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2020.01.28

「When You Kneel At Mother's Grave」(母のお墓)

https://youtu.be/iR_3cfEx200

 

高石ともやさんが「母のお墓」と訳し、ナターシャセブンの「ヒットエンドラン」というアルバムに収められている。
発売当時はあまりピンとこなかった。
なにしろ40年近くも前のことで、母はまだ若くピンピンしていた。

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10年ほど前に坂庭しょうごさんが歌っているのを聴いた。
なんとも言えぬ思いに胸が熱くなった。
父の死後ひとり札幌で暮らしていた母は衰えはじめ、
故郷・函館の老人ホーム・旭が丘の家に入居していた。
いつの日かこの歌を歌う日が来るのだろうとぼんやり思いはじめていた。

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昨年3月、母は天に召された。
母の死を受け止めつつも、いまだ実感を伴っていない。
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今朝、早起きをした。
まだ暗い窓の外は冷たい雨に煙っていた。
もし雪が積もっていたら、新雪の上を歩こうと思っていた。

ベランダから雨にぬれる路面を眺めながら、ふと思い出した。

20年ほど前、東京に大雪が降った。
交通は麻痺し職場のある小石川から越谷まで夜道を歩いた。
およそ25キロ。何時間かかったろうか。
湿った雪が降りしきり、足跡を消していった。
裏道を選んで歩いた。
人にも車にもほとんど出会うことはなかった。
やっと隣町にたどりついた安堵感から、人気のない公園でワンカップ大関の蓋を開けた。
気分は高揚していた。
札幌の母に電話をし、叫んだ。

「雪の上を何時間も歩いてる。
 俺は今でもちゃんと雪の上を歩ける。
 間違いなく、俺は道産子だ!」

母はあきれた声で言った。

 「あんた、はんかくさいんでないの」
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「母のお墓」の元歌はBill Cliftonの「When You Kneel At Mother's Grave」。
ともやさんの訳詞(作詞?)は秀逸だと思う。
しょうごさんの歌はますます胸にしみる。
やっと、この唄を
歌えるような気がした。
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   母のお墓に花をかざって
   ありし日のやさしさを
   胸深く想いだす

   僕らの話 ほほえみながら
   いつも聞いていましたね
   あなたの若い頃の話を
   もっと聞いておきたかった

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