【お知らせ】 第7回 味亭オープンマイク
明日、10月15日(土)はShi-mo音楽教室主宰の「味亭オープンマイク」に出演させていただきます。
前回(第6回)は自分の音楽会と重なったため出演できなかったので、およそ1年ぶりになります。
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Shi-mo音楽教室の塾頭・下坂さんは長年通っている楽器店で僕の担当をしてくれていました。
長年のお付き合いの中で僕の音楽スタイルや好きな音(嫌いな音)を熟知する方です。
楽器はもちろん、弦やピックなどの小物にいたるまでふたりで試行錯誤してきたいわば相棒のような御仁です。
楽器店から独立しご自身の音楽教室を立ち上げ、その一環として「味亭オープンマイク」を開いています。
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毎回出演を楽しみにしてきました。
というのも「オープンマイク」という形は僕の普段のライブとは対極にあるからです。
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僕のライブスタイルは生音演奏でおよそ2時間の長旅を演出していくものです。
ライブごとに大きなテーマを設定し、小さなストーリーを歌とおしゃべりで積み重ねていくスタイル。
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オープンマイクの特徴は次のようです。
①たくさんの人達と競演することができること
②演奏時間が20分と短いこと
③マイクやラインなどPA装置を使ったステージになること
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①「ひとり旅」のステージはけっこう淋しいものです。独りよがりなステージにしてしまう危険性をたえずはらんでいます。
いろんな人のステージを観させてもらうことは刺激を頂戴できると共に、自分のステージを相対化し客観的に見られるチャンス。
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②20分の中に小さなストーリーを凝縮させるために事前に充分な準備が必要。テーマやストーリーの設定、起承転結(または序破急)などの考慮、そして冗長さの排除。
この「冗長さの排除」というのが難しい。テーマ設定や起承転結の考慮は2時間ライブに共通するものです。でも普段のライブではおしゃべりや道草はライブの大切なアクセントになります。
20分という短い枠の中ではそれがむしろジャマになる。
それらを排して必要最低限のトークと歌でイキイキとした20分を演出する。とても、とても勉強になります。
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③PA装置を使わない僕の基本スタイルでは次のことが大切になります。
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・滑舌よく声をしっかり出す
・ギターをしっかり鳴らす
・強弱(メリハリ)のある歌唱、それと呼応するギターの弾き方
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生音演奏ではフォルテシモとピアニシモはある程度思ったようにコントロールできます。
ギターの奏法もそれに呼応させることができます。
ところが同じ唱法、同じ奏法でPAを介すと勝手が違ってしまいます。
フォルテシモはやかましいと感じるし、ピアニシモはなんだかスカスカに感じてしまいます。
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PAを介する時の唱法や奏法は生音演奏とは違ってくるように思います。
それを試し、確かめるいい機会なのかなと思っています。
(ちなみに自分の出した音が別の場所=スピーカーから聞こえてくることに違和感=気持ち悪さ?を感じてしまいます。感覚の問題なので、これは慣れるしかないのかもしれません)
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「オープンマイク」についてちょっとマジメに考察してみました。
普段の演奏とは対極にある「味亭オープンマイク」。
僕にとってはとても勉強になる、楽しみな音楽会です。
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10月15日(土) 12:00 開場 : 13:00 開演
入場料 無料(ご飲食をお願いいたします)
■Martin古池出演は13:20~13:40の予定です
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