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2020.10.12

「いが、いがぁ~」

函館シリーズ 第3弾

子供のころ、漁師のじいさんが天秤棒にタライをぶら下げ、イカを売り歩いていました。
朝上がったイカはイキが良く、安かったので夏場にはよく食卓に上がっていました。
イカを千切りにしてショウガをどっさりのせ、醤油をどっぷりかける。そいつをグチャグチャにかき混ぜて暖かいご飯に乗っけてガバッと食らう。
最高のごちそうでした。というかごちそうとも思わずごく当たり前に食べていました。今思うとなんとも贅沢な。

イカ売りじいさんのかけ声は「いが、いがぁ」。イカがなまって「イガ」と言うのが「はごだで弁」。
じいさんの潮焼けしたガラガラ声は遠くからもよく聞こえてきて、おふくろによく買いに行かされました。
そばやうどんがいっぱい40円くらいの時代、50円も出せば家族分のイカ4~5杯は買えたんでなかったかな。

他にも煮豆屋のおじさんが天秤棒担いで「まぁめぇ~」と売りに来ていました。
僕と弟は豆売りじいさんのうしろにくっついて歩き、じいさんが「まぁめぇ~」というと間髪入れずに「おばけぇ~」と囃したててました。(もちろんじいさんには「こらぁ!」と怒られましたが、おかまいなしだったようです)

イカ売りじいさんも豆売りじいさんも今はなく、「いが、いがぁ~」「まぁめぇ~」の呼び出しは軽トラの拡声器に受け継がれているようです。

忘れ得ぬ風物詩です。

 

イカ売りの風景①

イカ売りの風景②(バリバリはごだで弁が聞けます)

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