トミ藤山 ライブ@はっぽん
久しぶりのトミさんはやはりすごかった。
なにがすごいかって、ステージにかける熱量だ。
鬼気迫る執念がほとばしってくる。
しかもそれをオーディエンスに感じさせない気遣い。
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今回僕はステージ袖に位置する「かぶりつき」の席。
まさに目と鼻の先で凝視、勉強させていただいた。
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技術的なことでいえば、ピッキングの確かさにあらためて驚ろかされた。
どんなに速いパッセージでもピックは弦に対して常に平に当てている。角度が常に一定している。
強く弾いても、柔らかく弾いてもそれは変わらない。
ピックを弦に安定して正対させるということは、僕の現在の課題。
それだけに弦に対するアタックの確かさにすっかり魅了されてしまった。
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そしてなによりステージングの妙。
歌はもちろん素晴らしい。
ギターの演奏も書いたとおりだ。
矢継ぎ早のマシンガン・トークも健在。
これらが渾然一体となって客席を魅了し、巻き込んでいく。
とても自然にこれらが一体化している。
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多分それは「トミ藤山」という存在感によって生み出されているような気がする。
トミさんがステージの上にいるだけでえも言われぬオーラがにじみ出てくる。
そのオーラにくるまれたステージがオーディエンスを魅了するのだろう。
お客さんは単にトミさんのカントリーソングを聴きに行くということだけではなく、
「トミ藤山のオーラ」に包まれに足を運んでいるということなのかもしれない。
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それはまさに僕がめざすライブの姿だ。
いつの日か「Martin古池のオーラ」が漂うステージをできるようになりたい。
そう思いながら帰路についた。
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