕の日常的な演奏活動ではお客さんにミュージシャンはそう多くない。ほとんどが市井の方々で、そんなお客さんと世間話をくりひろげながら歌うというスタイル。いわば井戸端ライブ。
いつもとは客層が違うんで、ちょっと緊張感をもってライブをスタート。
①耳の肥えたミュージシャンの方々にも納得していただける内容にできるか。(弾き語り技術面の課題)
②ミュージシャンの方々との間でも井戸端的なステージを展開できるか。(ステージ進行面の課題)
これがスタート時点で密かに自分に科した課題だった。
演奏開始直後は会場全体にもちょっと緊張感が漂っていたようだ。
こちらを凝視するオーディエンスの視線は痛いほどだった。
それでもステージが進むにつれその視線はやわらかいものに変わっていくのを感じる。
それにつれてこちらの口もどんどんなめらかになっていく。
相方のふく助さんも適度な突っ込みを入れてくれる。
場になごやかな空気が流れ始める。
客席からもいいあんばいでチャチャが飛び出す。
気がつけば、あっという間に1時間が過ぎ去る。
いい感じのおもしろいライブになった。
今回は「我が青春の歌物語」がサブテーマ。
若い頃から歌ってきた冬の歌を中心のステージだった。
 恋人たちのペイブメント
 雪
 雪化粧
 さようなら
 津軽海峡冬景色~函館物語
 外は白い雪の夜
 根雪
 雪が降る日に
 浪漫鉄道
 旅人のうた
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2部はお客様によるオープン・ステージ。
5組の方々がそれぞれ個性的な演奏を聴かせてくれた。
各30分ステージだったのでそれぞれの特徴などをじっくり聴かせてもらえた。
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[追記]
初めてお会いする手塚さんが事前に僕のことを「予習」していてくださったとのこと。
その中で富安秀行(ハゲちゃん)さんと僕が「音もだち」であることを知ったそうだ。
手塚さんはハゲちゃんの大学の音楽クラブの後輩で、そのことから親近感を持ってくれたご様子。
うれしくまたありがたいことだ。
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慣れぬレコーディング

昨年、「ご当地ヒーローズ」の歌を作ってほしいとの依頼を受けていた。
依頼主は次男夫婦。
次男は長年ご当地ヒーロー「埼玉戦士 さいたぁまん」として活動している。
その一方で全国に点在するご当地ヒーロー活動の事務局もやっている。
ご当地ヒーローの活動も20年近くになり、昔ヒーローズ・ショーを観た子供たちも成人している。
最近のショーではそういう若者たちとのコラボレーションも生まれている。
「ヒーローズ第2世代」たちに向けた応援歌のようなものを作ってほしいとの事務局からの依頼だった。
依頼内容は作詞・作曲、そして演奏まで含まれていた。
それも2曲だ。
作詞・作曲、そしてギター1本でのデモ録音までは比較的スムーズに進んだ。
問題は厚みのある音源にするためのアレンジだった。
なにしろ「身体ひとつのライブ屋」を信条にしてきた自分。
バンドやオーケストラによるバッキングという発想はほとんどない。
今時の若者たちならパソコンを駆使して簡単にアレンジをやっちゃうんだろうが、そんな知識もない。
そこで時代遅れのシーケンサー(YAMAHA QY-100)を引っ張り出し、20年ぶりに打ち込み作業に四苦八苦した。
今回は次男とスタジオに入り、できあがった「カラオケ」に合せてレコーディングを行った。
次男は自分のバンド活動の中で、この手のレコーディングは手慣れている。
次男の手のひらの上で転がされるように録音に臨んだ。
録音手順は次の通り。
 ①カラオケをバックにまず歌を録音
 ②その上にギターをかぶせて録音(ギターはライン録り)
 ③カラオケなしでギター弾き語りスタイルの一発録り(コンデンサーマイクで歌とギターの同時録音)
ヘッドホンをかぶっての演奏は難しかった。
無難にまとめることはできても、歌にグルーブ感が出てこない。
次男のOKが出るまで何度くりかえし歌ったことか。
自分としてはカラオケなしの一発録りが一番良かったような気がしている。
今回のレコーディングで録りためた音源を元に次男が編集するとのこと。
1年以上手元であたためていた2曲がやっと自分を離れて正直ほっとしている。
あとは次男の編集のお手並み拝見だ。
レコーディングを終えて次男が笑いながら語った言葉。
  やっぱりオヤジは生粋のライブ屋だね
そうなのです。
出した音がその場で消えていく
1回こっきりの「瞬間芸」こそが僕の信条なのです。
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2024.01.14

時間変更のお知らせ たそがれ音楽会pen@JUNE

1月26日(金)に予定している「たそがれ音楽会@JUNE」の開始時間が変更になりました。
15:30~18:30と30分早まります。
(通常16:30~18:30で開催)
どうぞお間違えのないようにお願い申し上げます。
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