アウトプットとインプット
ここ数年アウトプットを意識的に減らしている。
自らを露出することより、1人で内に籠る方がより自然に感じているからだ。
以前はアウトプットしながら、同時にそれがインプットにつながっていると思えていた。
仕事をしながら年間で大小100本近くもライブをやっていた。ライブに次ぐライブを重ねることで得たものの大きさははかりしれない。「場数を踏む」というヤツだ。
しかしそのやり方は徐々になじまなくなってきた。ライブを重ねて得るものより、すりへることの方が多くなった。多分知らずのうちに自分を見失いがちになっていたんだと思う。
還暦を迎える頃からライブの数を減らし、レギュラーライブを中心に絞りこんできた。
その結果一つ一つのライブの質が上がってきたように思える。
数あるライブの中のひとつではなく、これしかないライブという風に意識が変わってきたんだろう。
数あるライブの中のひとつではなく、これしかないライブという風に意識が変わってきたんだろう。
一方でライブの数を減らし、その変わりにインプット=稽古にまわしているかといえば、必ずしもそういうことでもない。
むしろぼんやりしたり、ギターと(目標もなく)戯れている時間が多くなっている。
インプットしているわけではないので技術が大きく向上したとはいえない。
むしろぼんやりギタ―と戯れながら、これまでため込んできたものが発酵するのをを待っているような気がする。
いつかふたたび怒濤のようにライブをやる日が来るかもしれない。(来ないかもしれないが)
もしかしたらその日のために、発酵を待っているのかもしれない。
今はギターをぼんやり弾いているのがなにしろ楽しい。
今しばらくはそんなやり方に身を委ねようと思う。
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