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2018.02.07

雑感 オープンマイクに参加して

先日友人が主催するオープンマイクに参加した。

音楽好きが7~8人参加し、一人2曲ずつ弾き語っては交代するというものだった。

僕はこれまでオープンマイクに参加したことがあまりなかった。

自分のライブスタイルとはかなり違うため、参加することにためらいを感じてきたからだ。

僕のほとんどのライブはテーマやストーリーに沿って歌やトークを組み込んでいくスタイルだ。

事前の準備で起承転結をイメージし、本番では場に合わせて自由に崩していく。崩しはするが最後は「結」に結びつけていく。

1ステージはほぼ1時間ほど。これを1本もしくは2本やるのが普通だ。

30年ほど前からこんなやり方が僕のスタイルだった。

正直オープンマイクをなめてかかっていた。

ところがいざ参加してみると、この2曲を選べない。選んでもどう歌えばよいか戸惑ってしまったのだ。

2曲ではストーリーが組めない。起承転結で組むには4曲は必要。脈絡なく2曲を重ねるという発想が僕には希薄だった。

他の参加者たちは歌と歌の連関に気を配ることもなく、自由に好きな歌を歌っている。

僕にはその自由さを持ち合わせなかった。

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レコードに例えるとオープンマイクの2曲はEPレコード。A面、B面あるにせよ1曲ごとの勝負。

一方僕のはLPアルバムのコンセプト版。キメの歌もあればつなぎの歌もある。

オープンマイクで感じた戸惑いはつなぎの歌を入れる余地のない窮屈さだったように思う。

けれども視点を変えると、
EPレコード=オープンマイクでは「この1曲にすべてをかける」という意気込み、強い思いが問われるということなんだろうと思う。

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「歌は3分間のドラマ」とは昔から云われることだ。

1曲に込められた起承転結を歌いきることの大切さは言うまでもないことだ。

自分もそれは意識し心がけてきたことではある。

しかしながらオープンマイクで戸惑いを感じてしまったことからして、「1曲にかける」という意気込みに欠けていたような気がしてならない。

自分のスタイルに固執し、それに慣れ親しんでしまった結果、いつのまにか甘さが生まれてしまったような気がしている。

長年やってきたスタイルを変えることはこの先無いと思う。それは心血注いで築いてきたものだからさらに精度を高め、深めていくしかないと思う。

けれど一方で「1曲にかける」という意気込みのようなものも同様に鍛えていかなければならない。

それを思い出させてもらったオープンマイクだった。

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