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2020.03.02

「さくら」 ミツダイ

ミツダイというフォーク・デュオの「さくら」という唄が好きで、春になると毎年歌わせてもらっています。

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「さくら」は卒業する子供たちがいつの日かまた校庭の桜の木の下で集まりたいねという願いのこもった唄です。
出会いと別れをくり返していくのが人の世の常。
別れの時は人生の分岐点。
その分岐点にはかなく揺れる桜はともに過ごした日々を思い起こさせてくれます。

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  さくら さくら その花びらが
  みんなの心をつないでくれる
  さくら さくら はかなく揺れる
  いつまでも忘れないで
  僕はここにいるよ

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この歌を歌う時いつも思い出すのは三郷にあった瑞沼小学校でのコンサート。
16年前廃校になることが決まり、卒業式を前にして行われたコンサートでした。
全学年150名の生徒たちが全員集まっても体育館はがらんとしていたのを思い出します。
でも子供たちは目を輝かせながら演奏に聴き入ってくれました。
唄の途中に教えてもらった瑞沼小学校の校歌を挟んで歌ったりしながら1時間程のコンサートはとても温かかでした。
春の風に揺られながらひらひらと舞い散る花びらが印象に残っています。

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「少子高齢化」という言葉が実感されたコンサートでもありました。
僕の卒業した函館市立青柳小学校も谷地頭小学校と統合されました。
潮見中学校も統廃合の末青柳中学校に。
函館市立東高校は道立北高校と統合され函館高校に。
転校した室蘭東高校も清水が丘高校と統合され東翔高校に変わりました。
歌い慣れた校歌は今ではもう歌われることもなくなったと聞きます。
瑞沼小学校の統廃合も児童数減少の結果でしょう。

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単に人口バランスが崩れて「高齢化社会」になったというだけではありません。
児童数の絶対的減少と高齢者数の絶対的増大の結果であることを考えるとなんとも言えない気分になります。

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あの日卒業した最後の卒業生も今ではもう28歳くらいかな。
いい若者に育ってることでしょう。
おーい、みんな。達者でやってるかーぃ!

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今年は暖冬の影響で桜の開花もかなり早い模様。
もうそろそろ「さくら」を歌いたいなあ。

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「さくら」 ダウンロード - e38195e3818fe3828920efbc88e3839fe38384e38380e382a4efbc89.docx

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