今年1年のライブ活動の指針 「起承転結」
昨年のライブ記録のデータを見ると、年間71回のステージをさせていただいている。
そのうち55%が2時間ステージ。25%が1時間ステージ。30分ステージは10%に満たなかった。
もともと単独ライブ指向が強く40代のころからその傾向は顕著だった。
その延長上に今があることを考えれば極めて自然な成り行きではある。
そんな中で今年は30分程度の短時間ステージを充実させたいと思っている。
演奏時間が短いとその中に様々なことを凝縮させることになる。
言い方を変えると不要なものをそぎ落とす必要が出てくる。
僕はどんなステージでも準備段階で起承転結を考慮している。
それはたとえ15分でも、2時間の長尺であっても変わりない。
長尺ステージの場合は遊びがあるので道草、寄り道をしながら最終的には「結」に持ってくることができる。
これは極めて楽しいステージである。反面ちょっと間違えると冗長になってしまう。(幸い最近そういうことは少なくなってはいるが)
起承転結のしっかりしたミニステージを増やして余分なものをそぎ落とすトレーニングは必要なことだと感じている。
「起承転結」がしっかりしていれば流れの中で「序破急」も活きてくるように思う。
今の自分のやっているライブで短時間物は極めて少ない。
そんな中で比較的自由に組み立てることのできる「朝市コンサート」などの構成を工夫してみるのも一手だと思う。
例えば現状の1時間2本勝負から30分4本勝負に分割してみるのもいいかもしれない。
4つの起承転結で2時間を構成するやり方だ。
当面はそれぞれに連関を持たせることは難しいかもしれない。
でもいずれ4つの小ストーリーや小テーマ自体が「起承転結」になっているという風になれば楽しいだろうな。
どこまでやれるかはわからないが今年の目標は
「起承転結」を強く意識すること、
そのために余分なものをそぎ落とすこととしよう。
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