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2019.10.14

第1回 喫茶店JUNE  たそがれ歌声音楽会

 

10名のお客様が来てくださった。
「日曜昼下がりライブ」の常連さんに加え、はじめてお合いする方も何名かいらした。
全員が僕よりもややご年配の方。60代後半~70代半ばといったところ。
つまり「歌声喫茶」全盛の1960年代に青春時代を過ごされた方々だ。
「みんなで歌う」ということに親しんでこられた方々。
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その頃僕はまだ思春期だった。
「歌声喫茶」の全盛期を直接には知らない。
後に何度も「歌声喫茶」に足を運んだが、違和感があった。
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「さあ、みんなで歌いましょう!」
先導者の指示のもとで歌集を見ながら歌うというスタイル。
プロテスト・社会派フォークにどっぷりつかっていた当時の僕にはどうにもなじめなかった。
初めて体験したフォークソングコンサートは函館労音での高石友也コンサートだった。
中学3年の冬だった。
コンサートでは客の側からごく自然に歌声が上がり、やがて少しずつ大合唱になっていった。
友也さんは客の唱和を喚起することがなかったが、湧き上がった歌声をさりげなくサポートしていた。
会場全体が一体になった大合唱に僕は感動した。
高校生になり「五つの赤い風船」のライブレコードを聴いた。
その中で西岡たかしさんも同じスタイルだった。(友也さんよりもやや積極的だったが)
僕はライブレコードを何度も聴き、西岡さんの「手法」を真似た。
友也さん、西岡さん共に共通しているのは会場のひとりひとりが一緒に歌いたくなるような環境作りだった。
客が一緒に歌いたいと思っている空気を察知し、さりげなくそれを引き出すということだったように思う。
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僕はソロライブ(独演会)とは別に、定期的に「歌声音楽会」をやっている。
一つは「みんなで歌おう・弾こうフォークソング at おーるどたいむ」。
これは同年代の集まりでフォークソングを中心に昭和40年代の歌謡曲などを歌うことが多い。
もう一つは「さんすまいる歌声音楽会」。
70歳後半~80歳前半くらいの先輩方が参加者だ。
昭和30年代~40年代の流行歌を歌うことが多い。
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「喫茶店JUNE たそがれ歌声音楽会」は年齢層としてはその中間に位置するように思える。
選曲は比較的対応しやすい年代だ。
問題はどんな歌をどんな手法で参加者から引き出しながら進めるかだ。
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手探り状態の初回だった。
ギター伴奏だけではなく、お店にある簡易なカラオケセットも使い多様なリクエストに対応しようとした。
でもディスプレイに流れる歌詞に合わせてギターを弾くのは困難だった。
カラオケの音を消して字面を追うのはテンポがつかめず、歌と字幕がずれてしまう。
イントロや間奏などの尺を合わせることにいたってはほとんど不可能。
カラオケを音を流してそれにギターを合わせこんでみたが、キーを探すのに時間がかかり流れが途切れてしまう。
若い頃週に1度、5年間ほど「メモリー」というカラオケスナックで伴奏をしていたことがある。
カラオケの音にギターを合わせて伴奏するという試みだった。
この時はカラオケがメインでギターがサブ。みんなで歌うというのではなくお客がひとりで歌うというものだった。
だからギターのキーあわせは比較的楽だった。
カラオケのメロディが流れている間にキーをさがし、しかるべきところからギターを合させていくことで対応していた。
「たそがれ歌声音楽会」はみんなで歌うことが主眼。「メモリー」でやっていたやり方はなじまない。
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水先案内人としては手探りで四苦八苦したけれど、お客様はそれなりに楽しんでいただけたようだった。
JUNEさんのお客様は優しく懐の深い方ばかり。
今後の進め方についても一緒に考えアドバイスを頂戴したりした。
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今後の進め方は「さんすまいる歌声音楽会」でのやり方が一番やりやすいかもしれない。
あらかじめ歌詞集を用意しておき、そこから選択していくやり方だ。
たたき台として歌詞集を用意して、回を重ねるごとに参加者のリクエスト曲を追加していく。
たたき台は「さんすまいる歌声音楽会」で使っているものを転用。
それにJUNEさんのお客様の年代、嗜好を付け加えていくのがいいかもしれない。
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「みんなで歌おう・弾こうフォークソング」のやり方もアリかも。
そのつどネットから歌詞を引っ張り出してディスプレイに表示する。
これなら多彩なリクエストにスピーディに対応できる。
この場合、ディスプレイの文字をどこまで大きくできるかだな。
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やり方、進め方は今しばらく手探りが続くと思うが、楽しみな音楽会をスタートさせることができた。

20191010june  

 

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