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2020.02.29

「みんなで歌おう・弾こうフォークソング」

 

今月最後は同年代の歌声音楽会で〆まりました。
いつものメンバーに加えてお二方が初参加。

2月最終日で気候も春めいてきたので春の歌特集でスタート。
季節の歌はいわば様子うかがい。
その日の歌後音楽会がどんな感じでどんな方向へ進んでいくのかを占うには季節の歌が持ってこい。
歌と歌の合間におしゃべりが始まり、おしゃべりの中から次の歌がなんとなく決まっていきます。

今回は井上陽水の大特集となりました。
これまで陽水の歌はあまり歌われなかったのが意外。
新しい方が参加されると、選曲にも変化が出て面白いものです。

この方は先週の「おーるどたいむライブ」に初めて来てくださり、お気に召したご様子。
ライブではオーディエンスとして聴く側にまわります。
でも歌声音楽会では自分も歌える(演奏できる)。
そしてみんなで歌える。
そんな楽しさを満喫していただけたようです。
水先案内人としてほっとしました。
そして刺激を頂戴しました。

通常のライブと歌声音楽会は音楽の楽しみの表裏をなしていることをあらためて感じました。

次回は3月29日(日)14:00~17:00の予定です。

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2020.02.28

「夢」

一昨日見た夢がいまだに頭の中をぐるぐるまわっています。

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小さなアパートの一室。
学生のころ住んでいた石井荘の4畳半に似ている。

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  石井壮は貧乏学生時代暮らしていたアパート。
  4畳半の部屋が6室だけ。
  風呂などなく、共同トイレの学生アパート。
  ここに高校の同級生、大学の同期生、
  弟、浪人中の予備校生。
  そしてデパートの売り子のお姉さんが暮らしていた。
  皆金欠病。
  それぞれのあり合わせで飯を作り一緒に食べていた。
  それぞれの友人が自由に出入りし、自由に交流し
  酒を酌み交わしていた。
  「わが青春の石井荘」だ。

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幅半軒の小さな調理場で僕は何かを作っている。
大鍋でごろりとした肉や野菜をコトコト煮込んでいる。
醤油味だろうか、デミグラスソースなのか。
煮汁の色は濃い茶色でとろりとしている。

部屋には誰かがいるが、それが誰かはわからない。
男なのか女なのかもわからない。

やわらかく煮える。
小鍋に移して部屋から出る。
1軒ほどの狭い廊下を挟んで向かいの部屋に届ける。
はずみで肉の塊を2切れ、廊下にこぼす。
それを拾い上げ流水で洗い、小鍋に戻して再度火にかける。
誰も何もとがめない。

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向かいの部屋の薄い扉を開ける。
小さな部屋の真ん中には炬燵が置いてある。
扉を背にして座っているのはエンタだ。
ふりかえることもなく函館訛りで僕を迎え入れる。

部屋の中にはエンタの友人が数人。
ギターやウクレレを弾きながら歌っている。

エンタは相変わらずふりかえらずに僕を紹介する。

  これ、まさ坊。
  歌も歌うが料理もなかなかなもんだ。
  廊下に落とした肉もうまいことごまかして食わせる。

友人たちの笑い声。
そして歌声。

♪ It's only paper moon....
突然「東京ブギウギ」のサビにつながっていく.....
そしてまたPaper moon。

そこだけが何度も何度もくりかえされる。
エンタはこたつの天板とグラスを使ってフォービートを刻んでいる。

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そこで目が覚めました。

以来頭の中をPaper moonと東京ブギウギのメドレーがずっとまわり続けています。

これはライブでやってみれっていうエンタからのメッセージかしらん???

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エンタの最後の演奏風景。
2014年6月。場所は高円寺・ジロキチ。
ワンナイト再結成した「レイジー・キム・ブルースバンド」でドラムをたたいた。
数曲で力尽き、たしか松本照夫さんに交代したと思う。
この後病状が悪化し、翌2月23日に旅立った。63歳だった。
幼いころから一緒に育ったイトコだ。中学生の僕にギターの手ほどきをしてくれた兄貴分だった

 

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2020.02.25

2020年3月 ライブ・コンサート予定

03月08日(日) 喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ 

時 間  15:00~17:00
場 所  喫茶店JUNE(tea room ジュン)

★昭和の香り漂う喫茶店。
 昭和を彷彿とさせる歌の数々。
 通常営業中のライブです。
 珈琲や食事をしながら日曜の昼下がりをまったりとお過ごしください。
 そんなひとときのお供にMartin古池の歌をどうぞ。

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03月14日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

★越谷の台所で歌います。
 「街角ライブ」の雰囲気をお楽しみください

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03月20日(金) お好み焼きの三貴ライブ

時 間  20:30~23:00
場 所  お好み焼きの三貴
      東武スカイツリーライン 新越谷 東口
      武蔵野線 南越谷 南口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★通常営業中のライブです。
 お酒と食事のお供にMartin古池の歌をお楽しみください。

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03月22日(日) 富安秀行+Martin古池 ジョイントコンサート 

時 間  15:00
場 所  Live cafe おーるどたいむ
      東武スカイツリーライン 北越谷 東口 徒歩10分
出演   富安秀行(ハゲさん) : Martin古池
木戸銭  ¥2000(他にご注文をお願いいたします)

全国津々浦々を行脚する「歌う幸せ行商人」 富安秀行と
越谷に根をおろし歌う「街角の歌芸人」 Martin古池
同年代の二人の初ジョイントコンサート
同じ時代を歌と共に生きてきた二人が「おーるどたいむ」で交差する。

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03月  日(  ) 喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会 

★日程調整中

時 間  17:00~19:00
場 所  喫茶店JUNE(tea room ジュン)

たそがれ時の喫茶店JUNE。
身体にしみこんだ昭和の歌の数々を参加される方みんなで歌うひとときを。
Martin古池が水先案内人を務めさせていただきます。

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03月28日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

★越谷の台所で歌います。
 「街角ライブ」の雰囲気をお楽しみください

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03月29日(日) みんなで歌おう・弾こうフォークソング

 

時 間  14:00~17:00
場 所  Live cafe おーるどたいむ
      東武スカイツリーライン 北越谷 東口 徒歩10分

 

 ★体にしみこむフォークソングを中心に歌う歌声音楽会。
 参加される方々のおしゃべりが生命線(?)の井戸端音楽会でもあります。
 Martin古池は水先案内人を務めさせていただきます。

 

 

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「おーるどたいむ de ライブ 2020冬の陣」

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今回も和気あいあいとやらせていただきました。

新型コロナウィルスの流行でお運びがどうかなと思っていました。が、お馴染み様を中心ににぎやかに開催することができました。

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今回は1部いつものように「季節の歌シリーズ」。
長年歌ってきた冬の唄を中心に構成しました。
毎年少しずつアレンジを変えて30年以上も大切に歌ってきた歌の数々。
ギター伴奏の音数がどんどん少なくなり、よりシンプルになってきています。

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今回も僕の若き日を知る「ライブハウス ぶどうの木」の春子ママが来てくださいました。

  昔よりもしっとりとして、情感が出てきわね
  情景が目に浮かぶゎ

と、お褒めの言葉にほっと一安心。
30~40代のころと65歳の今とでは同じ歌でも見えるものは変わっているわけで、
多少なりともそれは歌に反映されているものととらえさせていただきました。

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2部は新曲を中心に構成しました。
以前からリクエストを頂戴しながらなかなか手が付けられなかった歌。
そしてここ最近出会った歌を軸に展開しました。

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個人的なことでいうと
ちょうどこの日はイトコのエンタの5回目の命日。
子供のころ函館山の麓で兄弟のように育ってきたエンタ。
僕にギター弾き語りの道を示唆してくれた兄貴分でした。

加えて母が亡くなりまもなく1年。

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2部のストーリーはそんなことをテーマに反映させました。
なので追悼的な色彩の強い歌を中心にした内容です。
そんな内容を新曲を中心にゆるいストーリーでつないでいきます。

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最も気を配ったのは個人的なことをいかに客観的に位置付けて一般化するかということでした。
なにしろお客様はエンタのことも僕の母のことも知らないわけです。
僕という媒介を通して間接的に触れるのみです。
一方で誰しも大切な人との別れがあります。
僕の個人的なストーリーを通して、そこに普遍的なテーマとして感じてもらえるかどうかがとても大切。

その意味で何年も前からおーるどたいむの玲子ママから頂戴していたリクエスト、「人生の扉」は大きな意味を持っていたと思います。
人生の扉を一つずつ開けながら年を重ねていく中には当然「さらば愛しきもの」(「感謝」)が想定されているわけですから。

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加藤和彦・きたやまおさむの「感謝」~竹内まりあの「人生の扉」の流れに2部のテーマを凝縮させました。
この2曲には玲子ママにティーン・ホイッスルとハンマーダルシマーでサポートをしていただけたのもありがたかったです。

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最期に来月、3月22日(日)にやる富安秀行さんとのジョイント・ライブのご案内コーナーを設けました。
日本全国・津々浦々を行脚する「歌う幸せ行商人」・富安ハゲさん。
地元、越谷・草加に根を下ろし歌う「街角の歌芸人」・Martin古池。
立ち位置は違えど、歌を通して「音も達」との関りを大切にする二人によるジョイントライブ。
ぜひとも「おーるどたいむ」に集う方々にもぜひ聴いていただきたくて。
富安ハゲさんの名曲「Moonbow」を歌わせていただきました。

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エンディングは「この街で」~「街」。
そして「勝手にアンコール」は「さよならが云えない」。
いつものように椋野マスターのフィドルと玲子ママのハンマーダルシマーでサポートしていただきながらにぎやかに終えることができました。

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いつも足を運んでいただき一緒に歌っていただく皆様。
初めて来てくださった方々のあったかい視線。
ありがたかったです。

やりたい放題のわがままライブを受け止めてくださるおーるどたいむのマスター、ママさん。
ありがとうございます。

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次回「春の陣」は5月ごろにできればいいなと思っています。

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《ライブ記録》

1部

・ビターを持った渡り鳥

・函館物語

・雪

・恋人たちのペイブメント

・雪化粧

・外は白い雪の夜

・さようなら

・根雪

・冬の終わり

・大空と大地の中で

 

2部

・ケンとメリー~愛は風のように

・君に捧げるラブソング

・僕の星まで

・母のお墓

・感謝(~悲しくてやりきれない)

・人生の扉

・夢

・Moonbow

・この街で

・街

・さよならが云えない

 

★使用ギター Martin ドレッドノート オールマホガニー

★音響 : 生声+生ギターをステージの反響を利用

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2020.02.23

【お知らせ】 おーるどたいむ de ライブ 2020 冬の陣

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本日午後2時から「おーるどたいむ de ライブ 2020 冬の陣」をさせていただきます。
季節ごとにやっている歌とおしゃべりのライブ。

2月とはいえおだやかな陽ざしの本日
お散歩がてら、ふらりとお運びいただければ幸いです。

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時間  14:00~
場所  Live cafe おーるどたいむ
     東武スカイツリーライン 北越谷駅 東口 徒歩10分
     048-971-1812
     https://oldtimemk.exblog.jp/
出演  Martin古池
木戸銭 ¥1000(他にご注文もお願いいたします)

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2020.02.19

歌い初めライブ 2020

今年の歌い初めライブはにぎにぎしく終了できました。

「Live in 清津峡」のメンバーたちが年に一度集まって歌う「歌い初めライブ」。

レギュラーメンバーの隊長・しばちゃん、若武者・つかさ、そしてMartin古池。

今回は加えて中川しんちゃんが初出演。

若者、おっさん、じいさんまで幅広い年齢層による競演でとても楽しい演奏会になりました。

お客様も多士済々。あったかい雰囲気を作ってくださり良かったぁ。

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サプライズがありました。

つかさのおじさん・ジェリーフィッシュのケンさんが急遽マンドリンで出演。

つかさが初めて「Live in 清津峡」に参加したのは中学生だったころ。以降10年ほどギターとキャンプ友達でした。

それがおととし一緒に「おーるどたいむ」でライブをやった時、つかさはなんとケンさんの甥っ子であることが判明。ケンさんは「おーるどたいむ」でもおなじみのベテランマンドリン弾き。

それとはつゆ知らず10年もつき合ってきたわけで。

今回甥っ子の演奏を観に(手ぶらで)やってきたケンさん。お店のマンドリンを渡して、しかけたのは椋野マスター。

甥っ子の演奏にマンドリンを合わせるケンさんの目は優しく、嬉しそうだったなぁ。

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そんなこともあり、ライブはアットホームな雰囲気となりました。

(写真は清津の名カメラマン、雄次郎君の撮ったものも使わせてもらいました。)

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2020.02.17

【耳を盗む】


おととしの今日、「お好み焼きの三貴ライブ」をやった。
久しぶりに納得のいく「通常営業中ライブ」になり、うれしくてアップしていた。
その前の月、僕は喧騒の中で己を見失い満足のいくライブにはなっていなかった。

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「空気になること」

「共存すること」
そのために「己の存在を消すこと」

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などが当時のキーワードだった。

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昨夜、「歌い初めライブ」終了後に出演者・関係者たちと打ち上げを「お好み焼きの三貴」さんでやった。
その時話題になったのが、お好み焼き屋さんでのライブについての心得(?)だった。

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音楽演奏の環境とはおよそ無縁の通常営業中のライブ。
その難しさと面白さについて語った。
歌を聴きに来たわけではないお客様に向かって歌う逃げ場のないライブ。(演奏者にとってもお客様にとってもね)

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演奏する側にとって必要なことは、
まず何よりも己の弱気の虫と闘う勇気。
そのうえでお客様との共存を目指すこと。
そのためには己の存在を消して空気になること。

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そうしながらもお客様の「耳を盗む」ことができるか否か。
全く聞いていないように見えていても、耳はこちらを向く。
そんな状態を作り出せれば、単なるBGMではなくライブとして成立する。
これが難しさと面白さ。つまり醍醐味。

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そんな話をした。

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そしてこの記事を再読して思った。

この2年間で変わったこと。
それは「空気になってお客様との共存をはかる」を前提に「耳を盗む」ことを意識するようになったこと。
より積極的に一歩進められたように感じる。

そのきっかけになったのが2年前のこの「お好み焼きの三貴ライブ」だったように思う。
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ちなみに現在はアンプを使わず、生声・生ギターでやっている。
演奏条件は難しくなったが、生声・生ギターならではの表現方法がわかってきた。
そしてそれが「耳を盗む」ためには一役かっているように思う。
アンプによって増幅された音はややもすると押しつけになってしまう。
押しつけられた音に対し食事客の耳はそれをシャットアウトする。
それがここ数年ようやっとわかってきた。

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【2年前の記事】

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2018年2月17日

めずらしくガランとした店内。
オリンピックにやられた❔今夜の「お好み焼きの三貴ライブ」。
お客様は子連れママ友三人衆。いや小さな子供たちも三人。元気でかしましい。そして生演奏に興味津々。
なにやら話し込むアベック。二人の世界に没入中。
二人の男性は仕事の話を延々とやっている。どうやら比較的若い方が親会社で年配の方は子会社という関係のようだ。
そしてニッカーポッカと作業着で身をかためたおにいちゃんときゃぴきゃぴねえちゃんのカップル。
くわえて常連・松村くん。
店内静かなり。
演奏も音量を下げ淡々と。
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「今日は空気になろう」
そう決めて声も張らず、トークも入れずにおのれの存在を消すように歌う。
選曲は決めず思いのままに。
この1曲が全て、何十曲もの「3分間ドラマ」を積み重ね、まるで歌の玉手箱。
お好み焼き屋さんでお客様と共存するのにストーリー性は不要なのかもしれない。ただ1曲勝負あるのみ。
そう考えたらストーリーやテーマに縛られない分幅が出た。
普段出番のない歌や、20年ほど前「ぶどうの木」時代にやっていたちょっとマニアックな歌や自作曲まで飛び出した。
お客様からは目立った反応はない。これでいい。
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店の中の空気になって歌うとはこういうことだ。
ステージ席からは聴いていないようで聞いているのが手に取るように分かる。
ママ友三人衆も子会社のおじさんもチラチラこちらに視線を投げてくる。
子供たちはもっとストレート。
一番面白かったのはニッカーポッカのお兄ちゃん。にこりともせず、無論拍手など一切せずにじっとこちらをにらむように見つめている。
この視線は「うるせえ‼️やめろ‼️」というものではなく、じっくり聴いているもの。
お兄ちゃん、帰りがけに初めてニッと笑いかけてくれた。
子会社のおじさんも帰りがけに声をかけてくれる。
「よかったよぉ❗」
多分親会社の若いのに遠慮してたんだろう。
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「これまで十数年、ここで古池さんの歌を聴いてきたけど、今日が一番良かったよ。
騒音の中で四苦八苦しながら何とかする古池さんもいいけどね。
なにしろ自然だった。
1曲、1曲の説得力が一番あったよ」
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常連のMartin古池評論家、松村くんからはうれしい一言。
彼はこの13年、通いつめてくれた。僕のいいところも、良くないところも全て体感している。
「評論家」だけあって、耳に痛いこともつつみかくさず僕にぶつけてくる。
この一言は嬉しかった。
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先月は喧騒の中で自分を見失い、失敗した。
今月は納得のいく「お好み焼きの三貴ライブ」となった。

 

 

 

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2020.02.15

【さんすまいる歌声音楽会】

 

昨日に引き続き、本日も歌声音楽会。

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こちらはデイサービスで2か月ごとにやっている。
参加される方は地元のご老人たち。70代後半~80代半ばの方々。

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何年も続けていると、少しずつ顔ぶれが変わってくる。
元気そうにしていたの方が2か月のうちに特養に行かれたとか、亡くなられたということもないではない。
そして新しい方も少しずつ参加され、参加者たちは入れ替わっていく。

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今日もお二方のなじみの姿は見えなかった。
その一方、新しい方がおひとりいらした。

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こういう参加者の入れ替わりは複雑な心境になる。
できることならばずっとこの先何年も一緒に歌いたいと願うが、そうもいかないのがつらい。

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今日は30分くらいを都はるみさんの歌特集として振り分けた。
歌っているとあるおじさんが涙をためて一言。

  泣けてくるなぁ

他のご老人たちはいっせいに声をかけ、からかう。
件のおじさんは笑い飛ばされ、照れ笑い。
そんなやりとりがとても微笑ましい。

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同じ時代を生きてきた同志のような感覚なんだろうな。
お互い気遣いながらも、湿っぽくしない。
そんな「老人の智恵」がうらやましかった。

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オレもこんな年の取り方をしたいなと感じた本日のさんすまいる歌声音楽会だった。

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次回は4月18日。
季節は春だな。
芽吹きのころだな。
あ、オレの誕生日と重なった。
じいちゃん・ばあちゃんたちに祝ってもらおうか(笑)

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2020.02.14

【からたち日記】

 

明日の「喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会」用の唄本に追補作業をしている。
昭和の流行歌の数は膨大であり、とても一気には作り上げることはできない。
毎回、少しずつ追加している。

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「からたち日記」という唄。
正直言っていままであまりピンとはこなかった。
島倉千代子さんの発声方法や歌いまわしが僕の好みとはかなり隔たりがあるためかもしれない。

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今回、初めて正面から向き合ってみた。
そしたらなんとこれがいいんだな。
まず西沢爽さんの歌詞がいい。
初恋にやぶれた乙女心の切なさがふわりと伝わってくる。

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昭和33年。
戦後の混乱がようやっと落ち着いて、「日本の明るい未来」に向かって歩みをはじめた頃の物語。
二人の間に何があったのか、ついつい妄想が膨らんでいく。
そして台詞がなんとも言えぬ風情を感じる。

  このまま別れてしまっても いいの?
  でも あの人は 
  さみしそうに目をふせて
  それから 思いきるように
  霧の中へ消えてゆきました
  さよなら  初恋
  からたちの花が散る夜でした

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遠藤実さんの旋律がまたなんとも言えずいい。
基本3拍子だが途中2拍子に変わり再び3拍子に。
多分歌詞に合わせて旋律を作ったせいなのかもしれない。
でもこの変拍子が乙女心の揺れをも表している。
そんな気がする。

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この歌詞にはこの旋律でなくてはいけないんだろうな。

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昭和のこの時代の唄はおもしろい。
古い日本と新しい日本の狭間で、微妙な感じを表してる唄がたくさんある。
興味深い唄の宝庫だね。

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からたち日記

https://www.uta-net.com/movie/13861/

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【喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会】

今回が3回目のたそがれ歌声音楽会。
あらためて歌声音楽会の難しさを感じた。

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ひとつには参加される方の年代層の乖離がある。
皆さん、熟年世代。
一口に熟年世代といっても60代後半の方もいれば70代後半の方もいる。
10年の違いでも社会体験は大きく違う。
戦中派もいれば戦後生まれ(団塊の世代)もいる。
育った生活環境も違うし、聴きおぼえた歌にも違いがある。

昔の歌謡曲の強さは広い世代に聞かれ、口ずさまれてきた点にある。だからあらかたの歌は皆さん知っている。
とはいえ、やはり10年の違いは大きい。
胸熱くなる唄はそれぞれに違う。

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「たそがれ歌声音楽会」は昭和の喫茶店で昭和の人間が昭和の唄を共に歌いながら胸熱くするというのが基本的なコンセプト。

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JUNEさんに集うみなさまは一様に優しい方々。
他の世代にも気を配りながら、和気あいあいと音楽会は進行している。

でも水先案内人として、僕はもう少しやり方を工夫する必要があると感じた。

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思えば僕がやっている「歌声音楽会」は参加者の世代がほぼ同一である。
おーるどたいむでやっている「みんなで歌おう・弾こうフォークソング」では50代後半~60代。
さんすまいる歌声音楽会は70代後半~80代。
函館の特養・旭が丘の家歌謡ショーでは80代後半~90代。
近い世代の方々で構成されているから選曲の幅も比較的狭く設定できる。

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年齢層にやや幅のある「たそがれ歌声音楽会」の場合、その分選曲に難しさがある。

現在「たそがれ歌声音楽会」用の唄本には180曲を載せている。
この先まだまだ増えていくだろう。
収められているのは主に戦後~昭和40年代の歌謡曲だ。
カバーできる曲数が増えていくことはいいが、反面今歌いたい唄を見つけ出すのは難しくなる。
唄を見つけるための羅針盤=目次の工夫はいうまでもない。

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でももっと積極的な工夫を何か考えなきゃならないと思っている。
唄の幅が広がれば広がるほど、また歌数が増えれば増えるほど「水先案内人」としてもう少し積極的な関わり方をしなければなるまい。
どんなことができるのか、次回の「たそがれ歌声音楽会」までの宿題となった。

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それにしてもひとつひとつの唄にまつわるそれぞれの方の思い出話をしながら歌いすすめるこの音楽会。
実に面白く、そして大いに勉強させられる。

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2020.02.11

ライブの選曲に仕方について

23日の「おーるどたいむ de ライブ 2020冬の陣」の選曲が決まった。
2週間前に決めるなんてのは異例の早さだ。

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これまでは候補曲がたくさんありすぎて本番直前まで決めきれなかった。
お客様の顔ぶれを見て最終的に決めてきた。

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定年退職して人生浪人を決め込んでから、ライブのアプローチが変わってきた。

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長年慣れ親しんだやり方はまず大テーマを決める。

さらに小テーマをいくつか作り、そこから見合った歌を選んできた。
「ぶどうの木ライブ」時代からこのやり方は変わらず、かれこれ30年近く続いてきた。

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それが前回の「秋の陣」あたりから、まずやりたい歌を決めてそれらを組み合わせてテーマを決めるようになっている。

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テーマありきのライブを続けてきた一因にゆとりがなかったことがある。
仕事と音楽活動の二足のわらじでは新しい歌を仕上げるのは時間的に難しかった。

だから長年の「歌の貯金」を切り崩してライブを組むしかなかった。
でもそれだけで2時間のライブを組むのには無理がある。
テーマやストーリーの中に位置づけるやり方が適当だった。

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年金暮らしの人生浪人にはお金はないが、時間はある。
これまで歌いたくても歌えなかった唄を仕込む時間的余裕が生まれた。
仕込んだ唄は歌いたい。そう思うのは自然の理というものだ。

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もう一つ、長年やりたかったことがある。
「うずもれた名曲、忘れられた佳曲を発掘したい」と言うことだ。
ずいぶん前からいろいろ試してきたけれど、時間と心に余裕がなくなかなか手がつかないでいた。
最近ようやっと少しずつだができるようになってきた。

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結果として「やりたい唄ありき」という風になってきた。
「やりたい唄」を膨らませ、他の唄と組み合わせて小テーマに作っていく。そんな風にアプローチが以前とは逆になりつつある。

新しい唄に挑戦するのは産みの苦しみがあり、なかなか大変ではある。でも反面これまで手をつけられなかったことに挑戦しているという充足感もある。

今しばらくはこのやり方を追求してみようかと思っている。

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20年ほど前からの数年間、「街角ライブ」が音楽活動の主戦場だった。
その頃書いたブログに示唆的な文章をあげているので再掲載する。

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2020.02.08

6年前の今日も「朝市コンサート」をやっていた。

6年前の今日も「朝市コンサート」だったんだ。

この時も寒く、越谷に雪が降っていた。

そして、市場でのセッティングを初めてコンデンサーマイク1本で臨んだ日だった。

当時は商売中のお店と共存するための苦肉の策だった。
なにしろラインを通したギター音量や、それに合わせたボーカル音量は大きかった。
それが商売の邪魔になると苦情があったりした頃だった。

体から出る自然な声。
生ギター から出る自然な音。
これらをほんのちょっとだけ増幅するという発想だった。
ボーカルとギターの音量バランスがいいあんばいになるポイントを探すのに腐心した頃だった。

今ではこのセッティングがすっかり定着した。

 

【以下、当時の記録 2014年2月8日】

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雪降りしきる越谷。
閑散とした市場。
前回はインフルエンザで休んだんで気合い入ってたが……。
本日のセッティングはコンデンサーマイクを1本立て、ギターの音を主に拾うようにした。
広い市場ではギターの音が吸われる。ラインで繋いでもこの閑散ではやかましい。
いっそ生声で歌い、ギターの音量だけを補った方がいいと思った。

大正解!

ボーカルの過音量を気にせず自由にのびのび歌える。
音量も過ぎれば壁を作るものだ。

本日外の雪を眺めながら冬歌を。
雪見歌ってのもオツなもんだ。

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La Stanza ファイナル・オープンマイク

La stanzaのファイナル・オープンマイクに出演させてもらった。
お店は今月いっぱいで13年の幕を閉じるとのこと。
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初めてここで歌ったのは、10年ほど前。らんぶりんまっくさんのステージに乱入し、一緒にテネシーワルツをやった時だと記憶している。
その後佐藤龍一さんとのツーマンライブをさせてもらったり、亡きツー吉さんのチャリティー音楽会に出演したりした。
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僕の家からは片道2時間半ほどかかるのでめったには来られなかった。
でもアットホームなお店の雰囲気は好きだった。
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今回は出演者が多く、15分の枠だった。
まっくさんも来られるとのことだったので、また一緒にやろうと思っていた。
お互いに手の内を感じあってるからぶっつけ本番でもイケると思っていた。
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1曲目は以前にも一緒にやった「僕の星から」。
5年前に旅立ったイトコ・エンタの歌だ。
横浜在住の別のイトコ・ヒデ坊も来てくれたのでちょうど良かった。
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2曲目は「感謝」。亡きツー吉さんが好きだった歌のひとつだ。
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そして3曲目は富安秀行さんの「Moonbow」。
3月に富安さんと一緒にライブをやる予定だ。
まっくさんもその時来てくれるとのことなので、この歌を急遽選んだ。
下打ち合わせも、準備も事前の音合わせもなしのぶっつけ本番。
お互いに読み合いながら、感じ合いながら音を重ねる。
スリリングで楽しい15分だった。
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武蔵さんやゼファーさんとの再会もうれしかった。
初めてお会いする方々ともいい会話をさせてもらった。
そして訪ねてきてくれたひで坊との再会、うれしかった。
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こんないい場所、いい空間が無くなるのは残念だ。
さびしいね。

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底冷えの「朝市コンサート」

風はのれんをばたばたなかせ
丼につかまりながらすする拉麺。
疲れたんで油揚の肉詰めを追加。

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寒かった今日の「朝市コンサート」。
久しぶりに底冷え。
足元から冷気が上がってくるは、ストロークをくりかえす指先はかじかむは。

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気管支の不調の「後遺症」はいまだ残っている。
突如として気管支の中で暴れ、声がかすれる。
ごまかしながら歌い続けたけど、気持ちいいもんではない。

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前半は知名度の高い昭和の流行歌を中心に進める。
歌いなれたはずの歌だがどうも本調子ではない。

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後半に入り、新曲のオンパレード。
23日の「おーるどたいむライブ」でやる予定のものだ。
このうち何曲かは初めて人様の前で歌う歌。
この間自宅にこもり徹底的に歌い込んだ歌達だ。
でも、練習と人様の前で歌うのとではまったく別物。
声の出し方とギターのバランスにちょっと戸惑った。
でもまあ、なんとかいいあんばいに納めることができた。
この先ライブ本番まで3~4回は人様の前で歌うチャンスがある。
歌を鍛えなきゃね。

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ライブを終え撤収しているときお客様に声をかけていただいた。
70がらみのおじさんとその娘。
娘さんは40過ぎくらいかな。
おじさんは杖をつき、娘の肩を借りてそろそろと歩いている。

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  寒いのにいつもご苦労さんだね

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これだけの一言が嬉しい。

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このおじさん、10年ほど前は元気に市場を闊歩していた。
姿が見えなくなったなと思っていたら、1年ほどたって突然杖をついて登場した。娘の肩を借りて。
毎回のように買い出しに来ている。
もちろん荷物は娘さんが持っている。
もう何年もそれが続いている。

カタツムリのような歩みだが、
市場の活気に触れることはおじさんにとって大切なリハビリなんだろうな。

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そんなことを思いながら、本日の「朝市コンサート」は終了。

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2020.02.03

【喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ】

 

エイぼんが1年半ぶりに帰ってきた。
諸事情で音楽活動から離れていたとのこと。

 

彼女とは10年近く、JUNEさんを中心に演奏活動を共にしてきた同志。
元気そうな顔を見られてうれしかった。

マスターはじめ長年の常連のTさんも喜んでくれる。

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さかんにエイぼんに歌ってくれとせがむTさん。
しばらく歌っていないから無理だと固辞するエイぼん。

そんなやりとりを横目に、僕は以前一緒に歌っていた歌の譜面を準備。
はじめて一緒に歌った「ひとりぼっちの部屋」。
そして僕らのハーモニーの集大成とも言える「星の砂」。
共に何度となく歌ったヤツだ。
実はこの2曲、エイぼんがいつ復帰しても大丈夫なように普段から歌いながら暖めてきたもの。

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2部の途中、彼女のコーナーを作った。
歌い出しこそちょっと不安げだったけど、以前と変わらぬ達者な歌を聞かせてくれる。
僕のギターも冴える。
ハーモニーにいたっては水を得た魚のごとく奔放に泳ぎまわる。
二つの声が空中で絡み合い、重なりあう。
お客様も息を飲むように注視傾聴してくれる。

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なんの打ち合わせや音合わせもせずに歌いきれた。

かつての積み重ねが今なお生きていたということだろう。
うれしかった。

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エイぼんとの突然のコラボはライブに花を添えてくれた。
お客様のリクエストもあり、GS中心に昭和の流行歌オンパレードだった。

ちょっと単調になりかけていた。
エイぼんコーナーをきっかけに舵をカントリーソングに切ることができた。
普段より多めにカントリーをじっくり歌う。

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最後はいつものように「テネシーワルツ」~「カントリーロード」。
皆様一緒に口ずさんでくれる。

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海図のない2時間半に及ぶいきあたりばったりの歌の旅。
帰るところに帰りつき無事終了。

気がつくと今回も定刻より30分オーバーの長旅になった。

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次回は3月8日(日)の予定。
(時間未定)

 

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