歌声音楽会 デイサービス「さんすまいるコンサート」
2か月のごぶさたでした。
今日も来ました、Martin古池。
歌は世につれ、世は歌につれ。
あの頃の、あの歌を
今日もご一緒に歌いませう
こんなご挨拶でスタートする「さんすまいるコンサート」。
毎回心待ちにしてくださる、往年の大先輩方。
しわくちゃ顔をますますしわくちゃに。
まるで女子高生のように嬉々としてはしゃぐばあちゃんたち。
往年のプレイボーイの片鱗を覗かせるじいちゃんたち。
昭和の歌謡曲を中心にした歌声音楽会として、すっかり定着した。
今回が12回目だそうだ。もうまる2年になる勘定だ。
ここでは歌とおしゃべりが渾然一体となった、いい空間。
おしゃべりの流れによって何曲かはきっちり聴いていただくが、ほとんどがみんなで一緒に歌う音楽会。
じいちゃん、ばあちゃんたちとスイングアウト。
1時間ちょいのコンサートだけど、けっこう中味のつまった濃厚な音楽会だ。
2ヶ月毎のコンサートを心待ちにしてるのは、実は自分もそうだった。
あらためてそう感じることができた。
次回は6月。
昭和40年代の歌謡曲を特集することになった。
ああ、たのしみだ。
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「歌声音楽会」とよぶのがこのコンサートには似合っているような気がする。
2年前、コンサートを始めたころは「Martin古池の歌謡ショー」だった。
ご老人たちと自分が共有できる、時代が重なるところの歌をピックアップしてショー仕立てで歌っていた。
そのうちリクエストされた歌も歌うようになる。
回を重ねるとともにリクエスト曲の方が増えていく。
皆さんも一緒に口ずさむようになる。
このころスタッフさんのご尽力で、これまで歌ってきた歌の「歌集」ができた。
僕の歌に合わせて口ずさむところからさらに一歩進んで、歌集を見ながら一緒に歌うようになった。
歌集は毎回少しずつ更新されていった。
歌のキーもご老人たちに合わせて少しずつ変えていった。
「参加型」のコンサートが定着するにつれ、「おしゃべり」が大切な要素になっていった。
僕とご老人たちのおしゃべり。ご老人同士のおしゃべり。
それは同心円を描くように広がり、共有されていく。
そのおしゃべりを受ける形で次の歌につながっていく。
もしかしたら理想的な「井戸端ライブ」の形になっているのかもしれない。
「井戸端ライブ」の根幹にあるのはライブの主役はそこに集まったすべての人ということだ。
お客さんも演者もおしゃべりを重ねながら進んでいく「井戸端ライブ」が僕の理想。
演者である自分は「水先案内人」。
さんすまいるコンサートは回を重ねるうちにそんな風になってきている。
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実は、「おーるどたいむ」で始めている「みんなで歌おうフォークソング」という企画の目指す形は「さんすまいるコンサート」。
参加者とおしゃべりを積み重ねながらみんなで歌う「井戸端ライブ」の同年代版とでもいうか。
まだ3回めだが、少しずつそんな形になり始めている。
人生の先輩方との井戸端ライブ。
同年代との井戸端ライブ。
この二つの「歌声音楽会」が定着していくのは、想像するだけで楽しいなぁ。
でい
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