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2020.09.17

松下幸之助の言葉

どんなに悔いても
過去は変わらない。
どれほど心配したところで
未来もどうなるものでもない。
いま、現在に
最善を尽くすことである。
      松下幸之助

 

2013年の今ごろ、松下幸之助の文章を読みこんな文章を書いていた。

***************************

  あたりまえのことなんだけど、
  そのあたりまえの言葉が妙に染みいる昨今。
  時間に追われ、為さねばならぬことに追われ、
  やりたいことがやらねばならぬことに変わる。
  つまりは心も体も余裕を失う時、今が見えなくなる。
  今どころか過去も未来も見えなくなる。
  そんな時一歩踏みとどまり、
  今為しうる最善を尽くすことが
  オレにはできるだろうか。

  「いつやるか?今でしょう!」

  そんなことはよくわかってるんだ。
  わかっちゃいるけど、やりきれない。
  そんな夜は寝るに限るのかも。
  眠りに落ちていったんリセット、再起動。

  ありかもね。

***************************

転職して1年経ったころだった。
新しい仕事を覚えるのに腐心していた。
新しい仕事は長年やって来たモノ作り(印刷)とは180度違ういわばサービス業(損保)。
扱うお金の単位も桁違いだった。
印刷は銭単位。損保では平気で何十万、場合によっては数百、数千万。
にもかかわらず1円の間違いも許されない(あたりまえだが)。

新しい仕事のかたわら、音楽活動を継続することにも必死だった。

気持ちに余裕の全くない日々を過ごし、少々心が壊れかけていたかもしれない。

そんな時松下幸之助の言葉が沁みた。

  いま、現在に
  最善を尽くすことである

わかっちゃいるが、簡単なことではない。
そう思いながらも自分を追い込んでいった。

  今、今、今しかない

人生浪人の身になリ1年以上が経った。
そしてあらためて思う。
自分を縛るものがない今だからこそ、この言葉は大切だと。

 

【松下幸之助のこと】

松下幸之助には少なからず影響を受けた。
印刷技術担当としてPHPと関わらせてもらった。
PHPの品質管理の手法は厳しかった。

松下幸之助のモノ作りの考え方を基礎とした手法は、
それまであたりまえとされてきた印刷の品質管理とは相容れない部分も多々あった。


「それは無理でしょう。現実的ではない」

強い抵抗を感じつつも、PHP品質管理手法の底辺に流れる松下幸之助の考え方に共感するところがあった。
ひらたく言えば「本を手にするお客さまの満足を満たすため」の品質管理と品質保証だった。

その後の印刷に対する考え方が変わるきっかけとなった。
同時にライブに対する考え方にも大きな影響を与えられた。
松下幸之助は僕にとってはそんな人だ。

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