古池=コイケの由来は愛知県にあった!
子供のころから気になっていました。
なんで古池をコイケと読むんだろうか、と。
初めてお会いする方からはフルイケさんとかコチさん、フルチさんとよばれることもけっこうありました。
古い池ですよ。
蛙飛び込む水の音
ぽっちゃーんの
コイケです
そう訂正することもしばしば。
そのたびに怪訝そうな顔で「小池でないんだ」と言われます。
たしかに「コイケ」というとほとんどは「小池」さんですもんね。
(オバQもラーメンの小池さんだった)
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ご先祖さまは愛知県だとは聞かされていました。
父が亡くなる数年前に、両親のお供をして愛知県知多半島を訪ねたこともあります。そこで初めて内地の従兄弟とつながることができました。
でもそれは祖母の方のつながり。
祖父の出身、すなわち古池の由来はわからずじまいでした。
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生前、母は過去帳を作っていました。
読んでいてわかったのは、祖父は愛知県江南市古知野町で生まれたことでした。
三男だった祖父は家督をつぐ立場ではなかった。
そのためか明治37年に分家し、北海道に移り住んでいます。
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古知野町に絞り込んで調べた結果、由来がやっとわかりました。
コチノ(古知野)は戦国時代、すでにそうよばれていたようです。別表記では「古池野」や「古地野」。
どうやら古知野の「古」を使って小池さんが古池に改姓したようです。(むむ、ややっこしい(°°;)
古知野に古くから住む小池さんが、新しくやって来た「大池」さんに対して改姓したとの伝があるとか。
新入りのくせに大池なんざぁ生意気だ。
こちとら古くから住む古池だぁっ!
てなあんばいで改姓したんでしょうかね。
愛知県の他に兵庫や岐阜にも古くから「古池」姓はあるようです。
でも祖父の生まれを考えると、僕の名字は愛知県江南市古知野に発するようです。
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明日の「おーるどたいむ de ライブ」では『離郷・望郷』にまつわる歌を取りそろえました。
津軽海峡を渡って19の春、北海道から内地にやって来た自分。
内地に暮らしながら故郷を思う自分。
そんな視点が中心になっています。
祖父母は逆に同じ19歳で愛知県を捨てて離郷し、北海道に骨を埋めました。
愛知県からの離郷の心境はどうだったのか、函館の地で愛知県を思うことはあったのか。
そんなことがとても気になり出しました。
明日のライブに直接反映することもないでしょうが、この先同じようなテーマでライブをやるときに新たな視点になるかもしれないなぁなどと思っています。
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(写真は70歳の頃の祖父と母に抱っこされている自分)
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コメント
記事を見て気になったので書き込みました。
たぶん私はあなたと親戚です。
私の本家も古知野にあります。
おそらくあなたから見て祖父、私から見て曾祖父さんが兄弟です。
江南の実家に家系図があるので、調べることは可能かと思います。
投稿: koike | 2021.06.27 23:01
koikeさん。
コメントありがとうございます。
とてもうれしいです。
我が家にある簡単な記録では曾祖父は古池興兵衛
、曾祖母はきぬとなっています。
祖父義一はその三男と記録されています。
koikeさんのおじいさんは長男・賢次さんなのか、次男の鐵太郎さんなのでしょうか。
投稿: 古池雅彦 | 2021.06.30 10:10
私が今すぐに調べられる範囲で見てみましたが、違っておりました。
期待させてすみません。
ただ、江南市には古池家が複数ありますので、そのなかでの繋がりがあるかもしれませんね。
実家に帰ったら、さらに広い家系図やお墓を見直してみます。
投稿: koike | 2021.06.30 12:40
koikeさん。
ああ、それは残念。
でも、ながぁい人の歴史の中のどこかでつながっているのかもしれませんね。
投稿: 古池雅彦 | 2021.07.04 07:27