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2021.02.05

【紅い花】

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平成3年、ちあきなおみ現段階での最後のシングルCDだそうです。
この後昭和の歌謡曲をカバーした録音を残し、翌平成4年に歌手活動を休止し、今に至ってています。
 
「紅い花」を聴き込めば聴き込むほど感じることがあります。
この歌にはちあきなおみの歌唱のエッセンスが詰め込まれていると。
 
昭和63年に出した「紅とんぼ」が芝居的要素=表現力の1枚だとすると、「紅い花」はちあきなおみの歌唱力の集大成のように思います。
 
力を抜き、さらっと歌っている。
でも決して軽く感じない。むしろ秘められた濃厚感が漂っている。
 
ちあきなおみの歌唱技術の素晴らしさのひとつは語尾の処理の仕方にあるように思います。
 
音符の長さを丁寧に丁寧に最後まで伸ばして歌いきる。
しかも一本調子に伸ばすのではなく、徐々に弱めていき(デクレッシェンド)最後はすっと消えていく。
このすっと消える音にならない部分も体内の圧は持続したまま、次のフレーズにつなげていく。
 
かと思うと音を伸ばさずポンっと音を摘み取るところもある。
それもバツッと切るのではなくポンと丸く切るから余韻を感じさせる。(バツッだのポンだのと抽象的な書き方ですがこういう表現しか思いつきません)
 
発音の仕方も喉に引っかけたり、口腔で響かせたり、鼻腔に抜いたりと多彩。
それに伴ってビブラートも口腔だったり、鼻腔だったり。
 
このビブラートがまた実に気持ちいい。
演歌歌手のような「あぁあぁあぁ」という大きなビブラートではなく、ごく自然に音をゆらす程度。
 
静かで、ゆったりとした、大きな山場のない(サビでぐぁーっと盛り上げることのない)「紅い花」。
こういう歌だからこそ真に歌唱力が問われるんだろなと感じます。
 
やはりこの歌がちあきなおみの歌唱の集大成ではないかなあ。
 
  ハードル高い!!
 
お客様からもこの歌が聴きたいとのリクエストがあり、目下鋭意勉強中。
自分の中に落とし込めるところまでいけるか?
 
  ハードル高い。。。

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