「運河の紅かもめ ライブ@おーるどたいむ」
小松崎健さん(ハンマーダルシマー)と浜田隆史さん(ラグタイムギター)の「運河のかもめ」にビオラの三好紅さんを加えた「運河の紅かもめ」。
アルバム「Corvus(コルウス)」をひっさげての「おーるどたいむ」ライブでした。
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ビオラによって「運河のかもめ」が補強されたと云うよりも、むしろまったく別物のユニットに生まれ変わったという印象でした。
紅(はな)さんのビオラは時にハンマーダルシマーの打音やギターつま弾きの接触音を背後から柔らかく包み込み、時に前面に躍り出て旋律の主軸になり。。。
いやぁ、心地よかったなぁ。
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でも、ずっと聴きながら思ったんです。
「運河のかもめ」との比較でビオラの音に耳が印象に強く残ったワケですが、実は心地よさの秘密はそれだけじゃないってことを。
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それぞれの楽器のバランスがとてもいいのです。
ビオラがダルシマーやギターの音を包み込むと同時に、ギターやダルシマーはビオラの音をしっかり支えている!
このバランスのすてきさが心地よさになってるんだなと思いました。
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そしてこのバランスを生音で作り出しているところがすごい。
音響装置(PA)を使えば人為的にバランスをとることもできるんでしょうがね。
「運河の紅かもめ」の編成では特にギターの音は目立たなくなりがちです。
ところが浜田さんの出す音はソロの時はしっかり出てきます。
反面伴奏の時はビオラの厚みやダルシマーの打撃音にうずもれることなく、かといって邪魔をせずに支えている。
(この点、おおいに勉強になりました。僕はノーマイクの弾き語り。歌声とギター音量のバランスをとることにいつも腐心しているもんで)
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僕はステージから一番遠いところで聴かせてもらいました。
それはノーマイクの演奏が最後尾にどのように響くかということを確かめたかったためです。
ステージから7~8メートルくらいの位置はそれぞれの楽器の音がほどよくブレンドされいいあんばいでした。もちろん音量もバッチリ。
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心地いい時間があっという間に過ぎてしまった「運河の紅かもめ」のステージ。
ライブ後の「ぐずぐず」に楽しい語らい(宴会か?)。
濃密なひとときを過ごさせていただきました。
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