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2021.05.11

【NHK 音楽の泉 その2 『新世界』】



今朝の「音楽の泉」で流した曲はドボルザークの『新世界』だった。

『新世界』も全楽章が思い出とともに身体にしみこんでいる。

思い出のひとつは函館市立青柳小学校の卒業式のことだ。
我々卒業生の入場に「新世界・第2楽章」(家路)が流された。
式典の中で「先輩の挨拶」のようなコーナーがあり、父がその挨拶をした。
父は青柳小学校の第一期卒業生。
どんないきさつで挨拶をすることになったかは知らない。
なんの準備もしなかった父に、前日から母がやきもきしていたのをうっすらと覚えている。
父は壇上で何を読むでもなく、いきなり切り出した。

  君たちはこれから中学校という新世界に旅立つ

その後、どんなことを話したかなんてことはさっぱり覚えていない。
でも今聴いたばかりの音楽に触発されて、話しを膨らませていった父に少なからず驚いていた。

卒業式の後、同級生のおふくろさんに声をかけられ褒められた。
(彼女も青柳小学校一期生で父とは同級生だったそうだ)

  さすがに古池君だね
  小学校の頃とちっとも変わってない
  いいお話だったわよ

おそらく、アドリブで話しを組み上げて「いい話」にでっち上げたんだろう。
誇らしいような、恥ずかしいようななんとも不思議な気分だった。

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もうひとつの思い出は函館市立潮見中学校。
生徒に下校を促す音楽が「新世界 第2楽章」だった。
夕暮れの校庭に「家路」が流れるもの悲しさが心にしみた。

僕は放送委員だった。
昼休みは放送室を「占拠」し、当時の洋楽ヒット曲を流し悦に入っていた。
流した歌はベンチャーズだったりビートルズだったりアメリカンフォークソングだったりした。
生徒からは評判良かったが、先生方からは時々クレームを頂戴した。エレキ楽曲をかけると中学生には不適当だと言われた。(「不良」とまでは言われなかったが)

でも下校の時間になると一転して「新世界 第2楽章(家路)」を流し続けた。
僕が選曲したわけではなく、「家路」が下校の曲として代々流れていたんだと思う。

昼休み時間はやりたい放題で、放送室を私物化していたぼくらだった(もう一人相棒がいたのです)
でも、夕方のこの時間だけは神妙な面持ちで「家路」をかけていたような気がする。
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今でもドボルザークの「新世界」を聴くと、思春期の頃を思い出す。
まるで条件反射のようにね。
https://youtu.be/AScd-0uvz9o
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