早朝ポタリング 出逢った景色
すでに陽が昇り始め、あたりはもう明るくなりかけている。
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走るコースはいつもの土手道から少し外してみた。
毎日土手道を走っていると、走ることだけに意識が向いてしまう。
そんなことが続くとちょっと気持ちが苦しくなってくる。
心を解放したくて走ってるのに、苦しくなったんじゃ本末転倒だ。
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畑の傍らに民家があるような、人の気配や暮らしの匂いがするような道をゆっくり走る。
雨戸を開ける音が聞こえてきたり、ご飯の炊ける匂いがただよってくる道を走るのは気持ちいい。
なんとなくほっとする。
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ゆっくり走ると、いつもならなかなか目に入らぬ小さな景色も見えてくる。
小さな景色を目の端に感じるたびに自転車を止め、カメラを向ける。
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寄り道、道草だらけのポタリング。
ポタリングって本来そういうもんだ。
あらためてそんなことを感じる。
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およそ4時間の小さな旅。
出会った小さな景色はたくさんある。
そのたびにシャッターを切る。
150枚以上も撮る。
人様に見ていただけそうなものはほんの数枚。
残りはみな自分だけのこの日の想い出。
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