「風と共に去りぬ」
「風と共に去りぬ」
南北戦争の時代、南部の名家の没落と這い上がりの様子を背景に男と女の愛憎が描かれている。
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高校生のころ父に連れられて室蘭の映画館へ観に行った。
たしか途中で休憩が入るほどの3時間半の超大作。
高校生の僕はアメリカの歴史などちんぷんかんぷん。
ただスケールの大きさに驚いた。
そして途中で寝落ちてしまった。
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記憶に残ったのはビビアン・リーの目を見張る(怖いほどの)美しさ。
クラーク・ゲイブルの男くさいスケベ顔。
そして火事のシーンの炎や燃える夕陽の赤だった。
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いつかはちゃんと見直そうとずっと思っていた。
45年を経て止まっていた時計をやっと回すことができた。
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多少はアメリカの歴史も分かっている。
南北戦争や奴隷制度、宗教的倫理観もね。
高校生のころには到底わからなかったことが多少なりとも理解できるようになった。
南北戦争に翻弄される男と女に感情移入しながら見入っていた。
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1939年の作品ということだから総天然色映画のはしりのころだろうか。
撮影の仕方が光と影を意識するモノクロ的な感じが強い。
そこに鮮やかな色。
やはり色の印象の強烈な映画だった。
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