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2016.03.27

北海道新幹線

    上野初の夜行列車降りたときから
    青森駅は雪の中

北海道新幹線が先程開通した。
新青森~新函館が新幹線で結ばれた。

...

道民にとっては悲願だったかもしれない。
函館を故郷に持つ自分にとっても、帰郷の選択肢が増えたことになる。

北海道と内地をトンネルを介して繋ぐこと。
そこに新幹線を走らせる。
この思いには長い歴史がある。

発端は昭和29年の台風。
青函連絡船・洞爺丸が沈没し、多くの方が亡くなった事故だ。
(この台風で我が家の屋根が飛ばされた。生まれたばかりの僕は台風の目で一時の青空を見ながら笑っていたと聞く。。。)

昭和39年、青函トンネルを掘り始めた。
長い年月を費やした苦難の工事の末、トンネルが開通したのは昭和63年3月。

北海道が線路で内地と繋がった翌年昭和は終わった。
それからおよそ30年、やっと新幹線が通った。

ちょっとした感慨にひたりっている。
でも心の中に流れるメロディはなぜか「津軽海峡冬景色」

時間はあったが金のない若い日。
北海道と東京を僕は青函連絡船と鈍行(せいぜい急行)を乗り継いで行き来した。
20時間以上も汽車と船に揺られていた。
乗り継ぎ駅のホームで食べる駅そば、偶然乗り合わせた客と酌み交わす酒。
銅鑼の音。桟橋から静かに離れる船。
色とりどり揺れるテープの波。
やがてテープは切れる。なんとも言えぬもの悲しさ。

こんな風景が40年たった今も消えずにこびりついている。
今思うと貴重で有り難い体験だった。

昭和は遠くなりにけり。

明日函館に帰る。
飛行機でね。
長男夫婦と孫を連れて。

嗚呼…
昭和は遠くなりにけり

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