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2022.07.03

【青空生演奏 60歳~85歳の大セッション】

今日の青空ライブはいつもとはひと味違った楽しさがありました。
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前半はいつものようにソロ生演奏。
37~38度くらいの真夏日とあってか、芝生広場に人影なし。
広場のあちらにはSugawaraさんがぽつんと一人弾き。
こちらではボクがぽつんと一人。
さいわい壁と木の影で直射日光は避けられ、さほど暑いとは感じませんでした。
時折吹く風が心地いい。
どなたかに聴いていただくこともなく、黙々と弾き語り続けました。
これはこれで充実感を得られるものです。
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面白かったのは後半。
いつものようにSugawaraさんと合流した後でした。
ほどなく常連の85歳のおじいさんがとぼとぼとやってきます。右手で杖をつき、左手には折りたたみ椅子を持って。
いつもは僕たち「若い衆」の奏でる音(ナターシャセブンなどのフォークソング)をじっくり聴いてもらっています。
ご存じない歌でも楽しげにステップをきざみながら聴いてくださいます。
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今日はちょっと嗜好を凝らして昭和40年代の歌謡曲をやってみました。
前々回昭和20年代~30年代の歌謡曲を歌って喜んでいただけたことが下敷きになっていました。
昭和40年代の歌であれば60前半のSugawaraさんも、85歳のじいさんも知ってるかなと思ってのことでした。
じいさん、「真赤な太陽」をステップをきざみながら(足踏みしながら?)一緒に歌い始めます。
Sugawaraさんもご存じでギターを合わせてくれます。
これに気をよくしてグループサウンズものや加山雄三の歌をつなげます。
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そこにやはり常連の絵描きのおじさん(75歳くらい)が合流。
団塊の世代の絵描きさんにとってはドンピシャの選曲でした。
ポケットからブルースハープを取り出して、一緒に合わせます。
微妙に年齢差のある4人の「年輩者」が盛り上がっている図はなかなか面白いものです。
  還暦過ぎのSugawaraさん。
  古希が近いワタクシめ。
  後期高齢者・「団塊の世代」の絵描きさん。
  ウルトラ後期高齢者のじいさん。
四人で歌う「若者たち」(ブロードサイドフォー)。
なかなか不思議な図でした。
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絵描きのおじさんがうまいことを言います。
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  昭和40年代はさぁ
  我々みんな青少年だったわけ
  少年と青年とでは5年とか10年のズレがあるけど
  なんとか時代を共有できるわけ
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時にはこういう選曲で突っ走るのもいいもんだなと思いつつ、本日のラストソングは「お酒の歌」(ナターシャセブン)。
真夏日の青空の下で4時間も歌っていると脱水します。
帰宅して飲んだビールのなんと旨かったことか。
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2022_06_258060
(写真はSugawaraさんから拝借しました。ハモニカを吹く絵描きさんと)

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