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2020.01.06

「喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ」 2020年1月

 

お正月のライブはお客様はお二人のみ。
常連さんは皆さん用事のため本日は来られないとのご連絡あり。
お客様は若いカップル。互いに資料や手帳を取り出してなにやら大真面目に打ち合わせ中。
邪魔をしてはいけないと思い、歌もギターも抑え気味でBGM的に歌い進める。

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昨年末から風邪がいっこうに治らず、咳が止らず難儀している。
今日も咳込むようであれば演奏は難しいと思っていた。
可能な限り喉を使わず、抑えめの歌唱で乗り切るしかないと思っていた。
だからBGM的な演奏は願ったり叶ったりだった。

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ところがあれ不思議。
演奏が始まった途端、ひどかった咳がピタリと収まってしまった。
とはいえ3週間近くも咳とくしゃみをしてきたのだから、喉にはかなり負担がかかっている。
発声には細心の注意を払った。
声を抑えた結果、歌がへなちょこになることだけは避けたい。
生歌だからへなちょこな発声をするとすぐばれる。
音量は出せなくとも音圧だけはしっかりと出したい。
その一心だった。

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声(空気)が喉を通過する前は体内でできるだけ圧縮する。
喉をできるだけ広げ、空気の接触を少なくすることを心がける。
口から発声すると喉への接触が多くなるようだ。
だから喉を通過した後は口ではなく鼻腔内で反響させながら発声する。

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そんなイメージを意識しながら歌う。
イメージだから実際どのようなメカニズムで発声しているかは定かではない。
でもいつもとはまったく違った歌い方になったのは確かだ。(善し悪しは別として)
歌いながら腹筋が痛くなったのは久しぶりのことだ。

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BGM的な演奏に終始したので、自分のペースで歌えた。
それが幸いしたかもしれない。
いつものようなお客さんとキャッチボールをしながらの演奏だと、どうしても力はかかる。
発声をコントロールをするのはなかなか難しくなる。

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件のお二人がお帰りになったので、少々早かったが4時半過ぎにライブを終了した。
ギターも譜面台もすべて撤収し、マスター・純さんとおしゃべりをしていると突然扉が開く。
常連のTさんが息を切らして入ってくる。
いつもの憎まれ口をたたきながら

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  用事が終わって、自転車こいで飛んできたよ
  最後の5分くらいは聴けるかなって思ってさ
  どうせマーチンさんは5時ちょうどには終わらないでしょ

  マスター! ビール大瓶!!

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これは何曲かでも歌わなきゃTさんに申し訳ない。
ってんで、ギターを再び取り出して歌い始める。
アルコールがまわり始めたか、Tさんのボルテージは上がっていく。
僕も長時間抑えて歌い切れた安心感から調子が上がっていく。
これに途中から来られた若いお客さんのリクエストが何曲か入ったりする。
「放課後」演奏は次から次へ。
気がつくと時間は6時前。
マスターが僕の喉を気遣って、6時までと区切ってくれた。

最後はTさんいつものアンコール。
「テネシー・ワルツ」と「カントリー・ロード」

最後の最後、「カントリー・ロード」で声を思い切り張る。

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本日唯一100%の音量だ。
問題なく歌いきることができてほっとする。

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年の初めは絶不調のライブでスタートを切った。
でも不調な時なりの演奏を、手抜きなしでやることができたことはうれしい。
おそらくこの先もしばしば加齢による不都合と向き合うこととなるだろう。
そんな時でも今できる最大限の演奏を心がけなきゃならないな。
そう思いつつ「喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ」の幕を閉じた。

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