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2021.02.02

北国の人情


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【北国の人情】
もう7年も前の話。
雪の函館の市電の中で目にした光景が忘れられない。
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市場に向かう電車の中で。
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外は大雪。
乗り込んできたじいさん。
頭から肩から雪がつもって真っ白。
軽くほろって三人がけの椅子の真ん中に座る。
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隣に座ってた婆さんがすかさず、肩に残ってた雪をほろってやる。
それを見た右となりの女子高生が婆さんを真似て反対の肩をほろってやる。
おずおずと。
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悪いねと礼をいうじいさん。
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むろん三人は知らないもの同士。
この町にはこういう人情がまだまだ残っている。
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婆さんの長靴には滑り止めに縄が巻かれていた。
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【いとこの故・エンタとのやりとり】
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この投稿を巡ってエンタとのやりとりを残します。
この1年後の2月23日。
古池エンタ幸介は星になりました。
もうすでに体調もおもわしくなく、帰りたくとも函館には帰れない状態でした。それを思うと胸が痛みます。
文字通り「僕の星まで」行ってしまったエンタに捧げます。
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コイケ エンタ
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いつ頃からだろう?
函館へ帰って何日か過ごして、余韻を持ったまま東京へ戻り自宅へ帰る途中、
山手線に乗り換える時等にホームや電車内で「物凄い違和感!」を持つようになったのは。
「うわっ!人間が全然違う!」「なんだこのピリピリした居心地の悪さは?」なんてね。
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でも自分の居場所はここなんだよな~。ここで頑張るしか無いんだよね~と自宅の在る高円寺へ。(この街は少しだけヌルい!)
東京でも多少の人情みたいなものと出くわした過去の記憶は有るし、今もそれは皆無じゃないけど、
北海道のそれと比べてみると、やっぱり当たり前と濃さが違う。
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なんであんなにも人と人の間の垣根が無いんだろう?(← 善し悪しは付きまとうけど)都会に居ると、時代が流れたのか?
はたまた自分が変わったのか?
と廻ります。
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古池 雅彦
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エンちゃん。その感じ、わかるなぁ。
もちろん函館の人にだってへなまずるいのや、どうもこうもなんないのがいるはずだけどね。
全般に受ける印象はなんともいえぬあったかさだよね。
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若い頃、それが重たくて逃げるように東京に来たってのもあるんだけど、今となるとやっぱりイイね。イェーイ!
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コイケ エンタ
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今では「たまに帰るだけのヨソ者」になっちゃって、自分にとてはふる里でも、実際は旅行者(やって来て帰っていく人)みたいな、(自分の普段・日常には)無いものねだりな視点になっちゃうからね~。
そこでずっと暮らして居る人は、こじれちゃってると凄いのも解ったうえでの話しだよね。
...まぁ、それはともかく。親不孝息子としては、今はメチャクチャに帰りたい気分!
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古池 雅彦
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「ヨソモンのブルース」って歌、昔つくりました。
故郷であって暮らしの場ではない。おいらここではヨソモンさ。みたいな歌。
親不孝息子って点では人後に落ちない僕です。
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故郷を半分捨てるような気持ちで飛び出して…。
過去とのつながりを意識的に断ち切った時代もありました。
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だからこそなおさら今、函館が大切で…。

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