「リハビリ演奏」
今度の日曜日は喫茶店JUNEで10人様限定ライブ。
まる1ヶ月半人前での演奏から遠ざかっている。
最後は富安ハゲさんとのジョイントライブ。
そこですっかり止まってしまっていた。
ライブがないとちゃんと歌うこともなかなかない。
普段なら毎週末、次から次へとライブがあるので休む暇もなく次の準備に取りかかる。
1ヶ月半、準備をなにもせぬままにライブに臨むというのは不安。
ちゃんと声がコントロールできるか、ギターとのバランスはどうかといろいろ考えてしまう。
ギターを担いで元荒川の土手に出かけた。幸い今日は暖かい。新曲を中心にじっくり歌い込んだ。
昨今コロナ禍のため外出自粛のご時世。ましてや遠くへの旅行はもってのほか。
で、汽車や船、飛行機など旅をテーマに歌おうかと思っている。
ひととおり歌い込んで一休みしていると声をかけられた。
「あのぉ、なにか歌っていただけるでしょうか」
上品そうなお若いご婦人。40代半ばくらいだろうか。
大きな帽子と黒いマスクが艶っぽい。
トイプードルを連れて散歩中とのこと。
「もちろんですよ」
二つ返事で「パフ」を。
最近聞いた富安さんの訳詞がとても気に入り、歌詞を起こしたばかり。
トイプードルの尻尾が「魔法のドラゴン・パフ」の尻尾と重なったもんで。
PP&Mのよりかなりテンポを落とし、少しはね気味にして歌ってみた。
「いい歌。なんだか泣きそうになっちゃった」
と、うれしいお言葉。
トイプードル(ショコラちゃんという13歳の老犬だそうだ)が動こうとせずじっとしていたので何曲かおしゃべりしながら歌う。
手押し車を杖代わりにしたお婆さんが二人。
遠巻きにして聴いている。
「高原列車は行く」を歌い始めると一緒に口ずさんでいる。
「リハビリ演奏」のつもりで来たんだが、ちょっとしたミニミニライブに。
「街角ライブ」ならぬ「公園ライブ」。
おかげで「ライブ勘」をちょっと取り戻せたかな。
やはり部屋にこもっていては生きた練習にはならない。
人様に聴いていただき、言葉を交わし合わなきゃ血肉にはならない。
あらためてそう感じた「リハビリ演奏」だった。
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