旧・ぶどうの木のママさん
「おーるどたいむ de ライブ」に、「ぶどうの木」のママさんが来てくださいました。ここ1年、毎回足を運んでくださいます。
「ぶどうの木」は30代半ば~40代半ばのおよそ10年間、レギュラーでライブをやっていたライブハウスです。
この10年は僕にとってとても大切な時でした。
ソロの歌い手として独り立ちさせてもらったのもここ。
2時間の枠を演じきる力をつけさせてもらったのもここ。
少しずつステップアップして、今の自分のスタイルの基礎を作ったのが「ぶどうの木」でした。
若いころの僕の歌やステージをつぶさに知っているママさんです。
(もちろんひどい演奏や、ひとりよがりな一面など恥ずかしい部分もね)
残念ながら「ぶどうの木」は20年前に店を閉めました。
当時のレギュラー陣の多くは越谷アビーロードに演奏の場を求めました。
僕は自力ライブの道を探りました。それはやがて「街角ライブ」へとつながり、現在にいたっています。
「ぶどうの木」のママさんの面前で演奏することは、うれしくも緊張します。
20年の歳月を経て、多少は大人になった自分をお見せしたいという気持ち。
そして若気のいたりで突っ走った時代の思い出。
いろんな思いが交錯します。
でも、「若気のいたり」というひとつの原点を思い起こし、
「初心忘るべからず」という戒めになっているのも事実。
僕が長いこと歌い続けてこられたのは、こういう方々に見守られてきたからなんでしょうね。
ソロの歌い手はけっこう孤独なものです。
ややもすると自分を客観視できなくなることもあります。
歌う意識を維持することが難しいこともあります。
そんな時に尻を叩いてくれたり、見守ってくれる方々に支えられてきました。
「ぶどうの木」のママさんはそんなお一人なのです。
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