【妄想 「哀愁列車」】
本日の早朝散歩も「哀愁列車」を口ずさみながら歩いていた。
歌いながらこぶしのまわし方をいろいろ試してみる。
声を鼻に抜きながら、鼻の奥でこぶしをまわすのは思っていたよりもむずかしいもんだ。
三橋美智也のキー。
当然高い音は出せない。出せないところはファルセットで。
ファルセットになるところがちょうどこぶしの部分。
ファルセットを鼻に抜くとこぶしのいい練習になることがわかった。
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散歩の後半は「哀愁列車」の歌詞を吟味しながら、イメージをふくらませていった。
1行の歌詞のイメージは脳内で一枚の絵になっていく。
幾葉もの「絵」が重なり、妄想はふくらんでいく。
そうして自分なりの物語「哀愁列車」ができあがっていく。
ある程度できあがった物語は芝居の台本のようにまとめる。
台本(シナリオ)を作ることで妄想に形が与えられる。
ライブなどでシナリオのト書きが日の目を見ることはないが、歌詞という文字の羅列に息吹が与えられる感じになる。
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こういう妄想をふくらませる作業は好きでよくやっている。
何枚かの「絵」=イメージができるだけで、妄想にいたらないことも多い。
それでもライブや音楽会で歌う時にはいい材料になってくる。
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「哀愁列車」は唄がヒットした翌年、映画にもなっている。
残念ながらこれまで観る機会はなかったが、それでよかったとも思う。
観てしまうと固定観念に縛られてしまう。
「自分なりの物語」を構築することが大切なんだと思う。
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こんなことをしながら歩いているうちにあっという間に2時間が経過する。
腹が減り早々と家路についた。
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