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2021.05.20

ごめんネ・・・ジロー



濃霧の中を早朝ポタリング。
今朝はトレーニング的な走りを試みる。
先日ペダルに取り付けたトウクリップを活かす走り方を試す。
トウクリップをつけることで「ペダルを漕ぐ」のではなく「回す」イメージに変わる。
ペダルを漕ぐのはピストンの上下動。
回すのはエキセンのカムによるロータリー的な円運動。
ギアを軽くし、その分回転速度を上げてひたすらまわし続けた。
90分はそれでいけたが、すねに違和感を覚えた。
以降30分はピストン運動にもどし、ゆっくり帰宅。
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BGMは今日も「歌謡スクランブル」。
「プレイバック 1960年代の流行歌 パートⅢ」。
「ああ上野駅」など、昭和30年代半ばの集団就職=「金の卵」世代の心を捉える歌をたくみに取り込んでいた。
よく考えられた構成に感心する。
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そして本日の1曲は奥村チヨの「ごめんネ・・・ジロー」。
1965年(昭和40年)にデビューした奥村チヨの最初のヒット曲。
僕は小学5年生。思春期を前にしてそろそろ色気づいてきたころ。
いわゆる「恋に恋するお年頃」だったように思う。
「ごめんネ・・・ジロー」をテレビの中で歌う奥村チヨを観ながら甘酸っぱい思いで、胸がキュンとしていた。
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奥村チヨは和製シルビー・バルタンのキャッチで売り出された。
でもあらためてこの歌を聴くとアメリカンポップスの香りがする。コニー・フランシスが歌ってもちっともおかしくないメロディラインだ。
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この後1967年(昭和42年)に「北国の青い空」でベンチャーズサウンドのヒット曲をだした。
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その後「恋の奴隷」「恋泥棒」などの官能的なお色気路線に転じる。
中学に進み、思春期まっただ中の僕は興味津々のくせに親の前では恥ずかしく、無関心を装っていた。
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そして1971年(昭和46年)、名曲「終着駅」のヒット。
お色気路線の後だけに、しっとりした大人の女の歌に胸がつかまれた。
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いわゆる正統派の歌唱力とはちがうけど、奥村チヨには聴き手の心をつかむ歌のうまさがあるように思う。
そしてそれは「ごめんネ・・・ジロー」にも充分に発揮されてるなと思う。
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