南林間 La stanza でライブ
南林間・La stanza。
越谷の自宅からから電車で2時間半。
埼玉県から東京都を突き抜けて神奈川県への長い道のりはちょっとした遠足気分だった。
初めての町。
初めてのお店。
初めてのお客さん。
初めての共演者。
普段地元・越谷を中心にワンマン・ソロライブをやっている自分にとっては、普段とは違う環境で歌うことは楽しみだった。
同時にちょっとした緊張感を覚えていた。
共演の佐藤龍一さんは2歳年長の職業音楽家。
メジャーデビューした後、長い年月世界中を放浪していたという特異の経歴の持ち主。
強烈な個性とオリジナル曲を聴かせてくれるとはうかがっていた。
どんなステージを展開するのかとても楽しみだった。
反面、自分のステージがはたして通用するものかどうか不安も感じていた。
まったく勝手の違う初めての環境で、海のものとも山のものとも分からぬであろうおっさんにお客さんは反応してくれるだろうか。はたして「井戸端ライブ」に持ち込むことはできるのものか。
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1部はMartin古池が務めた。
来たこともない街に来て 来たことがあるような気がしたの
ただそれだけのことなのに その日はとてもいい日です
あったこともない人に会い あったことがあるような気がしたの
ただそれだけのことなのに その日はとてもいい日です
ただそれだけのさすらいの ただそれだけの めぐりあい
ただそれだけの人生の ただそれだけの めぐりあい
ごあいさつがわりの「めぐりあい」。
昔、あちこちに歌いに出かけて歌っていた頃によく歌っていた。
何年ぶりかで歌い、「可愛いベイビー」へとつなげる。
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今回、桜前線にまつわるおしゃべりを縦糸にした
最初の横糸は「震災と人災」。
桜前線は関東から東北へと移りさらに北上している。
原発の結果、故郷に戻れず、見事に咲いた桜並木を目にすることができない人たちのことをニュースは取り上げていた。
おりしも熊本が大地震にみまわれ、川内原発について不安を覚えていた。
(時間の関係で「港の見える丘」をカットしたのが残念だったが)
1年 3年 5年 10年 消えない毒に 人は戻れず
ふるさとの花 恋焦がれて 異郷に果てる日を待つのか
花は咲けども 花は咲けども 春を喜ぶ人はなし
毒を吐きだす 土のうえ うらめし くやしと 花は散る
気分転換にラブソングを。
「クレージーラブ」 ~ 「ミルク32」
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桜前線の話に戻し次のテーマ「親と子のきずな」に切り替えていく。
今ちょうど桜前線は岩手や青森に向かうころだろうか。
津軽海峡を渡って北海道(松前や函館)に桜が咲き始めるのは5月の連休前。
先日開通した北海道新幹線。おりしもその日に僕は函館に住む母親にひ孫の顔を見せに帰っていた。
昔は列車を乗り継ぎ、青函連絡船で海峡を渡った。
今は4時間足らずで着いてしまう。
隔世の感がある。
エンディングは「夢」でしっとりとおさめた。
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50分という時間は長いようで短い。
テーマを一つに絞るには長すぎる。2つにするにはチョイ短い。
なんとかこんとか2つのミニテーマに軟着陸できた。
まずは良しとしよう。
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2部の佐藤龍一さんのステージについては後日追記する。
(この項続く)
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