みんなで歌おう・弾こうフォークソング at おーるどたいむ
冷たい雨が降り続く。
玲子ママさんと「今日は皆さん来られないかもね」と話ながら様子をうかがう。
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Tさんが雨ガッパを着込んでやってくる。
雨の中を自転車にのって5キロの道のりを来てくれたという。さすがは普段から体を鍛えているだけある。
ありがたくも頭が下がる思いだ。
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ママさんを含めて3人の「和」で歌声音楽会は始まる。
今日は徹底的にTさん好みの歌をやることにする。
Tさんの高校生の頃によく聴いていたフォークソングからスタート。
チェリッシュや吉田拓郎がお好きだったとのこと。
僕とは1才違いの同世代。当然聴いていた歌はかぶっている。
それぞれの思い出話もまじえつつ、おしゃべりにも花が咲く。
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1曲毎に当時の時代背景を加味しつつ、歌詞を解析し解釈を加えていく。
歌ごとにかける時間と中身の密度が高い。
さながら歌に見る時代考証。
「歌は世につれ、世は歌につれ」を体感する音楽会だ。
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加えて歌のアレンジやコード使いについても私見を加えていく。
この歌のここにクリシェを使ったり、ディミニッシュコードを1つ入れるだけで曲調が変わる。おしゃれになるとか、アンニュイな感じになるとかやりながら実演していく。
さながらフーテナニーだ。
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こじんまりと、しっとりとした時間がゆっくり流れる。
2部は高校生の頃のアイドル歌手の歌をいろいろとやる。
天地真理から始まりシンシア・南沙織、小柳ルミ子へと続く。
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最後はお約束の「街」。
3人でしっとりと歌うこの歌もまたいいものだ。
「いつものにぎやかな「歌声音楽会」もいいけど、
今日みたいのもいいですね」
そう言い残して、Tさんは雨の中に消えていった。
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いいひとときだった。
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