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2023.12.31

若者たちと歌う

若者といっても小学生~中学生~高校生と幅広い。
知的障害のある子供たちをサポートをするNPO法人の南越谷事業所での音楽会だ。
昨日はご老人向けの配信ライブ。
そして今日は若者たちとコンサート。
切り替えはけっこう大変。
それでも今回が3回目のコンサートになるので、互いに勝手がわかり合うようになっている。
若い衆向けのコンサートとはいえ、今時の音楽はやらない。(というかほとんど知らない)
なので自分が彼らの年頃の時に聴いていた歌や自作の歌をやることにしている。
それでも彼らは目を見開いてしっかり聴いてくれるのがうれしい。
今回は全曲アップテンポでそろえた。
こざかしいアレンジは一切抜きにして、ストレートなストロークでリズム感を強調。
これがはまった、彼らは後打ちの手拍子やタンバリンなどで一斉にリズムに乗ってくれる。
これがまたしっかりしたリズムを刻んでくれるんだ。
やはり今時の若者たちはリズム感がいい。
若者たちのリズムに乗っけてもらって僕もぐんぐん突っ込んだ演奏に。
外は寒気のためかなり冷えこんでいるが、室内は熱気と歓喜の渦だった。
圧巻はラストの「Take me home Country Road」~「ハエ・ハエ・ハエ」。
テンポをぐんぐん上げていった。子供たちのリズムが崩れるかなと思っていたが、とんでもない。
かなりのハイテンポでもしっかりついてくる。そればかりかこちらをガンガン煽ってくる。
すっかりおなじみになった「ハエ・ハエ・ハエ」もリフレーンにもしっかり応えてくれる。そしてがっつり煽ってくる。
こちらも調子に乗りリフレーンを何度もくりかえしテンポアップをはかっていく。
おもしろかったぁ!
この子たちの多くは音楽に興味が深く、何人かはギターやドラムなどの楽器に挑戦している。
事業所のスタッフ全員が楽器を演奏するのでその影響を受けているのだろう。
そんなこともあり新たな提案を受けた。
次回のコンサートでは課題曲を決めて子供たちとセッション・アワーをもうけようというものだ。
子供たちのやりたい今時の歌を1曲。
僕が彼らの年頃の時に歌っていた歌を1曲。
「世代間青春の歌の共演」という提案。
10代の若者たちと70歳にならんとするジジイのそれぞれの青春時代の歌を共演するというもくろみ。
なんだかとってもおもしろそうだ。
加えて同じNPO 法人の別の事業所からもコンサートの依頼があるとのこと。
こちらは障害が少し強い子らが多いので同じようなリアクションになるかどうかは不明とのこと。
でもスタッフは「音楽で子供たちのこころを豊かにしたい」と乗り気だそうだ。
喜んで引き受けさせてもらうことにした。
長年積み重ねてきた音楽が誰かのお役に立てるなら僕としてもうれしい限りだ。
そのスタッフさんとも旧知の仲なので、意見交換しながら形にしていこうと思う。

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