2016年の〆 「朝市コンサート」
2016年、〆の「朝市コンサート」。
いい感じでおさめることができた。
年末にもかかわらず人の出が多いとは言えなかった。
その分落ち着いた選曲を中心にじっくり歌うことができた。
ありがたかったのは、足を止め聴いてくださるお客様が途切れなかったこと。
人数こそ少ないのだが、たえず誰かしら聴いてくださる。
おなじみさんはもちろんだけど、年末の買い出しに初めて市場に足を運んだという感じの方も多い。
ひとりでもお客さんがいると中断するわけにいかない。
1部は90分ぶっ通しで歌う。
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今年の「朝市コンサート」はギブソン・ギターの出番が多かった。(J35、J16)
だだっ広い市場の中ではマーチン・ギターよりもギブソンの芯のある硬めの音がマッチするようだ。
奏法もフィンガーピッキングよりもフラットピッキングを多用することが多かった。
シンプルなストロークと変則的なカーター・ファミリーピッキングの組わせが市場ではベストマッチのように思える。
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2部は「おーるどたいむ」の友人、藤田さんのリクエストで「青い瞳のステラ 1962年夏」からスタートした。
少しブルースフィーリングを強め、徐々にR&Bっぽくしていくアレンジ。テンポはやや抑えめから始め徐々に上げていく。やがて8ビートの「テネシーワルツ」になだれ込んでいき、最後はぐっとテンポを落としワルツに。
このアレンジにしたのは2部はカントリーソングを中心に〆ようと思っていたから。
ありがたいことに松本さんも顔を出してくれた。
加えて年配のおじさんがじっくり腰を据えて聴いてくれる。
さらに若い夫婦がもの珍しそうな顔で最後までつきあってくれた。
アップテンポの歌やヨーデルも入れたかったのでトミ藤山さんのカバー曲が多くなった。
「Lonly Together」
最近Eのフォームでちょこっとブルースフィーリングを感じるようなアレンジを試している。(以前はGでやっていた)
EからFに転調し日本語詩になるところからリズムパターンを少し変えて変化をつけている。
「Good Morning Sunshine」
2ビートでリズミカルにちょっとはねるリズムパターンを意識する。
早朝ではあったがヨーデルもいい感じで歌えた。(声が裏に返るところは朝だとなかなか出しづらい)
リズムに乗って歌えたかな。
2016年最後の1曲は「Take Me Home Country Road」
今年は故郷・函館に帰ることが多かった。
年齢を重ねるごとに「故郷に帰りたい」という気持ちが強くなる。
そんな気持ちを込めスローテンポで歌い始め、アップテンポに転じて歌いぬけた。
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コンサートを終え、松本さんと市場のラーメン屋さんへ。
鳥出汁のラーメンスープが温かくやさしい。
1年間無事勤め上げることができた安心感か、疲れがどっと出た。
それは気持ちのいい疲労感だった。
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