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2016.12.02

デイサービス・さんすまいる歌声音楽会の宿題

次回のデイサービス「さんすまいる歌声音楽会」が来週にせまった。
宿題を2曲もらっている。
橋幸夫の「潮来笠」、そして東海林太郎の「赤城の子守唄」。
子供の頃鼻歌まじりに口ずさんでいた歌ではあるが、人様の前で歌ったことはただの一度もなかった。

「さんすまいる歌声音楽会」ではご老人たちから宿題をいただき、それを2か月かけて勉強させていただくということが普通になっている。...
そのほとんどは僕も共有できる歌ではあるが、時にはなかなか接点が見つからず苦労する歌もある。(「さざんかの宿」や「奥飛騨慕情」などは自分の感覚の中にはない歌で今もって苦労している)

今回いただいたお題の「赤城の子守唄」もそのひとつ。
むろんメロディは知っている。直立不動で歌う東海林太郎さんの姿もブラウン管を通して知っている。
しかし自分の生活実感の中にはない歌で、それを人様に歌うなんてことは考えもしなかった。

あらためて歌詞を音読で読みこんでいる。
五七調の四行詩が見事にメロディラインに乗っている。

「ぼうや」は国定忠治に裏切り者として殺された勘助の遺児・勘太郎。
実際に手をかけた板割の浅太郎が唄っているのか。
勘助の裏切りが実は国定忠治を守るためだったと知った忠治親分が逃亡の旅の中で勘太郎を育てながら歌ったものなのか。
昔観た映画のシーンを思い起こしながらあれこれ想像している。
(僕が一番好きなのは落ちぶれた忠治親分を訪ねる座頭市の映画だった)

東海林太郎についての興味深い文章を見つけたのでリンクを貼った。

東海林さんの歌に対する姿勢のすさまじさには教えられるところが多い。
東海林太郎の動画を見るといつも思い出すのは故・古池義一じいさん。
明治男の気骨にどこどなく共通のものを感じている。

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