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2019.06.22

「朝市コンサート」 15年目の一里塚

今朝になって「朝市コンサート」が15年目に突入していたことに気がつきました。


毎年「一里塚」としてふりかえり、次の1年に向かうことにしてきました。今年は母の帰天やら自分の定年やらでばたばたしていたためか、すっかり忘れていました。


でも15年目ともなるとあらたな挑戦や抱負に思いを馳せるよりも、毎回毎回をしっかりと演奏をすること。そしてそれを積み重ねることの方がずっと大切なことのように感じています。


「お好み焼きの三貴ライブ」も今月で15年目。

どちらのライブも紆余曲折を経、長い時間をかけてやっと今のやり方に到達しました。そしてそれが安定してできるようになってきたということが「15年目の一里塚」ということでしょうか。


今日の「朝市コンサート」は初期のころによくやっていた歌を中心に演奏しました。手慣れたものもありますが、中には何年も歌っていないものもあります。


今日の楽しみは久しぶりの歌をどのように仕上げられるかということでした。

特別に意識してアレンジを変えようとは思っていませんでした。でもやはり当時とは違った仕上がりになりました。

おおむね満足いくものになったことがうれしかった。


でも中には「あれっ」てのもなくはないわけで。


ひとつはエンディングのメドレーでした。

スローテンポの3拍子の歌からアップテンポの4拍子の歌につなげるつもりでした。これがうまく切り替えられなかった。

やり直すわけにもいかず4拍子の歌をそのまま3拍子でなんとか歌いきりました。


冷や汗ものでした。

反面おもしろいなとも感じます。

4拍子の歌を3拍子にすると全く違う表情になる。

リズミカルでややアップテンポの4拍子の歌をミディアムテンポの3拍子にしたら(なっちゃったというべき)、あらまあ情感ある歌に変身。

新発見でした。新たな可能性を感じます。


かくして15年目の「朝市コンサート」は冷や汗と新発見のうちに終えることができました。


【昨年、14回目の一里塚のリンク】

【昨年、14回目の一里塚のリンク】

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2019.06.16

お好み焼きの三貴ライブ

今回の「お好み焼きの三貴ライブ」をふりかえります。


今回は音楽を通したご友人たちが何人もおいでくださいました。

それも初めての方々もいらっしゃる。

「お好み焼きの三貴ライブ」としては異例のことです。


なにしろライブと銘うってはいるけれど、通常営業の中で歌ってるわけです。主役はライブ演奏ではなく、飲み食いおしゃべりのお客様。歌を聴きにきたわけではなく、偶然そこに居合わせただけ。


演ずる僕としては彼らとの「一期一会」を大切に共存をはかりつつ歌い進めます。

2時間ほどの演奏時間に種を撒き、耕しながら芽の出るの促します。やがて花開き収穫の時を迎え、次回への種を残す。

そんなイメージでやっています。


お客様には不幸にもその場に居合わせてしまったと思われぬよう、幸運にもこの場に居合わせたと思っていただけるように歌っています。


さて、自らも演奏される友人たちがたくさんいらっしゃり、とてもうれしかった。僕のやり方を観ていただけることは喜びであり、自分にとっても学びにもなります。


一方で演奏しながら心がけたことがあります。

はしゃぐな、走るな、舞い上がるなってことです。

もって生まれた性分か、知った方々を前にするとついより楽しんでいただきたいとスイッチが入ってしまいます。

「普通のライブ」ならまったくOK。お客様は皆歌を聴きに来ていただいた方々だから。


でもここは通常営業中の演奏。度を過ぎれば「一般の」お客様には「内輪だけで盛り上がってる」と感じさせてしまいます。

そうなればライブとしては失敗。


ライブ開始前の「土壌調査」で難しさの予感がありました。

家族連れの一団。おじいさんを筆頭に、父さん、母さん、孫たちたくさん。

このじいさん、いかつい顔で頑固そう。孫たちの年頃から推し量り、年の頃70過ぎ。じいさんがこちらを向いてくれれば孫たちもなびく。(孫たちは最初から興味津々)


このじいさん果たして演歌が好きなのか、フォークソングは受け付けてくれるのか。

そう思いながら夏の流行歌(昭和40年代半ば)を繋げて様子を見ました。

真赤な太陽~恋のバカンス~天使の誘惑等々。

昭和歌謡の強さは多くの世代の体にしみこんでいること。普遍性があります。(ド演歌はまたちょっと違うけどね)


悪い反応じゃない。

最初は少々苦虫つぶしていたじいさんも、もんじゃをつつきながらこちらをチラチラ。


初来店の友人たちはフォークソング世代。

彼ら向けにそろりそろりとフォークに舵を切ります。


友人たちもいい案配でノッテきました。拍手、手拍子、かけ声。


気がつくとじいさんの唇が歌に合わせてもぞもぞ動いてる。

最初はお好み焼きを噛んでいるのかなって思ってました。

が、違う❗

明らかにそれは歌詞を追う唇の動き。

やがて目が合い、ニヤリと笑います。(おっかない顔はそのままに目だけが柔和)


ここで一気に舵を切り、フォークソングコーナーに突入します。

最後は『落陽』で一気に盛り上げ、1部は終了。


2部はフォークソングで始まりカントリーソングもまじえたアラカルト。


終幕は星の歌3題。

『星のフラメンコ』

『僕の星から』

『見上げてごらん夜の星を』


最後は静かに静かに締めくくりました。

20時~23時の長い旅路。


終わるころにはとっぷりと夜も更けていました。

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2019.06.02

2019年06月 ライブ・コンサート予定

06月01日(土) さんすまいる歌声音楽会

時 間  10:00~11:00
場 所  デイサービス さんすまいる

★人生の先達たちと歌とおしゃべりで過ごす井戸端音楽会。

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06月02日(日) 喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ

時 間  15:00~17:00
場 所  tea room ジュン(喫茶店JUNE)
      東武スカイツリーライン 獨協大学前 東口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★昭和の香り漂う喫茶店で、
 昭和を彷彿とさせる歌の数々をお楽しみください。

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06月08日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

★越谷の台所で歌います。
 「街角ライブ」の雰囲気をお楽しみください

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06月14日(金) お好み焼きの三貴ライブ

時 間  20:00~23:00
場 所  お好み焼きの三貴
      東武スカイツリーライン 新越谷 東口
      武蔵野線 南越谷 南口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★通常営業中のライブです。
 お酒と食事のお供にMartin古池の歌をお楽しみください。

★今月は都合により第2金曜日となります。

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06月22日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

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06月30日(日) みんなで歌おう・弾こうフォークソング

時 間  14:00~17:00
場 所  Live cafe おーるどたいむ
      東武スカイツリーライン 北越谷 東口 徒歩10分

★体にしみこむフォークソングを中心に歌う歌声音楽会。
 参加される方々のおしゃべりが生命線(?)の井戸端音楽会でもあります。
 Martin古池は水先案内人を務めさせていただきます。

 

 

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