母と戦争 その1
NHKのアサイチを観ていた。
今日の特集は「あちこちのすずさん」。
映画「この世界のかたすみに」の主人公すずさんは映画の世界だけではなく、どこにでもいた。「あちこちのすずさん」のそれぞれの戦時中の日常を取材する特集だった。
.
若かったころの母が僕に話してくれた戦争のエピソードを急に思い出した。
.
母は大正15年(昭和元年)生まれ。娘盛りの頃のお話だ。
戦前、母には初恋の人がいて、その人との結婚話もあったようだ。
しかしその人は戦後ソ連軍に拘束されシベリアに抑留されていた。
やがて数年間の抑留から解放され無事引き上げることができた。おそらく昭和23年~25年頃の話だろう。(函館港にはあわせて30万人以上の人が引揚てきたそうだ)
函館驛まで迎えに出た母が目にしたもの。それは帰還兵たちが驛で一斉にコサックダンスを踊り出すシーンだった。そしてスターリンとソ連を礼賛する言葉だったそうだ。
| 固定リンク | 0
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 松本零士 逝く(2023.02.21)
- 【絵本の歌シリーズ】 「そつえんセブン」(2023.02.10)
- 【おひなさまのいえ】(2023.01.30)
- シャケの飯寿司(いずし)(2023.01.29)
- 赤色エレジー(2023.01.21)
コメント